おもちゃのまちバンダイミュージアム

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おもちゃのまちバンダイミュージアム
BANDAI MUSEUM
地図
施設情報
前身 バンダイミュージアム
専門分野 玩具
収蔵作品数 30,000点
事業主体 株式会社バンダイ
開館 2007年4月28日
所在地 321-0202
栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち3-6-20
位置 北緯36度27分55.6秒 東経139度50分17.4秒 / 北緯36.465444度 東経139.838167度 / 36.465444; 139.838167座標: 北緯36度27分55.6秒 東経139度50分17.4秒 / 北緯36.465444度 東経139.838167度 / 36.465444; 139.838167
外部リンク 公式WEBサイト
プロジェクト:GLAM
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おもちゃのまちバンダイミュージアムは、栃木県おもちゃのまちにあるバンダイの玩具を主とした博物館。

施設概要

  • 所在地 〒321-0202 栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち3-6-20 バンダイコレクションセンター内
  • 開館日 年中無休
  • 開館時間 午前10時-午後4時30分
  • 入館料 大人1000円、小人600円
    • 団体価格 大人800円、小人400円(20名から)
  • 交通アクセス

ミュージアム

現在

現在の場所での運営は2007年4月28日から開始した[1]。開館3周年を期にリニューアルが行われ、2010年4月29日にオープンした。展示構成は以下の通り。

ジャパントイミュージアム
ジャパントイミュージアム
ワールドトイミュージアム
ワールドトイミュージアム
エジソンミュージアム
エジソンミュージアム
ジャパントイミュージアム
約20,000点、江戸時代から現代までの日本玩具の中から厳選したコレクションとそれらの研究成果を公開している。江戸時代の泥面子や自然の素材を使った伝統玩具から、戦後敗戦からの復興に貢献した玩具産業の輸出商品、60年代からのキャラクター玩具、エレクトロニクス技術の導入により革新的に進歩した電子玩具、海外オークションで何百万円もの値をつけた玩具などの貴重な展示品をとおして日本の玩具史をまなぶことができる。
ワールドトイミュージアム
約7,000点、欧州を中心とした骨董玩具の中から厳選したコレクションとそれらの研究成果を公開している。所蔵品最古となる250年前のウッドゥンドールから、産業革命時代の蒸気動力玩具、クロックワークスと呼ばれたゼンマイ玩具、テディベア、ドールハウス、世界に一つしか現存しない玩具など、現在の玩具のルーツとなった稀少な展示品をとおして世界の文化史をまなぶことができる。このコレクションは2007年11月に閉館した軽井沢ワールドトイミュージアムで展示されていた物である。
エジソンミュージアム
約3,000点、トーマス・エジソンの発明品の中から厳選したコレクションとそれらの研究成果を公開している。コレクションのほとんどは現在でも実際に動く状態で保存されている。蓄音機、白熱電球、映写機、アルカリ蓄電池などの発明品の展示だけではなく、エジソンの生涯や精神、偉業の解説などをとおして近代科学の進化の過程をまなぶことができる。また、団体向けにエジソンに関する説明や講義を受けたり、本物の蓄音機や映写機で音声を聞いたり、映像を見せるなどの実演等も行っている。
このコレクションは、アメリカの特許弁護士ヘンリー幸田とビル・アンドローラが25年をかけて収集したもので、ヘンリー幸田の「エジソンの発明品を通じて日本の子供たちに科学のすばらしさを実感してもらうと共に、新しい事に挑戦する創造性を育み、いつかエジソンのような人が出てくるきっかけになる場を造りたい」という意思にバンダイが共感し、両名から譲り受けたものである。なお、エジソンは笑い袋のルーツとなったおしゃべり人形など、玩具の発明もしていた。
ホビーミュージアム
ガンプラをはじめ、全長約2メートルの「1/144 ホワイトベース」などを展示している。また、「ガンダムの生みの親」富野由悠季監督の立体作品「ZAKUの夢」も展示している。芸術品といえる展示をとおして世界に誇る日本のアニメ・キャラクター文化史をまなぶことができる。
ZAKUの夢
「ガンダムの生みの親」富野由悠季監督の立体作品。富野監督の初の立体作品「From First」をリニューアルアップした作品で、高さ約170cm、幅約390cm、奥行き約280cm。新たに追加された幻のガンダムのブロンズ像を中心に、全高約1.5mのザクの巨大キャラクターモデル(HY2M1/12ザク)が9体も使用されている。ザクが主人公となった、新しいガンダムワールドの光景が創り出されている。
合体ロボエリア
歴代のスーパー戦隊シリーズのメカや合体ロボットなどを100体以上展示している。複雑なメカニズムの変形合体ロボット玩具の開発史をとおして、ものづくりの進化の過程をまなぶことができる。
企画展示エリア
バンダイならではのヒーロー玩具などの企画展示がされている。不定期に展示内容がかわる。
プレイエリア
プレイエリア
エントランスホール奥の窓際にある幼児向けのひろびろとしたプレイエリア。抱えきれないほどたくさんのおもちゃで自由にあそぶことができる。休憩用のテーブルも併設されている。その時期の最新のTVゲームもある。
ラウンジエリア
エントランスホールの一角にある玩具にかこまれながらゆっくりできるラウンジ。持ち込み飲食もできる。
団体飲食エリア
最大約90名の対応が可能な飲食エリア。団体のみが利用可能で、利用には事前予約が必要。
炭鉱ジオラマ
炭鉱ジオラマ「モデル・コールマイン」
1924年の大英帝国博覧会に出展された炭鉱街の模型。産業革命後のイギリスの繁栄を影で支えた19世紀の炭鉱街の一日の生活のようすを約170体の人形たちなどで再現している。今から約100年以上も前の1904年から18年の歳月をかけてイギリスのフェルペス夫妻の手によって作られた。当時の生活文化をまなぶことができる。
巨大ジオラマ
巨大ジオラマ
3メートルを超える幅をほこる、ヨーロッパの街並みを再現した巨大な鉄道模型のジオラマをエントランスホールに展示している。
ロボット立像
身長にとどく高さのキャラクターロボットの立像を展示している。
原寸大ガンダム胸像
原寸大のガンダムの上半身(Aパーツ / 約5.6メートル)をエントランスホールに展示している。
フロント
入館口。また、ミュージアムショップの精算もここで行う。
ミュージアムショップ
館内の展示にちなんだ各種の商品やオリジナルグッズなどを販売している。また、毎週月・水・金の午前11時30分から午後1時30分までは、バンダイナムコウィルより焼きたてのドイツパンを販売している。
入場無料。
芝生
芝生
約3,000平方メートルの広大な芝生。持ち込みの弁当などでピクニックや、こどもとのボール遊び、昼寝などもできる。
ミニ鉄道「バンダイ急行」
1969年に廃線となった磐梯急行電鉄ガソ101型を1/6スケールで再現したミニ鉄道「バンダイ急行」を運行している。利用する場合、別途料金300円が必要。雨天運休。
「キャラクターロボット玩具発祥の地」の碑
3体のスーパーヒーロー像とともに、この地がキャラクターロボット玩具発祥の地であることを記念した碑を館外入口付近に建立している。
蒸気自動車「ペンデルプリンセス号」
1919年イギリス製、7.5トン級の蒸気自動車。館外入口付近に静態保存されている。
無料駐車場
最大約70台の収容が可能で、大型バスも駐車できる。
歴代館長(CURATOR)
2007年~ 桜田純
2008年~ 足立光二
2009年~ 茂塚茂
2010年~ 吉川将司(兼 統括プロデューサー
2012年~ 鈴木涼佳

松戸時代

松戸時代のバンダイミュージアム

かつては千葉県松戸市の「ピアザ松戸」の4階より上を用い、機動戦士ガンダムを主軸とした展示をしていた。松戸駅から徒歩1分という近さで、2003年7月19日[2]の開場当時からさまざまな人に人気があったが、徐々に来場者が減少し、2006年8月31日で松戸での営業を終了した。現在「ピアザ松戸」では、元からあったバンプレスト運営のゲームセンター「東京ガリバー」が2・1・地下1階で営業している他は、飲食店・美容室等がテナントとなっている。

ガンダムミュージアム
世界初の『ガンダム』のミュージアム。原寸大のガンダムの展示を見るために訪れる人も多かった。軍の制服やパイロットスーツなど、ガンダムのキャラクターの洋服を着て、ガンダムを背景に写真を撮る事ができた。
キャラクターワールド
アニメ・特撮等のヒーローが一堂に会するミュージアム。等身大のキャラクターのモデルや、キャラクターに関連した資料とおもちゃの展示があった。『スーパー戦隊シリーズ』、『仮面ライダー』、『ウルトラマン』などのヒーローを間近で見られた。
G-base
ガンダムのプラモデルや商品を多く取り揃える店で限定の商品も発売されていた。入場料は不要。実際のサイズのキャラクターの衣装も売られていた。
萬代屋
ガンダム以外のバンダイの商品がおいてある店。
G-style Cafe
ガンダムミュージアム内の軽食コーナー。メニューもガンダムにちなんだものが多かった。

トピックス

  • 松戸のバンダイミュージアム・戦隊展示コーナーで、バトルフィーバーJ-高速戦隊ターボレンジャーまでの10年達成記念スタッフジャンパーが2005年頃、松戸のミュージアム閉館まで展示されていた。これは、ターボレンジャーの撮影現場でスタッフやキャストも実際に着ていた、11戦隊の英語文字と「戦隊」という習字文字で書かれたデザインの10年達成記念スタッフジャンパーである。元々の持ち主は現在不明。

脚注

  1. ^ おもちゃのまちバンダイミュージアム - 株式会社バンダイプレスリリース 2007年4月5日
  2. ^ BANDAI MUSEUM - 株式会社バンダイプレスリリース 2003年5月6日 (PDF)

関連項目

外部リンク