ネオメロドラマティック/ROLL

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ポルノグラフィティ > ネオメロドラマティック/ROLL
ネオメロドラマティック/ROLL
ポルノグラフィティシングル
初出アルバム『THUMPχ
A面
  • ネオメロドラマティック(#1)
  • ROLL(#2)
B面 プッシュプレイ (LIVE!)
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル
時間
レーベル SME Records
作詞・作曲
プロデュース 田村充義、本間昭光
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間2位オリコン[2]
  • 2005年度年間38位(オリコン)[3]
  • ポルノグラフィティ シングル 年表
    • ネオメロドラマティック/ROLL
    • (2005年)
    ミュージックビデオ (short ver.)
    テンプレートを表示

    『ネオメロドラマティック/ROLL』(ネオメロドラマティック/ロール)は、ポルノグラフィティの17作目のシングル2005年3月2日SME Recordsよりリリースされた。

    概要

    5thアルバム『THUMPχ』のリードシングルで、前作『黄昏ロマンス』から約4ヶ月ぶりのリリース。

    ポルノグラフィティ初の両A面シングルであるが、作品の紹介の際にあたってはダブルフェイスシングルと称されている[4][5]

    アルバムのリードシングルながら、初動売上は『ヴォイス』以来となる10万枚超を記録。Tama脱退後では最高の初動売上となり、『シスター』に次いで2番目の売上を記録している[6]

    収録曲

    全編曲: ak.homma, Porno Graffitti。
    #タイトル作詞作曲時間
    1.「ネオメロドラマティック」新藤晴一ak.homma
    2.「ROLL」岡野昭仁岡野昭仁
    3.プッシュプレイ (LIVE!)」新藤晴一新藤晴一
    合計時間:
    1. ネオメロドラマティック
      ダイハツ工業ムーヴカスタム」CMソング[注釈 1]
      • リズミカルなメロディにアームを多用した、エッジの効いたギターが絡むキャッチーなアップ・チューン[注釈 2][8]。サポートメンバーのnang-changは「ポルノグラフィティの本道をいってる曲」と語っている[9]
      • タイトルは「ネオ」「メロドラマ」「ドラマティック」を組み合わせた造語。新藤は「響きから付けた」と語っているほか、「今の時代にもメロドラマみたいな甘ったるい付き合い方も出来るのではないか」という思いを込めているとのこと。
      • 歌詞について、新藤は「現状に折り合いつけてそれはそれで幸せというものが『黄昏ロマンス』とかだとすれば、その真逆の折り合えていることに対しての苛立ち焦燥感っていう気持ちをここでは書いてみようと思った」と語っている[10]
      • ライヴでは2004年12月に開催した『5th Anniversary Special Live "PURPLE'S"』で初披露[9][10]。その際、岡野のタイトルコールがうまく伝わらず、「メロメロドラマティック」などと観客に伝わってしまったというエピソードがある[9]。また、同ライヴの前にレコーディングを行っていたが、「歌い回しは慣れている方が良い」という理由からライヴ後に録り直したという[10]
      • PSP用ゲームソフト『太鼓の達人 ぽ〜たぶる』(2005年8月4日発売)に演奏曲として収録された[11]
    2. ROLL
      武田食品工業C1000タケダ ビタミンレモン」CMソング[注釈 3]
      • 岡野はデビュー後に自身が制作した楽曲の中で初めて納得できると感じた作品だと語っている[12]
      • 曲自体は2003年頃に制作されたもの[10]。歌詞はタイアップが決まってから書き上げたが、曲の世界観は制作当初の時点でかなり詰めていたという[10]
      • MVは水彩画のアニメーションと屋上の実写映像によるもので、シングルのMVとしては初めてメンバーが一切出演していない[13]。監督を務めた尾小山良哉は「独り暮らしの女性がめぐりゆく季節の中で、強く生きる姿を描いた」と語っている[13]。尾小山は「C1000タケダ ビタミンレモン」のCMでも監督を務めており、同じ屋上の実写映像が登場するなどMVとCMに繋がりを持たせたという[13]
    3. プッシュプレイ (LIVE!)
      • 『5th Anniversary Special Live "PURPLE'S"』のアンコールで先行披露された新曲で、同ライヴの音源がそのまま収録された[注釈 4][9]
      • スタジオ音源は後発の5thアルバム『THUMPχ』に収録された。

    演奏参加

    Porno Graffitti

    Additional Musicians

    ネオメロドラマティック
    ROLL
    • Drums: 松永俊弥
    • Bass: 美久月千晴
    • Percussion: 三沢またろう
    • Synthesist: 飯田高広
    • E.Guitar Sound Designer: 遠藤太郎
    • All Other Instruments: ak.homma
    プッシュプレイ (LIVE!)

    収録作品

    アルバム

    ネオメロドラマティック

    ROLL

    ライヴ映像作品

    ネオメロドラマティック

    ROLL

    脚注

    注釈

    1. ^ CM放送開始直後にダイハツの携帯サイトにて着信メロディの無料プレゼントが行われた。
    2. ^ 本楽曲ではアームを多用するため、新藤はモッキンバード(B.C.Rich)やPRIME(Killer)などを使用することが多い[7]
    3. ^ 同CMにはメンバーも出演している。メンバーがCMに出演するのは2001年の「アゲハ蝶」(エフティ資生堂「ティセラ・トコナッツココナッツ」)以来である。
    4. ^ ライヴ音源を収録したことはこれまでにもあったが、スタジオ音源がリリースされていない楽曲のライヴ音源を収録するのは初めてである。これについて岡野は「ダブルフェイスシングルという自分たちのやったことない、面白い形の中に入れるものとして、今回はそれが新曲であるという試みもやってみようと」と語っている[10]

    出典

    1. ^ ゴールドディスク認定 2005年3月”. 日本レコード協会. 2019年11月4日閲覧。
    2. ^ ネオメロドラマティック/ROLL/ポルノグラフィティ”. ORICON STYLE 音楽. オリコン. 2006年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月14日閲覧。
    3. ^ シングル 年間ランキング”. ORICON STYLE ランキング. オリコン. 2005年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月14日閲覧。
    4. ^ ネオメロドラマティック/ROLL”. PornoGraffitti Official Site. Sony Music Labels. 2021年9月14日閲覧。
    5. ^ “ポルノ「ネオメロドラマティック」ビデオクリップ無料公開”. RBB TODAY (株式会社イード). (2005年3月2日). https://www.rbbtoday.com/article/2005/03/02/21304.html 2019年11月4日閲覧。 
    6. ^ ポルノグラフィティのシングル売上ランキング”. ORICON NEWS. オリコン. 2019年11月4日閲覧。
    7. ^ 以下のライヴDVD/Blu-rayで確認できる。
    8. ^ ポルノグラフィティ / ネオメロドラマティック / ROLL”. CDJournal. 株式会社シーディージャーナル. 2021年9月2日閲覧。
    9. ^ a b c d 5th Anniversary Special Live "PURPLE'S" IN TOKYO TAIIKUKAN 2004』、2005年。
    10. ^ a b c d e f 『PATi・PATi』第244巻、ソニー・マガジンズ、2005年4月、ASIN B00BY30WUA 
    11. ^ 太鼓の達人-ドンだーページ”. taiko.namco-ch.net. 2022年9月29日閲覧。
    12. ^ ポルノグラフィティ岡野昭仁のオールナイトニッポン”. www.allnightnippon.com. 2022年9月29日閲覧。
    13. ^ a b c COMPLETE CLIPS 1999-2008』 SME Records. 2009年.