ビリー・ビショップ・トロント・シティー空港

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ビリー・ビショップ・トロント・シティー空港
Billy Bishop Toronto City Airport
IATA: YTZICAO: CYTZ
WMO: 71265
概要
空港種別公共
運営者トロント港湾公団英語版
供給都市オンタリオ州トロント
標高252 ft / 77 m
ウェブサイト
滑走路
方向 全長 表面
ft m
06/24 2,933 894×46 舗装
08/26 3,988 1,216×46 舗装
15/33 2,979 908×46 舗装
統計 (2009年/2010年)
離着陸数113,587 (2,010年)
利用者数770,000 (2,009年)
出典:Canada Flight SupplementEnvironment Canada[1]
離着陸数はStatistics Canada[2]
利用者数はAirwise[3]

ビリー・ビショップ・トロント・シティー空港(英語:Billy Bishop Toronto City Airport)は、カナダオンタリオ州トロントにある空港である。トロント・アイランド空港(Toronto Island Airport)や、かつての公称でトロント・シティーセンター空港(Toronto City Centre Airport)と呼ばれることもある。

トロント市街中心地に近く、オンタリオ湖岸のトロント島にある。ターボプロップ機を利用したコミューター路線、民間機、医療用航空などに使用されている。トロント港湾公団(Toronto Port Authority、TPA)が運営している。2009年には77万人の乗客利用があった。

1939年の開業時には「ジョージ5世港アイランド空港(Port George VI Island Airport)」と呼ばれており、1994年にはトロント・シティーセンター空港(Toronto City Centre Airport)と改称された。2009年に第一次大戦での英雄ビリー・ビショップ空軍中将にちなんでビリー・ビショップ・トロント・シティー空港と改称された。

概要

この空港はトロント島の一部にあり、トロント市街中心部から南西に位置する。東西方向の主要滑走路1本と、短い滑走路2本、飛行艇用離陸地がある。市街地の大病院に近いため医療用航空に頻繁に使用される。現在の運用規則で緊急時を除きジェット機の使用は禁止されている。空港へは専用フェリーのみでのアクセス(乗用車が乗り入れ出来ない)することになっている。

現在は主にコミューター航空会社であるポーター航空が就航しているが、エア・カナダを初め主要航空会社も乗り入れを希望し、騒音対策のため就航本数を制限されている中での運航追加が検討されている。2011年5月からはエア・カナダの就航が決定している。

航空会社

アクセス

市街地からのアクセスは、トロント港湾公団(TPA)の運航するフェリーのみで、122メートルの距離を渡るためこのフェリーは定期運行する世界最短フェリーの一つとも言われている。定員200名のマリリン・ベル1世号と、定員150名のデイヴィッド・ホーネル号が就航している。フェリー・ターミナルまではストリート・カートロント交通局バスタクシーで市街地と結ばれている。また歩行者専用トンネルの設置が論議されてきたが[5]、現在では2014年夏の開通を目指して工事が進んでいる。

脚注

  1. ^ Synoptic/Metstat Station Information”. 2011年3月17日閲覧。
  2. ^ Aircraft Movement Statistics: NAV CANADA Towers and Flight Service Stations (TP 141)”. Statcan.gc.ca. 2011年3月17日閲覧。
  3. ^ Tunnel To Toronto City Airport To Go Ahead”. Airwise (2010年7月14日). 2011年4月22日閲覧。
  4. ^ "Air Canada announces May 1 launch date for Toronto City Centre service" (Press release). Air Canada. 4 March 2011. 2011年3月7日閲覧
  5. ^ Ipsos Reid. “TPA: Tracking Study 2010”. p. 7. 2010年7月22日閲覧。

外部リンク