コンテンツにスキップ

ホナウド・ジャカレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホナウド・ジャカレイ
基本情報
本名 ホナウド・ソウザ・ドス・サントス
(Ronaldo Souza dos Santos)
通称 ジャカレ (Jacaré)
柔術アリゲーター
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1979-12-07) 1979年12月7日(46歳)
出身地 ブラジルの旗 ブラジル
エスピリトサント州ヴィラ・ヴェーリャ
居住 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
フロリダ州オーランド
所属 ブラジル・ドージョー
→ブラザ柔術
→アスレ・マナウス-エクストリーム・クートゥア
ブラック・ハウス
身長 185cm
体重 84kg
リーチ 183cm
階級 ミドル級
バックボーン ブラジリアン柔術 (黒帯四段)
柔道 (黒帯)
ムエタイ
テーマ曲 Marginal Menestrel
(Mv Bill)
総合格闘技戦績
総試合数 37
勝ち 26
KO勝ち 5
一本勝ち 17
判定勝ち 4
敗け 10
無効試合 1
テンプレートを表示
獲得メダル
ブラジルの旗 ブラジル
男子 グラップリング
アブダビコンバット
2003 サンパウロ88kg級
2005 ロングビーチ88kg級
2005 ロングビーチ無差別級

ホナウド・ジャカレイRonaldo Jacaré1979年12月7日 - )は、ブラジル男性柔術家総合格闘家エスピリトサント州ヴィラ・ヴェーリャ出身。ブラック・ハウス所属。元Strikeforce世界ミドル級王者。ジャカレ・ソウザとも表記される

アグレッシブな闘いをし、勝利後には自身のニックネームでもある「ジャカレ」(ポルトガル語での意味)の動きを真似たパフォーマンスを行なう。このニックネームは、住み込みで練習していた道場のシンボルが鰐だったことに由来する。

来歴

[編集]

貧困なカフーゾ家庭に育ち、15歳の時に親友が射殺されるのを目撃する。この事がきっかけとなり、母親はジャカレイをマナウスに住む兄のもとに移住させた。17歳の頃ブラジリアン柔術柔道を始めると、ジムに住み込み柔術の練習に明け暮れ、直ぐに州のチャンピオンとなった。

2001年、ブラジリアン柔術の世界大会『ムンジアル』の紫帯メジオ級と無差別級で初優勝。2002年、茶帯でメイオペサード級と無差別級を制する。2003年、『ムンジアル』と合わせて茶帯のメイオペサード級と無差別級で優勝、四冠を達成。

2003年、アブダビコンバットにも参戦、男子88kg未満級で準優勝。2005年には同階級で優勝を果たし、また無差別級でも準優勝となった。

2003年9月13日、Jungle Fight 1総合格闘技デビュー。ジョルジ・パチーユ・マカコにパンチでKO負け。

2003年11月1日、日本で開催されたプロ柔術「DESAFIO」のメインイベントで佐藤博信と対戦し、三角絞めで一本勝ち[1]

2004年、『コパドムンド』でメイオペサード級、無差別級を制する。ムンジアル無差別級ではホジャー・グレイシー相手に肘を脱臼させられながらもタップせずにポイントで勝利、決勝に進出していたメイオペザード級の決勝は棄権となるものの三冠を達成。

2005年、『ムンジアル』のメイオペザード級、無差別級で優勝、2001年から5年連続優勝を果たした。これはブラジリアン柔術初の快挙である。

2006年4月29日、総合格闘技3戦目となったJungle Fight 6でアレキサンダー・シュレメンコに肩固めで一本勝ち。

2006年11月17日、プログラップリング大会のX-MISSIONにおいてランディ・クートゥアと対戦し、本戦4分2R・延長1分2Rで決着がつかず、引き分けた。

2007年1月から2月にかけて、チーム・クロコップにおいてトレーニングを行った。

DREAM

[編集]

2008年4月29日、DREAM.2のミドル級グランプリ1回戦でイアン・マーフィーと対戦し、裸絞めで1R一本勝ち。6月15日、DREAM.4の2回戦でジェイソン・"メイヘム"・ミラーと対戦し、ポジショニングで上回り3-0の判定勝ち。

2008年9月23日、DREAM.6のミドル級グランプリ準決勝でゼルグ・"弁慶"・ガレシック腕ひしぎ十字固めで1R一本勝ち。決勝ではゲガール・ムサシと対戦し、序盤にテイクダウンを奪いグラウンドへ持ち込んだものの、パウンドを放とうとした際に下からの顔面への蹴り上げで1RTKO負け。惜しくも準優勝となった。

2009年5月26日、DREAM.9で行なわれたDREAMミドル級王座決定戦でジェイソン・"メイヘム"・ミラーと再戦。反則であるサッカーボールキックを受け頭部をカットしてしまい、ノーコンテストで王座獲得に失敗した。

2009年9月26日、アブダビコンバット2009のスーパーファイトでロバート・ドリスデールと対戦し、ポイント2-0で勝利した[2]

Strikeforce

[編集]

2009年12月19日、Strikeforce初参戦となったStrikeforce: Evolutionマット・リンドランドと対戦し、肩固めで1R一本勝ちを収めた[3]

2010年5月15日、Strikeforce: Heavy Artilleryにてジョーイ・ヴィラセニョールと対戦。再三ヴィラセニョールをテイクダウンし、グラウンド&パウンドで封じ込めて、3-0の判定勝ち[4]

Strikeforce世界王座獲得

[編集]

2010年8月21日、Strikeforce: HoustonのStrikeforceミドル級王座決定戦でティム・ケネディと対戦し、3-0の5R判定勝ちを収め王座獲得に成功した[5]

2011年1月29日、Strikeforce: Diaz vs. CyborgのStrikeforce世界ミドル級タイトルマッチでロビー・ローラーと対戦し、リアネイキドチョークで3R一本勝ちを収め、王座の初防衛に成功した[6]

Strikeforce王座陥落

[編集]

2011年9月10日、Strikeforce: Barnett vs. Kharitonovルーク・ロックホールドとミドル級タイトルマッチで対戦。パンチを何度もヒットさせたものの、ロックホールドの多彩な蹴り技に終始苦戦を強いられ、0-3の5R判定負け。王座から陥落した[7]

2012年8月18日、Strikeforce: Rousey vs. Kaufmanデレク・ブランソンと対戦し、右フックでダウンを奪い、パウンドで開始41秒のKO勝ち。

UFC

[編集]

2013年5月18日、UFC初参戦となったUFC on FX 8でクリス・カモージーと対戦し、肩固めで1R一本勝ち。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2013年9月4日、UFC Fight Night: Teixeira vs. Baderでミドル級ランキング3位の岡見勇信と対戦し、右ストレートでダウンを奪い、パウンドで1RTKO勝ち。

2014年2月15日、UFC Fight Night: Machida vs. Mousasiでミドル級ランキング8位のフランシス・カーモンと対戦し、3-0の判定勝ち。

2014年9月5日、UFC Fight Night: Jacare vs. Mousasiでミドル級ランキング7位のゲガール・ムサシと再戦し、ギロチンチョークで3R一本勝ち。約6年越しのリベンジを果たし、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2015年2月28日、UFC 184でヨエル・ロメロと試合が組まれていたがジャカレイが肺炎になり欠場[8]。4月18日のUFC on FOX 15で再び試合が組まれるもロメロが足の靭帯と半月板を損傷して欠場。ジャカレイは代役のクリス・カモージーと対戦して腕ひしぎ十字固めで1R一本勝ち。同年12月12日、UFC 194でミドル級ランキング3位のヨエル・ロメロと改めて対戦し、1-2の判定負け。

2016年5月14日、UFC 198でミドル級ランキング3位のビクトー・ベウフォートと対戦し、マウントパンチで1RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2017年2月11日、UFC 208でミドル級ランキング13位のティム・ボッシュと対戦しキムラロックで1R一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2017年4月15日、UFC on FOX 24でミドル級ランキング6位のロバート・ウィテカーと対戦し、2Rに右ハイキックでぐらつき、下になったところにパウンドとエルボーを受け続けてTKO負け。

2018年1月27日、UFC on FOX 27でミドル級ランキング8位のデレク・ブランソンと5年5カ月ぶりに再戦し、右ハイキックでダウンを奪い、パウンドで1RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2018年5月12日、UFC 224でミドル級ランキング5位のケルヴィン・ガステラムと対戦。1Rはグラウンドで優位に試合を進めるも、その後はスタンドでダウンを奪われるなど盛り返され、1-2の判定負け。敗れはしたものの、ファィト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2018年11月3日、UFC 230でミドル級ランキング3位のクリス・ワイドマンと対戦。序盤から打撃戦で一進一退の攻防を繰り広げ、3Rに右フックでダウンを奪い、パウンドでKO勝ち。2試合連続のファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2019年4月27日、UFC Fight Night: Jacaré vs. Hermanssonでヨエル・ロメロと試合が組まれていたがロメロが病気で欠場したことで、代役のミドル級ランキング10位ジャック・ハーマンソンと対戦し、得意なグラウンドで圧倒されて、0-3の5R判定負け。

2019年11月16日、ライトヘビー級転向初戦となったUFC Fight Night: Błachowicz vs. Jacaréでライトヘビー級ランキング6位のヤン・ブラホヴィッチと対戦し、両者共に手数の少ない攻防となり、1-2の判定負けを喫した。ジャカレイの母国ブラジルでの開催となったが、盛り上がりに欠ける試合内容となったため、試合後には会場からブーイングが沸き起こった。

2020年12月12日、UFC 256でミドル級ランキング15位のケビン・ホランドと対戦。グラウンド状態での下からの右フックでダウンを奪われ、パウンドで1RKO負け。

2021年5月15日、UFC 262アンドレ・ムニスと対戦し、1Rに腕ひしぎ逆十字固めでキャリア初となる一本負け。

2021年5月19日、UFCからリリースされた[9]

2021年8月11日、総合格闘技からの引退を発表[10]

人物・エピソード

[編集]
  • 結婚しており、3人の子供がいる。

戦績

[編集]

総合格闘技

[編集]
総合格闘技 戦績
37 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
26 5 17 4 0 0 1
10 4 1 5 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
×アンドレ・ムニス1R 3:59 腕ひしぎ逆十字固めUFC 262: Oliveira vs. Chandler2021年5月15日
×ケビン・ホランド1R 1:45 KO(ボトムポジションからの右フック→パウンド)UFC 256: Figueiredo vs. Moreno2020年12月12日
×ヤン・ブラホヴィッチ5分5R終了 判定1-2UFC Fight Night: Błachowicz vs. Jacaré2019年11月16日
×ジャック・ハーマンソン5分5R終了 判定0-3UFC Fight Night: Jacaré vs. Hermansson2019年4月27日
クリス・ワイドマン3R 2:46 KO(右フック→パウンド)UFC 230: Cormier vs. Lewis2018年11月3日
×ケルヴィン・ガステラム5分3R終了 判定1-2UFC 224: Nunes vs. Pennington2018年5月12日
デレク・ブランソン1R 3:50 TKO(パウンド)UFC on FOX 27: Jacare vs. Brunson 22018年1月27日
×ロバート・ウィテカー2R 3:28 TKO(パウンド)UFC on FOX 24: Johnson vs. Reis2017年4月15日
ティム・ボッシュ1R 3:41 キムラロックUFC 208: Holm vs. de Randamie2017年2月11日
ビクトー・ベウフォート1R 4:38 TKO(マウントパンチ)UFC 198: Werdum vs. Miocic2016年5月14日
×ヨエル・ロメロ5分3R終了 判定1-2UFC 194: Aldo vs. McGregor2015年12月12日
クリス・カモージー1R 2:33 腕ひしぎ十字固めUFC on FOX 15: Machida vs. Rockhold2015年4月18日
ゲガール・ムサシ3R 4:30 ギロチンチョークUFC Fight Night: Jacare vs. Mousasi2014年9月5日
フランシス・カーモン5分3R終了 判定3-0UFC Fight Night: Machida vs. Mousasi2014年2月15日
岡見勇信1R 2:47 TKO(右ストレート→パウンド)UFC Fight Night: Teixeira vs. Bader2013年9月4日
クリス・カモージー1R 3:37 肩固めUFC on FX 8: Belfort vs. Rockhold2013年5月18日
エド・ハーマン1R 3:10 キムラロックStrikeforce: Marquardt vs. Saffiedine2013年1月12日
デレク・ブランソン1R 0:41 KO(右フック→パウンド)Strikeforce: Rousey vs. Kaufman2012年8月18日
ブリストル・マルンデ3R 2:43 肩固めStrikeforce: Tate vs. Rousey2012年3月3日
×ルーク・ロックホールド5分5R終了 判定0-3Strikeforce: Barnett vs. Kharitonov
【Strikeforceミドル級タイトルマッチ】
2011年9月10日
ロビー・ローラー3R 2:00 チョークスリーパーStrikeforce: Diaz vs. Cyborg
【Strikeforceミドル級タイトルマッチ】
2011年1月29日
ティム・ケネディ5分5R終了 判定3-0Strikeforce: Houston
【Strikeforceミドル級王座決定戦】
2010年8月21日
ジョーイ・ヴィラセニョール5分3R終了 判定3-0Strikeforce: Heavy Artillery2010年5月15日
マット・リンドランド1R 4:18 肩固めStrikeforce: Evolution2009年12月19日
ジェイソン・"メイヘム"・ミラー1R 2:33 ノーコンテスト(反則)DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND
【DREAMミドル級王座決定戦】
2009年5月26日
×ゲガール・ムサシ1R 2:15 TKO(蹴り上げ)DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦
【ミドル級グランプリ 決勝】
2008年9月23日
ゼルグ・"弁慶"・ガレシック1R 1:27 腕ひしぎ十字固めDREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦
【ミドル級グランプリ 準決勝】
2008年9月23日
ジェイソン・"メイヘム"・ミラー2R(10分/5分)終了 判定3-0DREAM.4 ミドル級グランプリ2008 2nd ROUND
【ミドル級グランプリ 2回戦】
2008年6月15日
イアン・マーフィー1R 3:37 チョークスリーパーDREAM.2 ミドル級グランプリ2008 開幕戦
【ミドル級グランプリ 1回戦】
2008年4月29日
ヴェンデル・サントス1R 1:40 ギブアップ(パンチ連打)Hero's the Jungle2007年10月13日
ジョゼ・リバマール1R 3:28 腕ひしぎ十字固めAmazon Challenge2007年9月29日
ビル・ヴュイック1R 1:59 ギブアップ(パンチ連打)Gracie FC: Evolution2007年5月19日
ハイム・ゴザリ1R 1:33 肩固めJungle Fight 7: Jungle Fight Europe2006年12月17日
アレクセイ・プロフォキエフ1R 2:30 三角絞めFury FC 1: Warlords Unleashed2006年9月27日
アレキサンダー・シュレメンコ1R 2:10 肩固めJungle Fight 62006年4月29日
ビクトル・バブキア1R 0:56 ギブアップ(パウンド)Jungle Fight 22004年5月15日
×ジョルジ・パチーユ・マカコ1R 3:13 KO(パンチ)Jungle Fight 12003年9月13日

プロボクシング

[編集]
プロボクシング 戦績
1 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
0 0 0 0 0 0
1 0 1 0
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
12023年4月1日6R判定0-3ビクトー・ベウフォートブラジルの旗 ブラジルプロデビュー戦
テンプレート

グラップリング

[編集]
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ロバート・ドリスデールポイント2-0ADCC 20092009年9月26日
ランディ・クートゥア4分2R+延長1分2R終了 時間切れX-MISSION2006年11月17日
カール・アモーゾ2R 三角絞めブドーチャレンジ
【87kg未満級 決勝】
2005年5月26日
マイク・ウィーバー1R 腕ひしぎ十字固めブドーチャレンジ
【87kg未満級 1回戦】
2005年5月26日

獲得タイトル

[編集]
  • 第5回アブダビコンバット 88kg未満級 準優勝(2003年)
  • 世界柔術選手権 黒帯メイオペサード級 準優勝&アプソルート級 優勝(2004年)
  • 第6回アブダビコンバット 88kg未満級 優勝、無差別級 準優勝(2005年)
  • 世界柔術選手権 黒帯メイオペサード級&アブソルート級 優勝(2005年)
  • 柔術オリンピック世界杯 黒帯メイオペサード級&アブソルート級 準優勝(2005年)
  • ブドーチャレンジ 87kg未満級 優勝(2005年)
  • 第4代Strikeforceミドル級王座(2010年)

表彰

[編集]
  • UFC ファィト・オブ・ザ・ナイト(2回)
  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(4回)
  • UFC サブミッション・オブ・ザ・ナイト(1回)

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
空位
前タイトル保持者
ジェイク・シールズ
第4代Strikeforceミドル級王者

2010年8月21日 - 2011年9月10日

次王者
ルーク・ロックホールド