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コダック (ポケモン)

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コダック
全国
ペルシアン - コダック(#054) - ゴルダック
ジョウト
ペルシアン - コダック(#140) - ゴルダック
ホウエン
ライチュウ - コダック(#158) - ゴルダック
シンオウ
カイリキー - コダック(#043) - ゴルダック
イッシュ
なし - コダック(#{{{イッシュ順}}}) - なし
基礎データ
英語名 Psyduck
進化体系 たねポケモン
進化前 なし
進化後 ゴルダック
世代 第1世代
ポケモン学
分類 あひるポケモン
タイプ みず
高さ 0.8m
重さ 19.6kg
特性 しめりけ/ノーてんき
かくれ特性 すいすい
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コダックは、ポケットモンスターシリーズに登場する1025種のポケモン(架空の生物)のうちの一種である。

特徴

あひるポケモンに分類されているが、どちらかと言えば黄色カモノハシのような外見のポケモンである。常に頭痛に悩まされていて、頭を抱えている。頭痛がひどくなると念力を使い始める。

ポケモンシリーズのディレクターを務める増田順一の一番好きなポケモンであり、彼の名刺にもコダックのイラストが描かれている[1]

ゲームでのコダック

赤・緑』より登場。レベル33でゴルダックに進化する。作品ごとに多少の差異はあるものの、出現場所は水上が圧倒的に多い。ゆえに「なみのり」のひでんマシンが入手できる中盤あたりから捕獲可能になることがほとんどである。

前述の増田の手心もあって[1]ほとんどのバージョンで野生において出現するようになっているが、『青』では釣りをしないと捕獲できず『リーフグリーン』では野生のものが出現しない。その他のバージョンではヤドンの系統と出現率が相反することが多い。

ダイヤモンド・パール・プラチナ』では早い段階から陸上(草むら)で出現し序盤からの主戦力ともなりうる存在であったほか、きのみを育てる道具として「コダックじょうろ」が登場したり複数で道路を塞いでストーリー進行上の障害となる・ふれあい広場で散歩ができるなど過去作品に比べて露出の機会が非常に多かった。また「しねんのずつき」「みずてっぽう」「みずのはどう」と新たに3種もの攻撃わざを覚えるようになったため、使い勝手が向上した。

ブラック・ホワイト』では本編中には登場しないものの、連動Webサイト「ポケモンドリームワールド」に登場し仲間にすることができる。ここで出現するコダックは隠れ特性「すいすい」を持っているのが特徴。

『ブラック2・ホワイト2』では新イッシュ図鑑に仲間入りしたポケモンである。

似たような風体を持つヤドンの系統はみず・エスパータイプであり、コダック自身もエスパータイプの攻撃わざ「ねんりき」「しねんのずつき」を覚え、各メディアミックス作品でも念力を使用する場面が多いが、エスパータイプは持っていない。

外伝作品でのコダック

本編から派生したポケモンのゲームシリーズでも、多くの作品に出演している。

アニメでのコダック

アニメ版において台詞付きで登場したコダックは、2011年現在4体存在する。

カスミのコダック

無印編ではカスミのポケモンとして登場。声優愛河里花子

その他のコダック

カスミのコダック以外にも、ゲストとして別個体が何体か登場している。このうち、メインゲストとして扱われたコダックは以下の3体である。

無印編第92話「さよならコダック!またきてゴルダック?」では水ポケモンの使い手・ツバキの手持ちポケモンとして登場。カスミのコダックと違いやる気満々の性格で、目の表情もつり目気味でパワフルな顔付きだった。

また『アドバンスジェネレーション』第140話「コダックの憂鬱!」では富豪の令嬢・アヅミのポケモンとして登場。豪邸での退屈な暮らしに嫌気が差し、度々家出するというキャラクターだった。なお、このコダックは首に赤いスカーフを巻いているのが特徴。

ダイヤモンド&パール』(以下DP)第10話「ポケッチ入手困難!?」では歌うことで「さいみんじゅつ」を使うことのできる野生の個体が登場。ロケット団の配った偽のポケッチに歌うことで「さいみんじゅつ」を流し、報酬として果物を貰っていた。本人は悪事に加担したということに気づいていない様子だった。

DP第87話「コダックの通せんぼ!」では群れの♀コダックがタマゴを孵すのを外敵から守るために、住みかに繋がる谷間の道を3匹で塞いでいた。その後タマゴは無事に孵り、親子で戯れるコダックの姿が見られた。野生のコダックがここまでクローズアップされるのは初めてのこと。ちなみに、本エピソードで登場したコダックのタマゴの柄はコダックの足型であった。この回におけるコダックはカスミのコダックと同様に愛河が演じている。

映画でのコダック

映画に登場する台詞付きのコダックは、例外なくカスミのコダックとして登場している。

長編では『ミュウツーの逆襲』・『幻のポケモン ルギア爆誕』の2作に登場。特に前者では自らのコピーと戦うなど、それなりの出番だった。しかし本来がボケキャラなのでシリアスなストーリーを展開する長編には向かず、スクリーンでの活躍の場はもっぱら短編である。

その短編映画では『ピカチュウのなつやすみ』・『ピカチュウたんけんたい』・『ピチューとピカチュウ』・『ピカチュウのドキドキかくれんぼ』・『ピカピカ星空キャンプ』の5作に登場。普段のおとぼけぶりを遺憾なく発揮し、コメディリリーフの役割を立派に果たしている。全般的にストーリー本編には関わらないが、要所要所でドジや小ボケをかまし、視聴者の笑いを誘う役どころである。ソーナンス登場後も元祖「お笑い担当ポケモン」としての存在感は際立っていた。

ポケモンカードでのコダック

初期シリーズから何度かカード化されている。

漫画でのコダック

ポケットモンスターSPECIAL』ではクリスタルがゲットしようとしたが、不安感によって能力が落ちた事で捕獲失敗し、逃げられてしまう。

ポケットモンスター PiPiPi★アドベンチャー』では脇役として登場。細かい事で悩みやすく、頭痛から発生する念力によってトラブルを起こした。

ポケットモンスター金・銀 ゴールデン・ボーイズ』ではピチューの卵を保護し、仲間に入らないかとゴールドが誘うが、野生に生きる事を選んだ。だが襲い掛かって来たリングマを念力で倒すほど、活躍を見せた。

その他におけるコダック

いわゆる「第1世代」に属するポケモンの中では、ピカチュウや最初に貰える3匹(フシギダネヒトカゲゼニガメ)に次ぐ知名度・人気を誇るため、商品化される機会も多かった。

ANAの初代ポケモンジェットトミカNo.38「ポケモンバス」に描かれたり、ポケモンセンターオーサカの入口付近にコダックの足あとをかたどったプレートが埋設される(後に別ポケモンのものに交換されている)など、グッズ以外でのタイアップも多く目立った。初代のテレビCMでもコダック(とその鳴き声)が使用されている。

「第2世代」の発売以降はグッズ化の頻度は減ったが、依然として第1世代を代表するポケモンの1体であることから、今もってポケモン関連商品で時折その顔を見ることができる。

脚注

  1. ^ a b ニンテンドードリーム vol.84掲載のインタビュー記事より

関連項目