フェリペ・ドルゴヴィッチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Tsurugi1376 (会話 | 投稿記録) による 2022年11月29日 (火) 10:26個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎略歴)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

フェリペ・ドルゴヴィッチ
Felipe Drugovich
フェリペ・ドルゴヴィッチ(2022年)
基本情報
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
イタリアの旗 イタリア
生年月日 (2000-05-23) 2000年5月23日(24歳)
出身地 ブラジルの旗 ブラジル
パラナ州マリンガ
過去参加シリーズ
2017
2016-17
2016-18
2017-18
2018
2019
イタリア・F4選手権英語版
ADAC F4英語版
MRFチャレンジ英語版
ユーロフォーミュラ・オープン選手権英語版
インディ・プロ2000チャンピオンシップ英語版
FIA フォーミュラ3選手権英語版
選手権タイトル
2017-18
2018
2022
MRFチャレンジ英語版
ユーロフォーミュラ・オープン選手権英語版
FIA フォーミュラ2選手権英語版

フェリペ・ドルゴヴィッチ・ロンカートFelipe Drugovich Roncato, 2000年5月23日 - )は、ブラジルパラナ州マリンガ出身のオーストリア系・イタリアブラジル人のレーシングドライバー。ブラジルとイタリアの二重国籍である。

経歴

カート

マリンガで生まれたドルゴヴィッチは、ブラジルヨーロッパで数多くのカート選手権に出場し、主要なチャンピオンシップの勝利を収めた。

フォーミュラ4

ドルゴヴィッチは2016年シングルシーターカテゴリーへステップアップする。ドライバーとして「ADAC F4英語版」へ参戦した。第7戦ザントフォールト・サーキット・レース3にて初表彰台を達成する。初年度は総合12位でシーズンを終えた。翌年は、初優勝を含む7勝を挙げ、総合3位でシーズンを終えた。さらに、「イタリア・F4選手権英語版」にも参戦し、1勝と表彰台を経験した。

また、「MRFチャレンジ 英語版」に参戦し、第2戦ドバイ・オートドローム・レース2にて勝利を飾り、総合4位でシーズンを終えた。翌年も参戦し、全16レースの内10勝を挙げ、自身初となるタイトルを獲得した。

ユーロフォーミュラ・オープン2017年シーズンの最終戦カタロニア・サーキットでゲストドライバーとしてデビューし、ポールポジションを獲得した。翌年、開幕戦にも関わらず、ユーロフォーミュラ・オープンでの初勝利を収めた。全16レースの内14勝を挙げ、自身2度目のタイトルを獲得した。

FIA フォーミュラ3選手権

2018年10月にヤス・マリーナ・サーキットで行われた「GP3英語版」のオフシーズンテストへ参加。3ヶ月後、カーリン・バズ・レーシング英語版から2019年シーズンのドライバーとして参戦することが発表された。第5戦ハンガロリンク・レース1では参戦初年度ながら初入賞を記録し、総合16位でシーズンを終えた。

FIA フォーミュラ2選手権

2019年にヤス・マリーナ・サーキットで行われた「FIA フォーミュラ2選手権英語版」のオフシーズンテストへ参加し、MPモータースポーツ英語版から2020年シーズンのドライバーとして参戦することが発表された。開幕戦レッドブル・リンク・レース2で優勝を飾ると、第4戦シルバーストン・サーキットではポールを獲得、第6戦カタロニア・サーキット・レース2と第11戦バーレーン・インターナショナル・サーキット・レース1で優勝し、累計3勝を挙げた。初年度は総合9位でシーズンを終えた。

2021年シーズンはユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシング英語版から参戦。第2戦モンテカルロ市街地コース・レース1とレース3で2位と3位、最終戦ヤス・マリーナ・サーキット・レース1とレース3で2位と3位を獲得した。全24レースの内4回の表彰台があったが、優勝は1度もなかった。2年目は総合8位でシーズンを終えた。

2022年シーズンは2020年に参戦していたMPモータースポーツ英語版に戻り、参戦。第2戦ジッダ市街地コース・レース2ではポール・トゥー・ウィンを飾り、第4戦カタロニア・サーキットでは両レースで優勝を飾った。続く第5戦のモンテカルロ市街地コース・レース2では2度目のポール・トゥー・ウィンを飾り、第12戦のザントフォールト・サーキット・レース2にて3度目のポール・トゥー・ウィンを飾った。第13戦モンツァ・サーキット・レース1でリタイアだったものの、同じくチャンピオンを争っていたテオ・プルシェールがポイント圏外だったことから、2022年のF2チャンピオンとなった。

フォーミュラ1

2022年9月、アストンマーティンが新たに創設した「AMF1ドライバー開発プログラム英語版」に最初のメンバーとして加入する。

レース戦績

略歴

シリーズ チーム レース 勝利 PP FL 表彰台 ポイント 順位
2016 ADAC F4英語版 ノイハウザー・レーシング 24 0 0 0 1 79.5 12位
2016-17 MRFチャレンジ・フォーミュラ2000英語版 MRFレーシング英語版 16 1 0 0 4 167 4位
2017 ADAC F4英語版 ファン・アメルスフォールト・レーシング英語版 21 7 3 6 9 236.5 3位
イタリア・F4選手権英語版 6 1 1 1 2 0 NC
FIA F3ヨーロピアン選手権英語版 3 0 0 0 0 0 NC
ユーロフォーミュラ・オープン選手権英語版 RPモータースポーツ英語版 2 1 1 0 1 0 NC
2017-18 MRFチャレンジ・フォーミュラ2000英語版 MRFレーシング英語版 16 10 2 5 13 337 1位
2018 ユーロフォーミュラ・オープン選手権英語版 RPモータースポーツ英語版 14 10 10 16 405 1位
スペイン・F3選手権英語版 6 5 3 4 6 157 1位
プロ・マツダ選手権英語版 2 0 0 0 0 31 20位
2019 FIA F3選手権英語版 カーリン・バズ・レーシング英語版 16 0 0 0 0 8 16位
マカオグランプリ英語版 1 0 0 0 0 N/A 24位
2020 FIA F2選手権英語版 MPモータースポーツ英語版 24 3 1 1 4 121 9位
2021 ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシング英語版 21 0 0 0 4 105 8位
ポルシェ・オールスター・レース・ブラジル N/A 1 0 0 0 0 N/A 8位
2022 FIA F2選手権英語版 MPモータースポーツ英語版 26 5 4 4 9 241* 1位*
ストックカー・ブラジル英語版 イピランガ・レーシング英語版 1 0 0 0 0 0* NC
フォーミュラ1 アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム リザーブ/開発ドライバー
2023 リザーブドライバー
  •  : ゲストドライバーとして参戦したため、本戦のドライバーズランキングへポイントが加算されない。
  • * : 今シーズンの順位。(現時点)

出典