ソースネクスト
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | ソースネクスト |
本社所在地 |
日本 〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-8-21 虎ノ門33森ビル6階 |
設立 | 1996年8月2日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 3010401051654 |
事業内容 | ソフトウェア製品の企画・開発・販売 |
代表者 | 松田憲幸(代表取締役社長) |
資本金 | 17億7,122万6千円 |
売上高 | 連結60億8,875万円(2015年3月期) |
純資産 | 連結40億2,265万円(2015年3月期) |
総資産 | 連結50億4,476万円(2015年3月期) |
従業員数 | 86名(2015年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
松田憲幸 28.25% RSエンパワメント 20.13% (2015年3月31日現在) |
外部リンク | http://www.sourcenext.com/ |
ソースネクスト株式会社(SOURCENEXT)は、日本のPCソフトの販売、開発会社。1996年8月設立。設立時の社名はソースで、ソースネクストは製品のブランド名であったが、1999年11月1日より社名も「ソースネクスト」に変更した[1]。2009年、賃料削減を目的に六本木ヒルズから虎ノ門に本社移転[2]。連結経常利益は2013年3月期から3期連続で過去最高益を更新しており、2015年4月には全社員を対象に2年連続となる5%のベアを実施した。
概要
ソースネクストは、パソコンやスマートフォンで使う各種アプリケーションを提供する企業である。 Windows用の加速ユーティリティソフト「驚速」、タイピング習得ソフト「特打」のヒットなどで知られ、更新料0円のセキュリティソフト「ZERO」シリーズやハガキ作成ソフト「筆王」などを始めとするさまざまな分野のソフトを提供している。
2010年からはスマートフォン用アプリの提供も開始し、現在はパソコンソフトやスマートフォンアプリの定額使い放題サービス「超ホーダイ」シリーズも提供している。製品の登録ユーザー数は1000万人を超えている。
歴史
- 1996年8月 アプリケーションソフトの企画、開発および販売を目的として、株式会社ソースを設立。
- 1996年12月 ハードディスクの加速ユーティリティソフト「驚速95」を発売。
- 1997年6月 タイピングソフト「特打」を発売。
- 1999年10月 株式会社ソースからソースネクスト株式会社へ社名変更。
- 2000年6月 インターネットによる通信販売事業に進出。
- 2003年3月 1,980円で簡単にPDFファイルが作れるソフト「いきなりPDF」を発売。
- 2006年7月 年間更新料0円のセキュリティソフト「ウイルスセキュリティZERO」を発売。
- 2006年12月 東京証券取引所 マザーズ市場に株式上場。
- 2007年3月 ハガキ作成ソフト「筆王」のプログラム著作権および商標権を取得。
- 2007年11月 CD・DVDライティングソフト「B's Recorder GOLD」シリーズのプログラム著作権および商標権を取得。
- 2008年6月 東京証券取引所 市場第一部に株式上場。
- 2009年11月 本社を東京都港区虎ノ門3丁目8番21号に移転。
- 2010年4月 iPhoneアプリケーション事業に参入。
- 2010年6月 クラウド型のweb アプリケーション「Evernote」を提供する、エバーノート社との業務提携。
- 2011年1月 登録ユーザー数が1,000万人を突破。
- 2011年9月 Android用アプリケーションの開発・販売事業を開始し、「Android厳選アプリ」シリーズを発売。
- 2011年12月 BitDefender社のエンジンを用いた、更新料0円のセキュリティ対策ソフト「スーパーセキュリティZERO」を発売。
- 2012年3月 KDDI株式会社が提供するAndroid™スマートフォン向けサービス「auスマートパス」にアプリの提供を開始。
- 2012年9月 米国に子会社SOURCENEXT Inc.を設立。
- 2013年5月 株式会社NTTドコモが提供する「スゴ得コンテンツ」にアプリの提供を開始。
- 2014年8月 ソフトバンクモバイル株式会社が提供する「App Pass」にアプリの提供を開始。
主な製品
PCソフト
- ウイルスセキュリティZERO
- スーパーセキュリティZERO
- 筆王
- 超字幕
- ホームページ
- 特打
- 驚速
- 超ブルーライト削減
- いきなりPDF
- B's Recorder
- 超ホーダイ
- ACID Music Studio(フックアップからのサポート引き継ぎ)
など
スマホアプリ
- スマートフォンセキュリティ
- 驚速メモリ
- 超電池
- 超ブルーライト削減
- 特打フリック
- 筆王
- 超字幕
製品
Qualityイチキュッパシリーズ
2003年2月より「コモディティ化戦略」を打ち出し始まった低価格路線のブランド名。ただし当初の名称は「ソフト◎プライス 1,980円」、価格も税抜き1980円だった。その後2004年4月の消費税の総額表示義務化に伴いから税込み1980円に価格を改訂、名称も「Qualityイチキュッパシリーズ」に変更された。
ただし定価2980円や3970円の「Qualityイチキュッパシリーズ」ソフトも販売されており、必ずしも実態とは一致していない。
Uメモ
同社販売のソフトを総容量1ギガバイトのUSBメモリに収録したもので、インストールがCD-ROMドライブを持たないパソコンにも可能で、より高速なことが特徴となっている。通常のUSBメモリとしても使用でき、必要ならばプログラムを削除することもできる。誤って削除したり、メモリ本体を紛失したりしてもユーザー登録を行ってあればソースネクストサイトからプログラムを再ダウンロードすることもできる。
2008年9月5日に第1弾が、同年10月3日に第2弾が発売された。
スリムパッケージ
ソースネクストが独自に提案したソフトウェアパッケージの大きさを従来の物から1/5に抑えたもの。DVDのトールケースと同じ高さであるため、収納スペースの縮小やコストの削減といったメリットを生んでいる。
スリムパッケージを導入したところ一時売上が落ちたが、説明扉をつけることで高級感を出す、説明の文章量を増やす等の改善を行った結果、売上が回復した。
説明扉
ソフトウェアには必ず説明書が付いているが、ソースネクストが提案したスリムパッケージでは箱に説明書が付いており、開くと扉のように見えることからそう呼ばれている。
マイレージサービス
同社ソフトウェア製品をウェブサイトでユーザー登録をすると、製品価格の10%(ただし周辺機器の場合はこの限りでない)のマイルを獲得できる。マイルがたまると、賞品への応募や、同社ソフトウェアをダウンロードできるようになる。
株式上場までの経緯
同社は2002年マネックス証券とUFJキャピタルマーケッツ証券(現三菱UFJ証券ホールディングス・三菱UFJモルガン・スタンレー証券)を共同主幹事証券会社として大阪証券取引所ナスダックジャパン(現ジャスダック)市場への上場承認を受けていたが、上場直前の2月15日に「幹事証券会社が、推薦書を取り下げた」として、大証が上場承認を取り消していた。2006年、東京証券取引所マザーズ市場に変更し承認された。2008年6月16日に東証一部に指定替えとなった。[3]
脚注
- ^ “ソース、社名とブランド名を統一「ソースネクスト株式会社」へ”. PC Watch (1999年10月19日). 2012年9月3日閲覧。
- ^ ソースネクスト:六本木ヒルズから虎ノ門に本社移転、年間約2億円の賃料削減
- ^ [1]