スーパーヘビー級

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スーパーヘビー級(スーパーヘビーきゅう、: super heavyweight)は、アマチュアボクシングなどの階級の1つで最重量階級である[1]

ボクシング[編集]

アマチュアボクシングでは91kg以上の階級をスーパーヘビー級と呼んでいる。

プロでは過去にマイナー団体において設置されていたが、現在はヘビー級に変わっている(旧ヘビー級はスーパークルーザー級に変更)。しかし、ボクサーの大型化が進行していくに連れて階級の細分化及びヘビー級の下限引き上げを行っていったものの、それだけでは対応しきれなくなったため、2010年に入りメジャー団体の間でスーパーヘビー級創設へ向けて話し合いが行われており、将来的に創設される可能性も出てきた[2]。2020年にWBCのみ200ポンド(90.72キロ)~224(101.60)ポンドのためのブリッジャー級を創設した[3]

総合格闘技[編集]

総合格闘技での契約ウェートは、265ポンド (120.202kg) 以上。全14階級中最重量級の階級。ネバダ州アスレチック・コミッションおよびボクシング・コミッション協会により規定されている階級である。

UFC等のメジャー団体ではスーパーヘビー級を設置していない。

キックボクシング[編集]

  • ISKAでは、100.0kg (220lbs)以上に規定されている。
  • ISKA では、95.0kg以上に規定されている。

K-1[編集]

かつてのFEG体制の旧K-1では、100.0kg以上と規定されていた。

ムエタイ[編集]

ムエタイでの契約ウェートは、209ポンド (94.801kg) 以上。全19階級中最重量級の階級。世界ムエタイ評議会により規定されている[4]

レスリング[編集]

レスリングでかつてスーパーヘビー級と呼ばれたものは、現在の120kg級に当たる。

プロレス[編集]

プロレスでは多くの団体でヘビー級を最重量級としているが、かつて存在したプロレスリングZERO-ONEの場合、巨漢レスラーが多数参戦していたため、スーパーヘビー級が設けられ、NWA世界スーパーヘビー級王座も存在した。

脚注[編集]

  1. ^ 「観戦必携/すぐわかる スポーツ用語辞典」1998年1月20日発行、発行人・中山俊介、186頁。
  2. ^ 選手の大型化…スーパーヘビー級導入か - 日刊スポーツコラム 『原功「BOX!」』 2010年2月24日
  3. ^ 最大統括団体WBC 新設のブリッジャー級って何だ? 今月中に公式ランキング発表予定も賛否”. boxingnews.jp. boxingnews.jp. 2020年11月12日閲覧。
  4. ^ 6. Age, Weight Divisions and Weigh-inWorld Muaythai Council 2020年4月3日

関連項目[編集]