わぐりたかし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。POKA (会話 | 投稿記録) による 2016年3月11日 (金) 07:16個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

わぐり たかし(本名:和栗 隆史、1961年 - )は、日本の放送作家、語源ハンター、大阪府公立学校長。東京都生まれ。

人物

『アメリカ大陸横断ウルトラクイズ』で放送作家デビュー。情報番組・報道番組・教養番組・ドキュメンタリー番組・バラエティ番組などの、ディレクターやプロデューサー兼務時代を経て、放送作家専業に。日本テレビ『スッキリ!!』(番組タイトルも命名)のほか、ヒット番組を多数企画。

また、世界でただ一人の“語源ハンター”として、さまざまな言葉が誕生した由来の地「語源遺産」を訪ねて国内外各地を旅している。読売新聞夕刊コラム「語源ハンター」、著書『ぷらり日本全国「語源遺産」の旅』(中公新書ラクレ)『地団駄は島根で踏め〜行って・見て・触れる《語源の旅》』(光文社新書)などがあるほか、テレビやラジオにも数多く出演。

ほかに、グルマン世界料理本大賞事務局(JAPAN)、日本フードジャーナリスト会議代表、日本フードメディアフォーラム代表、辻静雄食文化賞選考委員などを歴任。クックブックカフェ(Cook Book CAFE)店長としても活動している。クックブックカフェは、参加者がお気に入りのクックブック(レシピ本・エッセイ・小説・絵本など、食や料理に関係する本)を持ち寄って順番に紹介しながらホームパーティーを楽しむブックサロン活動。東京にとどまらず、京都や大阪など各地で開催している。

その一方で、2014年4月、3年の任期付で大阪府公立学校長に任命され、大阪府立金岡高等学校(堺市)の第13代校長として着任。日本初の(公認)帰宅部を創設[1]。ホリエモン堀江貴文氏やLINE創業者の森川亮氏など大物ゲストを続々招聘して話題に[2]。2015年(平成27年度)には、松竹芸能と協働で、〈正解のない時代に、正解のない授業シリーズ第1弾〉日本初の新教育課程「探究(笑育)」を開発実践[3][4]。「探究(笑育)」は、漫才づくりなどを通して、創造力・論理的思考力・情報編集力・コミュニケーション能力・表現力といったスキルを身につける先進的なアクティブ・ラーニング型授業として注目を集める[5]。関連して、漫才の頂上決戦「M-1グランプリ2015」に現役「校長・教頭」コンビで出場。同時に出場した生徒会長・副会長コンビと共に2回戦に進出してメディアを賑わせた[6][7]。2016年(平成28年度)には、電通総研アクティブラーニング こんなのどうだろう研究所と協働で、〈正解のない時代に、正解のない授業シリーズ第2弾〉「探究(変な授業)」を開発実践。

これまでの主な担当番組

NHK

日本テレビ

TBSテレビ

フジテレビ

テレビ朝日

テレビ東京

TOKYO MX

BBC(英国)

  • Mu-Looking for a Lost Continent

「語源ハンター」としての主な出演番組

「校長」としての主な出演番組

著書

  • 大方言(ぴあ、2013年)
  • ぷらり日本全国「語源遺産」の旅(中央公論新社、2013年)
  • 地団駄は島根で踏め〜行って・見て・触れる《語源の旅》(光文社、2009年)
  • ザ・自宅出産・水中出産(新泉社、寄稿、1998年)
  • 歴史評伝小説 ポカホンタス講談社、1995年)
  • ポカホンタスの秘密(データハウス、1995年)
  • 神様の秘密〜イルカとサイババの超脳力(データハウス、1995年)
  • 宜保愛子の証明(データハウス、1994年)

企画・プロデュース書籍

  • 井出留美著「一生太らない生き方」(ぴあ、2014年)
  • 葉石かおり著「じじいリテラシー」(星海社、2012年)
  • 森脇慶子、YAKINIQUEST編著「【東京】ホルモンの名店」(東京書籍、2010年)
  • フードジャーナリスト会議編「【東京】ひとりで行ける上質ごはん」(東京書籍、2009年)
  • テレビ東京番組制作班著「ジュセリーノの予言〜日本の未来、世界の未来への警告」(ソフトバンククリエイティブ、2008年)
  • テレビ東京番組制作班著「ジュセリーノの警鐘〜日本の未来、世界の未来への提言」(ソフトバンククリエイティブ、2008年)
  • IKKO著「超オンナ磨き〜美のカリスマIKKOの幸せを呼ぶゴールデンルール」(アスコム、2006年)
  • 世界バリバリ☆バリュー編著「史上最強!セレブのお取り寄せ」(アスコム、2006年)
  • 来栖けい著「美食の王様 究極の167店 珠玉の180皿」(筑摩書房、2004年)

ビデオ・DVD

脚注

  1. ^ 『リクナビ進学ジャーナル 』2015年1月23日「大阪の高校に実在する、メチャクチャ行動力のある〝帰宅部〟とは」
  2. ^ 『ニコニコ生放送』2014年7月17日「ホリエモン一日校長!大阪から日本の教育を変える!』
  3. ^ 『産経新聞』2015年2月7日「全国初『漫才』を授業に導入“お笑い”で生きる力を身につけよ 4月から大阪府立金岡高
  4. ^ 『アエラ』2015年11月11日「まるで大喜利?松竹芸能とコラボも 元テレビマン校長 斬新な取り組み」
  5. ^ 『リクナビCareer Guidance』2015年11月1日「教師も生徒も挑戦!『笑い』作りを自己成長につなげる」
  6. ^ 『朝日新聞』2015年10月7日「校長・教頭コンビ M-1奮闘」
  7. ^ 『読売新聞』2015年10月7日「校長・教頭 M-1挑戦〜「発想力と対話力」授業の一環」

外部リンク