コンテンツにスキップ

がんばれゴエモン〜ネオ桃山幕府のおどり〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。61.21.110.222 (会話) による 2012年4月16日 (月) 10:30個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎ネオ桃山幕府)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

がんばれゴエモン
〜ネオ桃山幕府のおどり〜
ジャンル アクションゲーム
対応機種 NINTENDO64
開発元 コナミコンピュータエンタテインメント大阪
発売元 コナミ
人数 1人
メディア 128メガROMカセット
発売日 1997年8月7日
その他 コントローラーパック対応
テンプレートを表示

がんばれゴエモン〜ネオ桃山幕府のおどり〜』(がんばれゴエモン ネオももやまばくふのおどり)は、1997年8月7日コナミより発売されたNINTENDO64アクションアドベンチャーゲーム

概要

シリーズ初の3Dアクションゲームとなった。武器やジャンプを駆使して道中ステージや城ステージを攻略していくというシリーズの特徴はそのままに、従来の横スクロールアクションとは大きく操作感が異なるものとなっている。3Dポリゴンによって立体化された臨場感あるゴエモンワールドが味わえ、アクションに加えてアドベンチャー要素も重視されている。

舞台となるのは北海道九州を除いた日本全土(九州は最終ステージとして登場するが)で、各地の日本の名所・旧跡を見物できる。プレーヤーは最初はゴエモンとエビス丸の2人で、シナリオを進めていくとヤエ、サスケの順に仲間に加わり、プレイヤーチェンジによって4人の能力(武器や術)を使い分けて攻略していける。途中にはゴエモンインパクトを呼び、桃山の巨大ロボと対戦するイベントもある。珍しくボスが2人いる作品でもある。

本作は特に、劇中の音楽やCG劇に力が入れられている。オープニングテーマの「がんばれゴエモンのテーマ」に影山ヒロノブ、インパクト戦での挿入歌の「おれはインパクト」に水木一郎と、大物アニソン歌手を起用し、最終戦前に流れる挿入歌の「ゴージャス・マイ・ステージ」ではオペラ歌手の立花敏弘太田悦世が歌唱している。

1人プレイ専用ゲームであるが、開発段階では2人プレイが可能だった。また、コミックボンボン[いつ?]やゲームショウ[要出典]などで公開されたときの仮称は『がんばれゴエモン5 ~ネオ桃山幕府のおどり~』であった。

当時コナミは、毎月第4土曜日に「コナミデー」と称した全国の小売店と連携してゲーム大会や限定グッズの配布などを行う販売促進イベントを実施していたが、その5月24日と25日のコナミデー第2回目は「がんばれゴエモン体験2Days」であった[要出典]。全国100店舗の対象店で本作の体験版サンプルロムをプレイでき、参加者特典として特製ゴエモンシールが配布され、当日コナミのN64ソフトを購入した人にはコントローラパックがプレゼントされた[要出典]

本作はコントローラパックを使用しないとデータのセーブができないため注意が必要である。

物語

平和な大江戸はぐれ町。ゴエモン達は飯屋で食事をしていたが、エビス丸が裸になっておふざけをしたため追い出されてしまう。すると上空に突如桃形のUFOが現れ、さらに大江戸城へ向かって謎のビームを発射し、珍妙な建物に改造してしまった。ゴエモン達はこの事件の元を調べるため動き出した。

目的

目的は大江戸城を改造した謎の組織、ネオ桃山幕府を追い、組織の首領である「春風弾神」と「マーガレット・ラン子」を倒すこと。

登場人物

プレイヤー

ゴエモン
- 太田真一郎
本作の主人公。謎の組織を調べて欲しいと殿様から頼まれて旅に出ることになった。エビス丸のせいで店を追い出され、勘定を払っているかどうかは不明。
エビス丸
声 - 緒方賢一
ゴエモンの相棒。いつの間にか江戸に住み着いた自称「正義の忍者」。今回のサブウエポンに手裏剣がない。お勘定を負けてもらおうとして裸踊りをしたが、追い出されてゴエモンに怒られた。
サスケ
声 - 堀絢子
物知り爺さんがこしらえたからくり忍者。爺さんの家を花火爆弾で誤って爆破した張本人。吹っ飛んだ時に電池が抜けてしまい、その衝撃で軽い記憶喪失になった(家が吹っ飛んだ時以外は全て覚えている)。
ヤエ
声 - 笠原留美
秘密特捜忍者のくノ一。ゴエモン達にとってはお姉さん的存在。目的が同じということで、ゴエモン達と旅をする。サスケより早く仲間になる。
ゴエモンインパクト
巨大からくり人形。高速移動の機能が直り、武器に新しく「んが砲」を加えて登場。映画の撮影前や途中で呼び出されている(インパクト戦終了後の会話参照)。

敵キャラクター

ネオ桃山幕府

春風弾神
声 - 山寺宏一
ネオ桃山幕府のボスの1人。桃山時代を舞台にしたミュージカルに感動し、自身もミュージカルスターとなるが、野望が膨らみ日本全土を自分の最高の舞台にしようという「日本全土舞台化計画」を実行。自分のイメージで勝手に人に名前をつける癖がある(例:ゴエモン→フェルナンデス、エビス丸→アントニオ)。
マーガレット・ラン子
声 - 三石琴乃
ネオ桃山幕府のボスの1人。一応弾神に手を貸しているが、本当は自分の出番ばかりを気にしている目立ちたがり屋。超一流ブランドにも目がないタカピー女でもある。
バロン
声 - 山寺宏一
大江戸城にいたざます言葉を使うネオ桃山幕府四大幹部の1人。ゴエモンたちに他の四大幹部もオカマ呼ばわりされる(本編ではバロンとシャロンのみ)。さらに4人ともクルクル回りながら移動している。カシワギを自分のものとしている。
コロン
おもちゃ城に居た「でちゅう」と語尾をつけて話し、ゴエモンたちに邪魔されたくない場所を言ってしまったネオ桃山幕府四大幹部の1人。ちびっ子達に「モモヤマすぺしゃるダンス」をレッスンしていた。
シャロン
てんぷる城に居たオカマっぽい口調のネオ桃山幕府四大幹部の1人。てんぷる城のボス、ツラミの所有者である。
ポロン
サブマリン城に居た「でありんす」と語尾をつけて話すネオ桃山幕府四大幹部の1人。ゴエモン達を自分のファンだと思い込んだ。

巨大からくり人形

彼等とは全てゴエモンインパクトで戦うことになる。

戦国カブキロボ カシワギ
バロンが操縦するロボット。
みわくのマーメイド タイサンバ2
後のシリーズへと続く、最初のタイサンバシリーズ。何故か2から始まっている(1が漫画に登場したため)、ムツおまつり村の少年は海からサカナの怪獣がでてくるところ見たと言っており、まるで〇ルトラ〇ンAのかいじゅうみたいだったとウルトラ五番目の兄弟の事を指している。
モモヤマ大戦艦 バルベラ
桃の形をしたネオ桃山幕府の戦艦。様々な武器を装備している。
愛と夢のフェアリー ド・エトワール
春風弾神とマーガレット・ラン子が操縦する巨大からくり人形であり、ネオ桃山幕府の最後の巨大からくり人形である。本作のラストボスである。

その他

殿様
声 - 茶風林
大江戸城の殿様。毎回トラブルに巻き込まれている。城を乗っ取られたのもこれで3回目。
ゆき姫
声 - 渡辺菜生子
同じく毎回トラブルに巻き込まれる、大江戸城のお姫様。改造された大江戸城に幽閉されていたが、ゴエモン達の活躍で開放され、殿様と一緒にゴエモンの長屋に居候する。また、この際に庶民の暮らしに活気があると満足していた。
モクベイ
UFOマニアであり、キセル職人。修行のため富士山の内部に住んでいる。
ベンケイ
山城の五条大橋を通せん坊している男で珍しい物を集めるコレクター。脛が弱い。モデルは武蔵坊弁慶。なきどコロが弱点。
ウシワカ
川で釣竿を持った自称「天下の美少年剣士」。なきどコロと引き換えにゴエモンたちに魚を取ってこさせた。モデルは源義経
子竜太
大江戸ツーリスト淡路店でアルバイトをしているゴエモンの知り合いの竜神の子。コントロールマシーンに操られていた。
おみっちゃん
おなじみはぐれ町のアイドル。アルバイトをしている、お団子屋がグルメ雑誌に紹介され出前の注文が増え、九州までの出前を無傷でやってのけた。本名はおみつ
キハチ
ざぜん町のまんなか池に住むカッパ。ベンケイと同じく珍しい物を集めるコレクター。きゅうりが大好き。『獅子重六兵衛のからくり卍固め』にも登場している。
物知り爺さん
おなじみの伊賀に住む自称「天才からくり発明家」。サスケのミスで家が爆破されるが、その前にネオ桃山幕府に誘拐されていた。だが、恐山でイタコ婆さんに幽霊として召喚もされており、作中でも召喚された爺さんは誰なのかネタにされていた。何故か宇宙に行く方法やそのアイテムの持ち主を知っていたが、理由を「物知りだから」の一言で片づけている。
イタコ婆さん
恐山に住むいたこ。年齢は120歳以上。霊を呼び出す代金は300両。何故かノリノリの英語を発して霊を呼び出す。
プラズマおやぢ
声 - 緒方賢一
占い師。お金を払えば次になすべきことを教えてくれる。

主題歌

OP曲「がんばれゴエモンのテーマ」
作詞・作曲・編曲 - ゴエモン制作委員会 / 歌 - 影山ヒロノブ
インパクト搭乗テーマ曲「俺はインパクト!」
作詞・作曲・編曲 - ゴエモン制作委員会 / 歌 - 水木一郎
コーラス - 大島みどり井端珠里青藪礼子岩田佳保里豊永利行笹川謙有山勇輝
挿入歌「ゴージャス・マイ・ステージ」
作詞・作曲・編曲 - ゴエモン制作委員会 / 歌 - 立花敏弘太田悦世

主なスタッフ

  • チーフディレクター - 蛭子悦延
  • プランナー - 汾陽桂太、山内円
  • シナリオ - 汾陽桂太
  • プログラムディレクター - 蛭子悦延
  • システムプログラム - 山口誠
  • デザインディレクター - 山内円
  • サウンドディレクター - 冨田朋也
  • サウンドエフェクト - 柏崎歩
  • コンポーザー - 荒木茂、加藤祐介、三木彩子、北川保昌
  • サウンドプロデューサー - 上原和彦
  • プロデューサー - 梅崎重治
  • エグゼクティブプロデューサー - 樹下國昭
  • 制作 - ゴエモン制作委員会

関連項目

外部リンク

Template:Link FA