XP-62 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Curtiss XP-62 061024-F-1234P-022.jpg

XP-62は、アメリカ合衆国の名門戦闘機メーカーのカーチスが、第二次世界大戦中に開発し試作機を飛行させた最後の機体である。機体の大きさで有名なP-47よりもさらに大きな単発単座の高高度用戦闘機であり、与圧式の操縦席を備えて、強力な2,300 HPライト R-3350エンジンと2重反転プロペラを採用した。

1941年1月から開発がはじまったが、エンジンと与圧装置の開発の遅れにより、初飛行の予定は10ヶ月ほど遅れ、1943年7月21日の初飛行の時点でも与圧装置は間に合わなかった。1942年に100機の発注が行なわれたが、これも開発の遅れによりキャンセルされている。

初飛行時点ですでに運用を開始していたP-47Dに速度、実用上昇限度ともおよばないということで、1943年9月に開発はキャンセルされ、1944年2月に与圧装置の研究のために数度の飛行をおこなって、1機だけ製作された試作機はスクラップにされた。

仕様[編集]

概要[編集]

  • 乗員: パイロット1名
  • 全長: 12.04 m
  • 全幅: 16.36 m
  • 全高: 4.95 m
  • 翼面積: 39.0 m²
  • 空虚重量: 5,340 kg
  • 運用重量: 6,650 kg
  • 最大離陸重量: 7,553 kg
  • エンジン: ライト製 R-3350-17 星形レシプロエンジン × 1
  • 出力: 2,300 hp (1,716 kW)

性能(推定値)[編集]

  • 最大速度: 721 km/h
  • 航続距離: 2,414 km
  • 実用上昇限度: 35,700 ft (10,884 m)
  • 翼面荷重: 171 kg/m²

武装(計画)[編集]

参考文献[編集]

  • 第二次大戦米陸軍機全集 航空ファンイラストレイテッドNo.74 文林堂 1994年 P149
  • 世界の駄っ作機 岡部ださく 大日本絵画 1998年 ISBN 9784499226899 P17

関連項目[編集]

外部リンク[編集]