ニキータ

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ニキータ
Nikita
監督 リュック・ベッソン
脚本 リュック・ベッソン
出演者 アンヌ・パリロー
音楽 エリック・セラ
撮影 ティエリー・アルボガスト
編集 オリヴィエ・モーフロイ
公開 フランスの旗 1990年2月21日
日本の旗 1991年1月26日
上映時間 115分
製作国 フランスの旗 フランス
イタリアの旗 イタリア
言語 フランス語
イタリア語
製作費 FRF 50,000,000
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ニキータ』(Nikita)は、1990年フランス映画監督リュック・ベッソン。主演のアンヌ・パリローが、政府に隷属的に雇われる暗殺者を演じた[1]

ストーリー

深夜のパリ薬局麻薬中毒の少年少女達が薬欲しさに乱入するが警官隊が到着したことによって銃撃戦となる。彼らは警官隊からの銃弾に全て倒れたかに見えたが一人残った少女が警官を射殺してしまう。警察署に連行された少女は、取調室で刑事に名前を聞かれた際に男性名の「ニキータ」と名乗り、それが彼女の呼び名となった。

ニキータに終身刑が下り、護送されて目が覚めると殺風景なベッドルームに入れられており、ボブという政府の秘密警察官を名乗る男が現れる。彼女はそれまでの自分の記録を消され、別の人間として政府に雇われた暗殺者としてここで訓練を受けて生きるか、それとも死ぬかの選択を迫られる。ニキータは反抗し逃げようとするが叶わず、暗殺者としての訓練を受けることとなる。ニキータは反抗しながらも、めきめきと頭角を現していく。

数年後、ニキータの誕生日……。ニキータはボブに街のレストランに連れて行かれ、手荒い最後の訓練を受けさせられ秘密訓練所の生活を終える。ジョゼフィーヌというコードネームと仮の職業を持たされ、街で一人暮らしすることになったニキータは、スーパーで会計の時にレジに立っていた男・マルコと恋仲になるが、それでも暗殺者としての仕事は与えられる。

ある任務で予定が狂い、その後始末と酷い顛末に憔悴して戻ったニキータに、マルコはニキータの裏の顔を知っていること、それでも愛していることを打ち明けられる。裏仕事を止めることを奨められたニキータは一人逃亡し、残ったマルコは後を追ってきたボブに、ニキータの置き土産のマイクロフィルムを渡し、ニキータの行く末を託す。

キャスト

役名 俳優 日本語吹き替え
ソフト版 日本テレビ
ニキータ アンヌ・パリロー 勝生真沙子 戸田恵子
マルコ ジャン=ユーグ・アングラード 二又一成 井上和彦
ボブ チェッキー・カリョ 玄田哲章 磯部勉
アマンド ジャンヌ・モロー 鈴木れい子 奈良岡朋子
掃除人ヴィクトル ジャン・レノ 小関一 麦人

スタッフ

作品解説

ベッソン監督はDVDのインタビューで、「『ニキータ』は僕にとって、自分を壊して飛び出した作品。僕の作品は『ニキータ』以前と『ニキータ』以後で分けられる」と語っている。この作品のヒットによって、ベッソン監督は『レオン』をハリウッドで撮ることになった。

撮影

後半で当時新型の126系メルセデスベンツ500SEL(シルバー)が登場するが、銃撃され壁を突き破る破壊シーンでは、古いローバーにベンツのパーツをかぶせたニセ車が破壊されている。このニセ車は、元々アラン・ドロンのテレビドラマのために制作され、映画用に修正を加えた。作品中は1000万以上の新車のベンツが派手に破壊されているように見えるが、実は60万円程度の予算でこの映像が実現できている。

関連作品

脚注

  1. ^ パリローはベッソン監督の当時の妻である。
  2. ^ [1]

関連項目

  • ステアーAUG - ホテルからの狙撃に使用する軍用ライフル。特異な外観と本銃の特徴を効果的に利用している。
  • デザートイーグル - 各シーンで使用される大型拳銃。本来パリローのような細腕の女性が撃ちこなせる銃ではないが、あえて大柄かつ迫力のある本銃を使用させることで主人公の過酷な状況を引き立たせる効果を持たせている。

外部リンク

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