グリーンツダボクシングクラブ

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グリーンツダボクシングクラブは、大阪府大阪市東成区深江南に所在するプロボクシングジム。最寄駅は、地下鉄中央線深江橋地下鉄千日前線新深江

概要

津田博明(つだひろあき)が1980年2月に西成区天下茶屋で設立。下町の小さなジムだったが、初年度から赤井英和を輩出し人気が高まり、関西を代表する名門ジムとして世界王者を輩出するまでに至った。ジムの名前は、設立当初は「愛寿ボクシングジム」であった。また「三和愛寿ボクシングジム」・「三和ツダボクシングジム」・「グリーンツダジム」となっていた時期もあった。「グリーンツダジム」および現在のジム名である「グリーンツダボクシングクラブ」に冠されている「グリーン」は、当時のスポンサーグリーン観光の名残である。

2005年4月11日、所属選手の亀田興毅が移籍を希望していたことに対し、最低落札額3000万円からの入札移籍を本人確認のないまま公表。これに対し亀田が不満を持ち、JBCに相談。JBCから本人の意思を重視するように指示を受け入札は取りやめたが、協栄ジムが3000万の移籍金を払い亀田は移籍した。

2007年2月初代会長の博明が死去。

会長職は初代存命時より長男である津田博文が2代目、続いて次男の津田栄治が3代目を務めていた。

同年5月、所属選手の高山勝成が4月7日新井田豊とのWBA世界ミニマム級王座統一戦で得られる予定のファイトマネー350万円のうち、330万円が支払われないとグリーンツダジムをJBCへ訴えた。JBCの聞き取りの結果、グリーンツダジムには4200万円ほどの負債があり支払い能力がないことが判明。高山は、グリーンツダジムからWBC世界バンタム級王者:長谷川穂積チーフトレーナーを務めていた山下正人が旗揚げする真正ボクシングジムに移籍することが正式決定した。また興行を行うグリーンツダプロモーション社が6月末で解散を決定した。プロモーションは解散するが、ジムは縮小し維持される。負債の解消を目的として、現在冠されている「グリーン」の部分の命名権を販売することにしたが、2012年7月現在まで購入者は現れていない。

2008年4月1日付で東成区へ移転。さらに、2008年5月には久高寛之が元所属選手である仲里義竜の仲里・ATSUMIボクシングジムに移籍した。

2014年4月、マネージャーを務めていた本石昌也が4代目会長に就任[1]

同年9月、WBC女子世界フライ級王者真道ゴーがクラトキジムより移籍[2]

2015年4月、川口裕が東洋太平洋バンタム級王座を獲得し、ジムとしては8年ぶりのタイトル獲得となった[3]

選手

ジム出身世界王者

ジム出身日本・東洋王者

現役選手

過去の主な選手

脚注

外部リンク