ホナウド・ジャカレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。LightgrayShips2015 (会話 | 投稿記録) による 2012年5月3日 (木) 02:40個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (+Category:エスピリトサント州出身の人物)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ホナウド・ジャカレイ
基本情報
本名 ホナウド・ソウザ・ドス・サントス
(Ronaldo Souza dos Santos)
通称 ジャカレ (Jacaré)
柔術アリゲーター
キングアリゲーター
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1979-12-07) 1979年12月7日(44歳)
出身地 エスピリトサント州ヴィーラ・ヴェーリャ
所属 ブラジル・ドージョー
→ブラザ柔術
→アスレ・マナウス-エクストリーム・クートゥア
ブラック・ハウス
身長 181cm
体重 84kg
階級 ミドル級 (DREAMStrikeforce)
バックボーン ブラジリアン柔術
テーマ曲 Marginal Menestrel
(Mv Bill)
テンプレートを表示

ホナウド・"ジャカレ"・ソウザRonaldo "Jacaré" Souza、男性、1979年12月7日 - )は、ブラジルブラジリアン柔術家総合格闘家エスピリトサント州ヴィーラ・ヴェーリャ出身。ブラック・ハウス所属。元Strikeforce世界ミドル級王者。柔道黒帯。

日本ではホナウド・ジャカレイと表記されることが多く、またホナウドをロナウド、ジャカレイをジャカレと表記されるケースもある。

非常にアグレッシブな闘いをし、勝利後には自身のニックネームでもある「ジャカレ」(ポルトガル語での意味)の動きを真似たパフォーマンスを行なう。このニックネームは、彼が住み込みで練習していた道場のシンボルが鰐でいつも彼がそこにいたことに由来する。

来歴

貧困な家庭に育ち、13歳で盗みを覚え、更生のため両親にアマゾンに住む兄のもとに送られ、15歳の頃柔術を始めた。16歳になると、ジムに住み込み柔術に明け暮れ、翌年には州のチャンピオンとなった。

2001年、ブラジリアン柔術の世界大会『ムンジアル』の紫帯メジオ級と無差別級で初優勝。2002年、茶帯でメイオペサード級と無差別級を制する。2003年、『ムンジアル』と合わせて茶帯のメイオペサード級と無差別級で優勝、四冠を達成。

2003年、アブダビコンバットにも参戦、男子88kg未満級で準優勝。2005年には同階級で優勝を果たし、また無差別級でも準優勝となった。

2003年9月13日、アントニオ猪木主催のJungle Fight 1で総合格闘技デビュー。ジョルジ・パチーユ・マカコにパンチでKO負け。

2003年11月1日、ヴェルファーレで開催されたプロ柔術「DESAFIO」のメインイベントで佐藤博信と対戦し、三角絞めで一本勝ち[1]

2004年、『コパドムンド』でメイオペサード級、無差別級を制する。ムンジアル無差別級ではホジャー・グレイシー相手に肘を脱臼させられながらもタップせずにポイントで勝利、決勝に進出していたメイオペザード級の決勝は棄権となるものの三冠を達成。

2005年、『ムンジアル』のメイオペザード級、無差別級で優勝、2001年から5年連続優勝を果たした。これはブラジリアン柔術初の快挙である。

2006年11月17日、プログラップリング大会のX-MISSIONにおいてランディ・クートゥアと対戦し、本戦4分2R・延長1分2Rで決着がつかず、引き分けに終わる。

2007年1月から2月にかけて、チーム・クロコップにおいてトレーニングを行った。

DREAM

2008年4月29日、DREAM.2のミドル級トーナメント1回戦でイアン・マーフィーと対戦し、裸絞めで一本勝ち。6月15日、DREAM.4の2回戦でジェイソン・"メイヘム"・ミラーと対戦し、判定勝ち。

2008年9月23日、DREAM.6のミドル級トーナメント準決勝でゼルグ"弁慶"ガレシック腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。決勝ではゲガール・ムサシに下からの蹴り上げでKO負け。準優勝となった。

2009年5月26日、DREAM.9で行なわれたDREAMミドル級王座決定戦でジェイソン・"メイヘム"・ミラーと再戦。グラウンド状態でメイヘムのキックを頭部に受け流血し、試合はノーコンテストとなった。

2009年9月26日、アブダビコンバット2009のスーパーファイトでロバート・ドリスデールと対戦し、ポイント2-0で勝利した[2]

Strikeforce

2009年12月19日、Strikeforce初参戦となったStrikeforce: Evolutionマット・リンドランドと対戦し、肩固めで一本勝ちを収めた[3]

2010年5月15日、Strikeforce: Heavy Artilleryにてジョーイ・ヴィラセニョールと対戦。2R後半あたりからやや疲労はみせたものの、再三ヴィラセニョールをテイクダウンし、グラウンド&パウンドで封じ込め、3-0の判定勝利[4]

2010年8月21日、Strikeforce: Houstonジェイク・シールズUFCへの転戦により空位となっていたStrikeforce世界ミドル級王座を賭けてティム・ケネディと対戦。判定3-0で勝利し、第4代世界ミドル級王座を獲得した[5]

2011年1月29日、Strikeforce: Diaz vs. Cyborgで行なわれたStrikeforce世界ミドル級タイトルマッチでロビー・ローラーの挑戦を受け、チョークスリーパーによる一本勝ちを収め王座初防衛に成功した[6]

9月10日、Strikeforce: Barnett vs. Kharitonovルーク・ロックホールドとミドル級タイトルマッチで対戦。5Rを闘い抜き、0-3の判定負け[7]。王座から陥落した。

2012年3月3日、Strikeforce: Tate vs. Rouseyブリストル・マルンディと対戦し、肩固めで一本勝ち[8]

戦績

総合格闘技

総合格闘技 戦績
19 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
15 2 10 3 0 0 1
3 2 0 1 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ブリストル・マルンディ 3R 2:43 肩固め Strikeforce: Tate vs. Rousey 2012年3月3日
× ルーク・ロックホールド 5分5R終了 判定0-3 Strikeforce: Barnett vs. Kharitonov
【Strikeforce世界ミドル級タイトルマッチ】
2011年9月10日
ロビー・ローラー 3R 2:00 チョークスリーパー Strikeforce: Diaz vs. Cyborg
【Strikeforce世界ミドル級タイトルマッチ】
2011年1月29日
ティム・ケネディ 5分5R終了 判定3-0 Strikeforce: Houston
【Strikeforce世界ミドル級王者決定戦】
2010年8月21日
ジョーイ・ヴィラセニョール 5分3R終了 判定3-0 Strikeforce: Heavy Artillery 2010年5月15日
マット・リンドランド 1R 4:18 肩固め Strikeforce: Evolution 2009年12月19日
ジェイソン・"メイヘム"・ミラー 1R 2:33 ノーコンテスト DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND
【DREAMミドル級王座決定戦】
2009年5月26日
× ゲガール・ムサシ 1R 2:15 KO(顔面の蹴り上げ) DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦
【ミドル級GP 決勝】
2008年9月23日
ゼルグ"弁慶"ガレシック 1R 1:27 腕ひしぎ十字固め DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦
【ミドル級GP 準決勝】
2008年9月23日
ジェイソン・"メイヘム"・ミラー 2R(10分/5分)終了 判定3-0 DREAM.4 ミドル級グランプリ2008 2nd Round
【ミドル級GP 2回戦】
2008年6月15日
イアン・マーフィー 1R 3:37 チョークスリーパー DREAM.2 ミドル級グランプリ2008 開幕戦
【ミドル級GP 1回戦】
2008年4月29日
ウェンデル・サントス 1R 1:40 一本 Hero's the Jungle 2007年10月13日
ジョゼ・リバマール 1R 3:28 腕ひしぎ十字固め Amazon Challenge 2007年9月29日
ビル・ヴュイック 1R TKO(ギブアップ:パウンド) Gracie Fighting Championships - EVOLUTION 2007年5月19日
ハイム・ゴザリ 1R 肩固め Jungle Fight 7 2006年12月17日
アレクセイ・プロコフィエフ 1R 2:30 三角絞め Fury Fighting Championship 1 2006年9月27日
アレキサンダー・シェレメンコ 1R 2:10 肩固め Jungle Fight 6 2006年4月29日
ビクトー・バブキア 1R 0:56 TKO(パウンド) Jungle Fight 2 2004年5月15日
× ジョルジ・パチーユ・マカコ 1R 3:13 KO(パンチ) Jungle Fight 1 2003年9月13日

グラップリング

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ロバート・ドリスデール ポイント2-0 アブダビコンバット2009【スーパーファイト】 2009年9月26日
ランディ・クートゥア 4分2R+延長1分2R終了 ドロー X-MISSION 2006年11月17日

獲得タイトル

  • 第5回アブダビコンバット 88kg未満級 準優勝(2003年)
  • ブラジリアン柔術世界選手権(ムンジアル)黒帯メイオペサード級 準優勝&アプソルート級 優勝(2004年)
  • 第6回 アブダビコンバット 88kg未満級 優勝、無差別級 準優勝(2005年)
  • ブラジリアン柔術世界選手権(ムンジアル)黒帯メイオペサード級&アブソルート級 優勝(2005年)
  • コパドムンド黒帯メイオペサード級&アブソルート級 準優勝(2005年)
  • DREAMミドル級GP 準優勝(2008年)
  • 第4代Strikeforce世界ミドル級王座(2010年)

脚注

関連項目

外部リンク

空位
前タイトル保持者
ジェイク・シールズ
第4代Strikeforce世界ミドル級王者

2010年8月21日 - 現在

次王者
N/A