がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
がんばれゴエモン2
奇天烈将軍マッギネス
ジャンル アクションゲーム
対応機種 スーパーファミコン[SFC]
WiiWii Uバーチャルコンソール[VC]
開発元 コナミ
発売元 コナミ
人数 1 - 2人
メディア [SFC] ロムカセット
発売日 [SFC] 日本の旗 1993年12月22日
[Wii・VC] 2008年5月27日
[Wii U・VC] 2013年9月25日
テンプレートを表示

がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』(がんばれゴエモンツー きてれつしょうぐんマッギネス)は、1993年12月22日コナミから発売された日本ゲームソフトスーパーファミコン版の『がんばれゴエモン』シリーズ第2弾。2008年5月27日からはWiiバーチャルコンソールで、2013年9月25日からはWii Uのバーチャルコンソールで配信されている。

概要[編集]

構成[編集]

本作から従来のゲームシステムに大幅な変更が加わり、「指定されたステージをクリアする方式」から「プレイヤーがステージを指定してクリアする方式」となった。また、キャラクターやストーリーがよりコミカルに描かれ、当時の『コミックボンボン』で連載されていた漫画や読者からの投稿を一部のキャラクターに反映させている。後に主要キャラクターとなる巨大からくりメカ「ゴエモン・いんぱくと」の初登場作品。

マップは6つのエリアで構成され、各エリアには体力の回復やアイテムの購入をする「町ステージ」、横スクロール画面で敵を倒しながらゴールを目指す「道中ステージ」、エリアのボスを倒す「城ステージ」が配置されており、プレーヤーがゴエモンインパクトに搭乗していてボスが巨大からくりメカの場合は、「強制横スクロール高速アクションステージ」と「巨大からくりメカ戦闘ステージ」が配置されている。

プレイヤー[編集]

本作からプレイヤーキャラを自由に選択できるようになり、ゲーム開始時にゴエモン・エビス丸・サスケの3人から選ぶ仕様となった。これによって各キャラクターの差別化が導入され、それぞれの基本性能や武器、サブウェポンの消費金額などに違いが表れるようになった。

キャラクター共通の初期数値は体力6(表示上はゲージ3本、大半の攻撃はゲージ0.5本分のダメージ、ボスや一部の障害物はゲージ1本分のダメージ)、残数3(表示上は2機)。体力は「金の招き猫」の入手か銭湯の利用で最大10(ゲージ5本)まで、残数は「大入り袋」などの入手で最大99まで増加できる。

体力ゲージが0になる、穴に落ちる、壁に挟まれる、アクション面の制限時間内クリア不可などで残数が1減り、残数が無くなるとゲームオーバー。ゲームオーバー時にコンティニューを選択すると、アイテムはそのままでそれまでの所持金が半分になった状態でのスタートとなる。

武器のレベルは「銀の招き猫」の入手で1段階ずつ変化し、最大で3段階まで変化する。ダメージを受けるなどすると1段階減る。前作で登場した共通サブウェポンの爆弾は排除され、入手などの手間が大幅に解消された一方、サブウェポンで敵を倒しても小判や招き猫が出現しなくなった。

今作では敵が操縦するからくりメカを奪い、乗ることが可能になった。これをうまく活用すれば、地上や水上を高速移動することもできるようになる。からくりメカに乗っている間はプレーヤーはダメージを受けないが、からくりメカが一定のダメージを受けると破壊される。

2人プレイ[編集]

前作に引き続いて2人同時プレイが可能。「ひとりであそぶ」プレイ中に2プレイヤー側のスタートボタンを押すと途中でも参加できる(使用キャラクターの選択も可能)。どちらか一方がゲームオーバーになっても、残ったプレイヤーの残機数が2以上であればそれを使って復活できる。

一方が伏せ、残りの一方がその上にジャンプして重なると、攻撃と移動を分担する同時プレイ限定の動作である「おんぶ」状態となる。この最中は攻撃を担当するキャラクターのサブウェポンが強力になり、移動を担当するキャラクターとの組み合わせによってサブウェポンの攻撃方法に変化が生じる。

ゴエモンインパクトによるステージ[編集]

強制横スクロール高速アクションステージ
目的地まで走るゴエモンインパクトを操縦し、障害物を破壊しつつ迫り来る敵を撃墜しながら進む高速アクションステージ。障害物の破壊でエネルギー、敵の撃墜で小判が即時補充され、一定の撃破数ごとにキセルボムが1つ補充される。穴に落ちたりしてもミスにはならないが、エネルギーが減ってしまう。
巨大からくりメカ戦闘ステージ
敵側の巨大からくりメカとの一騎討ち。コックピットからの主観視点で戦闘が行われ、攻撃や防御を織り交ぜて相手の撃破を目指す。

登場キャラクター[編集]

主要キャラクター[編集]

ゴエモン[編集]

主人公。はぐれ町に住む義賊。性能は平均的で、サブウェポンの消費金額が最も少ないスタンダードタイプ。

武器:キセル
キセル→黄金キセル→炎のチェーンキセルの順にレベルアップする。
  • キセル・黄金キセルは、正面攻撃時にはゴエモンの上方にも若干の攻撃判定がある。
  • 炎のチェーンキセルは、ボタンを長く押す事によって射程が伸びる。
サブウェポン:小判
2両消費。溜め撃ちで「スーパー小判」となり、貫通性能を持った小判を3つ同時に撃ち出す。
おんぶ攻撃1:拡散小判(エビス丸に乗る)
敵や壁に当たると拡散する小判を撃ち出す。
おんぶ攻撃2:超小判乱れ撃ち(サスケに乗る)
貫通性能を持った小判を5つ同時に撃ち出す。

エビス丸[編集]

正義の忍者を自称するゴエモンの相棒。ジャンプは低く歩く速さも遅いが、武器やサブウェポンは使い勝手の良い上級者タイプ。

武器:ハリセン
なにわのハリセン→でかハリセン→かんしゃくハリセンの順にレベルアップする。
  • 大半の敵は、ハリセン攻撃を食らうと叩き飛ばされる演出がある。
サブウェポン:手裏剣
4両消費。溜め撃ちで「ホーミング手裏剣」となり、追尾性能を持った手裏剣を3つ同時に撃ち出す。
おんぶ攻撃1:くるくる手裏剣(ゴエモンに乗る)
回転しながら飛ぶ貫通手裏剣を撃ち出す。
おんぶ攻撃2:下手人キラー(サスケに乗る)
龍のような形に連なった強力なホーミング手裏剣を撃ち出す。

サスケ[編集]

今回からプレイヤーキャラとして参加。最高の機動力を持ち、遠距離攻撃を主軸とした初心者タイプである反面、攻撃力は最も低い。攻撃形態に多少のクセがあり、サスケだけジャンプ中の上方向攻撃が設定されていない(後述の「くない投げ」による上方向攻撃は例外)。

武器:くない
くない切り→くない投げ→くない二刀投げの順にレベルアップする。
  • 敵との接近戦では、武器のレベルに関わらずくない切りになる。
  • くない投げに限り、ジャンプ中に八方向いずれかの撃ち分けが可能。
  • くない二刀投げに限り、ジャンプ攻撃が「八方くない投げ」に変化する。
  • くない投げ、くない二刀投げ、八方くない投げでは敵を倒しても小判などを落とさない。
  • しゃがみ攻撃・立ち状態での上攻撃はちょんまげ攻撃に変わる。
サブウェポン:花火爆弾
8両消費。溜め撃ちで「スーパー花火爆弾」となり、落とした場所で数秒炸裂する爆弾を撃ち出す。
おんぶ攻撃1:からくりぴょんぴょん爆弾(ゴエモンに乗る)
ボタンを押している間はスーパー花火爆弾が地面を跳ねながら移動し、ボタンを離すか敵に当たるかすると爆発する。
おんぶ攻撃2:あやつり花火爆弾(エビス丸に乗る)
ボタンを押している間は十字キーでスーパー花火爆弾を自由に操作し、ボタンを離すか敵に当たるかすると爆発する。

サブキャラクター[編集]

ヤエ
日本で巻き起こる怪事件担当の「秘密特捜忍者」の1人。今回はエリアクリア時の幕間、えりあ4と最終エリアのステージ内、インパクト戦での再戦時の通信モニターに登場し、ゴエモン達をサポートする。大江戸城の天守閣で助けるとエンディングに登場する。
物知りじいさん
伊賀の山奥のからくり忍者屋敷に居を構え、サスケを筆頭に様々な発明品を作り出している発明家。自分の技術の集大成として「最新型スーパーウルトラゴージャスベリーごっついからくりメカ ゴエモン・いんぱくと」を開発し、マッギネス討伐に向かうゴエモン一行に託した。
ゆき姫
大江戸城に住む殿様の娘。殿様と共に大江戸城内に捕縛される。大江戸城の天守閣で助けると2人の顔を模した花火が出てくる。
おみっちゃん
ゴエモンが住んでいるはぐれ町のアイドルにして、シリーズのヒロイン。マッギネス将軍にさらわれてしまう。父親が心配している。
絵合わせさぶちゃん、バズーカしんちゃん
それぞれスピード絵合わせ、対戦バズーカで対戦する。そっくり。
仲介人
仕事(ぞうきんがけレース)を150両の手数料で紹介して儲けている。
巫女
50両の当たる占いをする者、100両の通行料を集金する者がいる。
サイ振りの女
2つのサイコロを振り大か小かを当てるミニゲームで「ゆき姫救出絵巻」から登場。この時所持金を賭ける。

敵キャラクター[編集]

奇天烈将軍マッギネス
本名「マッギネス=カス=テイラ」。今回の騒動の張本人で、極度な日本かぶれにて慇懃無礼な物腰の元宣教師。ゴエモンとエビス丸が福引屋で大当たりを出し、旅行に出かけたスキを突いて(罠として、実際大当たりをわざと出させた)大江戸城を制圧し、強引に「空中要塞マッギネス城」に改造。日本の地下も改造して独占しようとしていた。
マーブル5人衆
ウサギの着ぐるみに身を包んだ、マッギネス直属の科学者集団。顔や背格好が全く同じであり、語尾に「~っス」と付けて喋る共通点があるが、見分けが付くように5人それぞれが左腕に色違いの腕章を装着している。漫画版では着ぐるみの中の人は美形で、ウサ耳のフードを被ると顔が同じ物になってしまうという設定。
ある条件で、『東海道中 大江戸天狗り返しの巻』にも登場。
マーブル・レッド
えりあ1の基地である『相撲城』を任されている。大の相撲好きであり、ちゃんこ鍋も好物。最初は相撲ロボに登場して立ちはだかり、続いて巨大からくりメカである『千秋楽』に搭乗する。
マーブル・ブルー
えりあ2の基地である『歌舞伎城』を任されている。歌舞伎好きであり、ゴエモンに復讐を誓うカブキをスカウトした。からくりにも深く精通しており、カブキをサイボーグに改造した張本人でもある。
マーブル・イエロー
えりあ3の基地である『和食城』を任されている。大喰らいで特に和食が大好物。マーブルグリーンとの共同によって巨大からくりメカである『しゃれこうべ』を開発し、それに搭乗する。
マーブル・グリーン
えりあ4の基地である『こけし城』を任されている。剣玉といった日本の古い玩具を好み、マーブルイエローと共同で開発した『しゃれこうべ』にも、巨大なベーゴマが装備されている。
マーブル・ブラック
エリア5の基地である『地下工場』を任されている。祭り正月といった日本の伝統行事を好み、地下工場にて最強の巨大からくりメカである『御輿天狗』を開発し、それに搭乗する。
『東海道中』では、マーブル5人衆のリーダー格であった事実が、判明している。
すもうロボ・マーブルレッド専用機
えりあ1のボス。マーブル・レッドが搭乗する力士型のロボット。ステージ内に出現する同型のすもうロボを手に入れていれば、こちらもロボで対抗することが出来る。
からくり横綱メカ 千秋楽(せんしゅうらく)
えりあ1のインパクト戦ボス。マーブル・レッドが開発した力士型巨大からくりメカ。インパクトのこばんビームを張り手で跳ね返す事がある。耐久力が少なくなると頭部が壊れるが、それでも構わず攻撃を繰り出して来る。断末魔は「ごっつぁんでした」。
カブキリターンズ
えりあ2のボス。「ゆき姫救出絵巻」に登場したカブキ(つづら助六)がマーブル・ブルーの強化改造手術によって復活した姿。死に際に「地獄で会おうぜ」と言い残し、言葉通り後に「ばーちゃ地獄」で再び現れる。(その後は「いい夢見させてもらったよ!あばよ!」と言い残す。)しかし、店の人はカブキリターンズが現れた事を知らなかった。
たそがれ壱号
えりあ3のボス。宴会芸を披露する芸人からくりメカだったが、あまりに芸がウケないのでマーブル・イエローによって戦闘用に改造された。犬、ネコ、カラスの影絵を実体化させて攻撃してくる。蝋燭が燃え尽きると何も出来なくなり、。漫画版では特に戦闘行為を働くことも無く、城が接待モードになっていた所為もあり、影絵でゴエモン達を楽しませ、最後は一生に一度の芸として自爆した。
からくり落ち武者メカ しゃれこうべ
えりあ3のインパクト戦ボス。マーブル・イエローを中心としてマーブルファイブが開発した武者型巨大からくりメカ。巨大なベーゴマに乗り、水上を移動しながら攻撃してくる。また、分身やワープを得意としている。断末魔は「オーマイガー」。
お面忍者
えりあ4のボス。マーブル・グリーンが開発した忍者型からくりメカ。キツネ、ネコ、ひょっとこのお面をそれぞれ被る事により、攻撃パターンが変化する。マーブル・グリーンが開発したと言う事実は『がんばれゴエモン 東海道中 大江戸天狗り返しの巻』で明かされるが、ヤエ曰く「後付け設定」との事。
最終からくりメカ みこし天狗
えりあ5のインパクト戦ボス。日本征服記念パレード用の巨大からくりメカをマーブル・ブラックが戦闘用に改造し、エレハンドや門松ランチャーなど豊富な攻撃方法を備える。また、自分のエネルギーが減ってくると、相手のエネルギーを減らす為に、壁を出しながら格納庫へと逃げていく。断末魔は「とびまーす」。
からくり影武者メカ マッギネス将軍
えりあ6のボス。マッギネスの姿を模したからくりメカ。浮遊釜で滑空しながら傘型の爆弾やレーザーを放つ。倒すと首がもげ、偽者である事が判明。そのままラストバトルに移行する。
ゴエモン・インパクト・悪
本作のラストボス。ゴエモン達が偽のマッギネスと戦っている間に本物のマッギネスに乗っ取られたゴエモンインパクト。パンチ、こばんビーム、キセルボムによる攻撃の他(キセルボムではダメージは受けないが、一定時間空高く飛ばされる)、天守閣からマーブル5人衆が様々な爆弾を投げてくる。この爆弾を跳ね返してインパクトの口に入れればダメージを与えられる。
ゲームでは生身で戦うが、漫画版ではゴエモン達は物知りじいさんが新たに開発したエビス丸インパクトに搭乗して対抗した。
ドラキュラン
エクストラステージ「ばーちゃ地獄」のボス。『悪魔城ドラキュラ』のドラキュラ伯爵と同じく、コウモリとテレポートを駆使して攻撃してくる。

町の人々[編集]

前作までは町ステージでも町人の大半が敵キャラ扱いとなっていたが、本作からは町ステージにはスリや泥棒を除いては敵キャラが配置されなくなった。ただし、町人を攻撃すると音楽が一変し、役人が襲いかかってくる。

町人
旅人や魚売りなど、町を行き交う人々。
魚売りを攻撃するとBGMは変わらないが、持っている籠から魚が落下しその魚に触れるとダメージを食らう。
商人
重い荷物を背中に担いでいる。何故か彼を攻撃をしても役人が現れない。
町娘
触れると50両もらえるが、間違って攻撃すると100両減る。
お婆さん
触れると50両もらえるが、間違って攻撃すると怒って反撃してくる。何度攻撃しても消えない。なお、役人は現れない。
冷奴(ひややっこ)
触れると体力を回復してくれるが、間違って攻撃すると100両減る。
スリ
触れると小判が100両減り、早めに倒すと半分の50両が戻ってくる。
泥棒
触れると武器レベルが1つ減ってしまうが、早めに倒すと招き猫が戻ってくる。後に「がんばれゴエモン きらきら道中〜僕がダンサーになった理由〜」で「おびす丸」というキャラクター設定が付与された。
役人
棒役人と提灯役人の2タイプがおり、町人を攻撃すると顔を真っ赤にして襲ってくる。えりあ2では、関所で手形を見せたら通してくれる門番役人もいる。
浪人
攻撃すると目を見開いて斬りかかってくる。なお、役人は現れない。
攻撃すると噛み付いてくるが、地形(建物や樽など)にぶつかると元に戻る。えりあ5では、攻撃すると音楽が一変し、集団で襲いかかってくる。また、えりあ6では、近付くだけで噛み付いてくる犬もいる。

その他[編集]

リメイク[編集]

前作『がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜』と本作の2in1リメイクとして、ゲームボーイアドバンス用ソフト『傑作選!がんばれゴエモン1・2 ゆき姫とマッギネス』が2005年4月21日に発売された。

GBA版での主な変更点[編集]

  • 1人プレイ専用であるため、2人同時プレイやおんぶアクションは不可能。
  • セレクトボタンを押せば、いつでもキャラクターの切り替えが可能。
  • タイトル画面に「遊技場」が置かれており、両作品のミニゲームが手軽に楽しめる。

ガイドブック[編集]

  • がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス 必勝攻略本(講談社)
  • がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス 必勝攻略法 (双葉社)

外部リンク[編集]