ブーリン家の姉妹 (映画)
ブーリン家の姉妹 | |
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The Other Boleyn Girl | |
監督 | ジャスティン・チャドウィック |
脚本 | ピーター・モーガン |
製作 | アリソン・オーウェン |
製作総指揮 |
スコット・ルーディン デビッド・M・トンプソン |
出演者 |
ナタリー・ポートマン エリック・バナ スカーレット・ヨハンソン クリスティン・スコット・トーマス |
音楽 | ポール・カンテロン |
撮影 | キアラン・マクギガン |
編集 |
ポール・ナイト キャロル・リトルトン |
製作会社 |
レラティビティ・メディア BBCフィルムズ |
配給 |
コロンビア映画 ブロードメディア・スタジオ |
公開 |
2008年2月29日 2008年3月7日 2008年10月25日[1] |
上映時間 | 114分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 イギリス |
言語 | 英語 |
製作費 | $35,000,000[2] |
興行収入 | $68,280,091[2](世界興収) |
『ブーリン家の姉妹』(ブーリンけのしまい、原題: The Other Boleyn Girl)は、2008年公開のイギリス映画。フィリッパ・グレゴリーによる同名小説を原作としている(同原作の映像化は2003年にもBBCにてテレビ版が製作されている)。
ストーリー
16世紀のイギリスを舞台に、後にヘンリー8世の寵愛を受けることになるアン・ブーリンとその妹メアリー・ブーリンの姉妹(ただし史実においてはメアリーを姉とする説もある)を巡る歴史劇である。
キャスト
役名:俳優(ソフト版吹き替え)
- アン・ブーリン:ナタリー・ポートマン(吹替:佐古真弓)
- メアリー・ブーリン:スカーレット・ヨハンソン(吹替:加藤忍)
- ヘンリー8世:エリック・バナ(吹替:吉見一豊)
- ジョージ・ブーリン:ジム・スタージェス(吹替:藤原堅一)
- トーマス・ブーリン:マーク・ライランス(吹替:小島敏彦)
- エリザベス・ブーリン:クリスティン・スコット・トーマス(吹替:野村須磨子)
- ノーフォーク公:デヴィッド・モリッシー(吹替:内田直哉)
- ウィリアム・ケリー:ベネディクト・カンバーバッチ
- ヘンリー・パーシー:オリヴァー・コールマン
- キャサリン・オブ・アラゴン:アナ・トレント
- ウィリアム・スタッフォード:エディ・レッドメイン
- 乗り手:トム・コックス
- 医者:マイケル・スマイリー
- 侍女:モントセラト・ロイグ・ド・ピュイグ
- ジェーン・パーカー:ジュノー・テンプル
- トマス・クロムウェル:イアイン・ミッチェル
- フランシス・ウェストン:アンドリュー・ガーフィールド
- ブランドン:マーク・ルイス・ジョーン
- ジェーン・シーモア:コリーヌ・ギャロウェイ
- 王の使者:アルフィー・アレン
- 若いヘンリー:ジョゼフ・ムーア
- メアリー・タルボット:ティファニー・フレイスバーグ
- クランマー大司教:ビル・ウィィス
- 産婆:ジョアンナ・スキャンラン
- 若いキャサリン:ブローディー・ジャッジ
- 小さなヘイリー:オスカー・ネーガス
- 若いエリザベス:メイジー・スミス
- 若いアン:デイジー・ドイジ-ヒル
- 若いメアリー:キッジー・フェイゼット
- 若いジョージ:フィントン・ライリー
- メイド:エマ・ノックス
- 小さなキャサリン:ポピー・ハースト
- メアリー1世:コンスタンス・ストライド
スタッフ
- 監督:ジャスティン・チャドウィック
- 製作:アリソン・オーウェン
- 製作総指揮:スコット・ルーディン、デヴィッド・M・トンプソン
- 原作:フィリッパ・グレゴリー
- 脚本:ピーター・モーガン
- 撮影:キアラン・マクギガン
- プロダクションデザイン:ジョン=ポール・ケリー
- 衣装デザイン:サンディ・パウエル
- 編集:ポール・ナイト、キャロル・リトルトン
- 音楽:ポール・カンテロン
製作の背景
主人公となるブーリン姉妹には、アン役にナタリー・ポートマン、メアリー役にスカーレット・ヨハンソンと、若手の二大女優を配し、両者の初共演となった。ヘンリー8世役にはエリック・バナが配役された。衣装は、『恋におちたシェイクスピア』『アビエイター』でアカデミー賞を受賞したサンディ・パウエルが担当した。
撮影は2006年9月から12月の間に行われた[3]。公開は、当初2007年内を予定していたが、翌年の2月に延期し同年8月30日より約1ヶ月の追加撮影を行っている。
2008年2月15日に第58回ベルリン国際映画祭にてプレミア上映が行われた。
興行収入
2008年2月29日より、アメリカ国内1166館で封切られ、初日3日間で約820万ドルの興収を稼ぎ、その週末のランキングで4位につけた。1館辺りのアベレージでは、拡大公開(Wide release)された作品の中ではもっとも高い数値を記録している[4]。世界興収では現時点で約6800万ドルとなっている。このまずまずの成績を受け、一部報道では、原作者のグレゴリーによるアン・ブーリンの従妹のキャサリン・ハワード(彼女も後にヘンリー8世の妻となる)を主人公とした『The Boleyn Inheritance』の映画化が企画されているという話も出ている。