KING OF GATE

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KING OF GATEきんぐおぶげーと)は、日本のプロレス団体DRAGON GATEの開催するトーナメント戦(勝ち抜き戦)である。

詳細

闘龍門JAPAN時代のEL NUMERO UNOに相当する大会。EL NUMERO UNOがリーグ戦だったのに対し、KING OF GATEはトーナメント制である。優勝賞金は500万円。 決定事項ではないが、優勝者にはオープン・ザ・ドリームゲート王座への挑戦権が与えられる事が多い。

歴代王者

開催年 優勝者 準優勝者 開催期間
2005年 斎藤了 横須賀享 2005.12.23 - 2005.12.27
2006年 望月成晃 斎藤了 2006.12.10 - 2006.12.22
2007年 Gamma CIMA 2007.12.01 - 2007.12.09
2008年 土井成樹 望月成晃 2008.12.02 - 2008.12.19
2009年
開催なし
2010年 鷹木信悟 ドラゴン・キッド 2010.04.03 - 2010.04.14
2011年 B×Bハルク 神田裕之 2011.05.12 - 2011.05.21
2012年 堀口元気H.A.Gee.Mee!! 戸澤陽 2012.05.10 - 2012.05.19
2013年 リコシェ 鷹木信悟 2013.05.10 - 2013.05.25
2014年 ジミー・ススム T-Hawk 2014.05.09 - 2014.05.31
2015年 吉野正人 T-Hawk 2015.05.08 - 2015.05.31

2005年大会の補足

  • 1回戦での注目の対戦カードは、横須賀享とK-ness.のクネスカ対決と、マグナムTOKYOと望月成晃の対決が大きく取り上げられた。
  • ベーカリー八木がジョンソン・フロリダとして久しぶりにシングル戦で戦った。八木がお笑い試合以外で戦ったのは、これ以降は特に見受けられない(ただし、試合中は剥がされてもいいようにマスクを二重に被っていたり、フランスパンでバカタレ・スライディングキックをガードしたりと、試合内容は、ややお笑い寄りである)。
  • フロリダエキスプレスは、全員1回戦負けである。(マイケル岩佐のみシードだったが、初戦でCIMAに負けている。)
  • B×Bハルクはシード、さらに同じブロックのストーカー市川としゃちほこマシーンが試合放棄したため、一試合もせずにベスト8進出した。
  • シードに位置していたカツオは、マグナムTOKYOと望月成晃の勝者と戦うというクジ運が良いのか悪いのか妙な場所にエントリーしている。
  • 大本命が予想されたドリームゲート王者のマグニチュード岸和田は1回戦で、アンソニー・W・森に敗れる。しかしアンソニーは岸和田戦のダメージが大きすぎたため、2回戦は新井健一郎の不戦勝となる。
  • 横須賀享は1回戦でK-ness.、2回戦でドン・フジイ、3回戦でドラゴン・キッド、準決勝でCIMAと全員が先輩であるにも関わらず勝利した。しかし、皮肉にも決勝では後輩の斎藤了に敗れた。
  • 優勝した斎藤了は賞金の500万円で、DoFIXERのメンバー全員をグァムに連れて行った。

2006年大会の補足

  • この大会から全選手参加ではなく、ファン投票の結果上位12名、前年度覇者の斎藤了、KOG最終出場者決定戦の勝者、さらに他団体枠(X)が参加した。
  • 斎藤了は前年度優勝者のため、シードブロックに位置している。
  • ドラゴン・キッドと鷹木信悟も出場する予定だったが、キッドは急性虫垂炎で欠場中のため同じユニットの堀口元気が代打出場。鷹木信悟はアメリカ遠征中のため、ファン投票の繰り上げで宍戸幸之(旗持ち親父)が出場。
  • 他団体からディック東郷が参戦し、2回戦でドリームゲート王者のフジイを下すなどトーナメントを大きくかき回した。
  • 優勝した望月成晃はKing Of Gate終了後にFinal M2K解散を宣言し、翌年に正式にユニットを解散させた。

2007年大会の補足

  • サイバー・コングが初出場。
  • アンソニー・W・森は3年連続で1回戦は外敵と対戦。(2005年はマグニチュード岸和田、2006年はディック東郷、2007年はGammaと、いずれもドラゴンゲート所属ではない選手と対戦)
  • 他団体枠からはKing Of Gate史上初の外国人レスラーであるオースチン・エイリースが参戦。
  • 1回戦で注目された対戦カードはCIMAとドン・フジイのシングルでは7年ぶりの対決と、ドラゴン・キッドと鷹木信悟の初対決が取り上げられた。
  • 吉野正人は、大会当時4本のベルト(ブレイブゲート、ツインゲート、GHCジュニアヘビー級タッグ、IJタッグ)を保持していたが、トーナメントは1回戦で敗退している。
  • 決勝戦はアクシデントにより(GammaのローブローがCIMAに直撃し試合続行不能)不本意な結末となってしまったが、納得のいかないキッドがGammaとシングルマッチで対戦し勝利した。

2008年大会の補足

  • 吉野正人も出場する予定だったが、腕の怪我のため出場を辞退。その枠を賭けて神田裕之とマグニチュード岸和田が名乗りをあげ、KOGの3日前に行われたオープン・ザ・トライアングルゲート戦にて王者組(望月成晃&ドン・フジイ&マグニチュード岸和田)が勝利した場合は岸和田が、挑戦者組(Gamma&堀口元気&神田裕之)が勝利した場合は神田裕之が出場できるという条件で試合が行われた。結果は王者組がトライアングルゲートを防衛し、マグニチュード岸和田が参戦した。
  • 当初の予定では鷹木信悟も出場する予定だったがドリームゲート王座を防衛し、自ら出場を辞退。2006年大会と同様に1つ枠が空いたため、残ったメンバー全員でKOG最終出場者決定バトルロイヤルが行われた。勝ち上がったのは他団体(当時:KAIENTAI-DOJO所属)の円華である。
  • 岩佐拓と谷嵜なおきが3年ぶりに出場。
  • YAMATOが初出場。
  • 1回戦で注目された対戦カードは望月成晃とGammaの過去のKing Of Gateの覇者同士の対決が取り上げられた。
  • 去年と同じく斎藤了とB×Bハルクが1回戦で対決した。
  • REAL HAZARDTyphoonは全員1回戦負けである。(REAL HAZARDからエントリーされたのはサイバー・コング、Gamma、堀口元気、YAMATO。Typhoonからは斎藤了、横須賀享、アンソニー・W・森、ドラゴン・キッド)
  • 準決勝まで勝ちあがったのは望月成晃、マグニチュード岸和田、ドン・フジイ、土井成樹の4名。土井以外の3名は無所属及び当時のトライアングルゲート王者チームである。
  • それまでKing Of Gateではベスト4にも入らなかった土井成樹が、この大会で見事に優勝した。さらにKOG優勝したことにより、ドリームゲートの挑戦権も手に入れ、年末には鷹木信悟からドリームゲートを奪取。土井が大きく飛躍した年になった。

2010年大会の補足

  • 5年ぶりにクネスカ対決が実現。
  • 菅原拓也KAGETORAが初出場。
  • その他の注目の対戦カードは吉野対CIMA、望月対YAMATOがあった。YAMATOはドリームゲート王者として参加したが1回戦負け。(その後望月が吉野に負け、吉野がキッドに負け、キッドが鷹木に負け実質最下位)
  • 2回戦は2大会ぶりにキッド対Gammaとなった。前回はGammaがマスグ剥ぎから丸め込んで勝利したが今大会はキッドが勝利した。

2011年大会の補足

  • 1回戦で前大会覇者の鷹木信悟とドリームゲート王者の望月成晃が対決。
  • 鷹木が望月に敗れたことからKAMIKAZEは封印(事実上の解散)となった。
  • PACが初出場。
  • YAMATOが3回目の出場で初の1回戦突破。
  • 決勝では両者ともに決勝初出場のB×Bハルクと準決勝でドリームゲート王者の望月を破った神田裕之が対決。ハルクが勝ち、初制覇。

2012年大会の補足

  • ドリームゲート王者のCIMAはKing Of チョップ!!を優勝し、King Of Gate出場を嘆願した小林瑛太に出場権を譲ったため非出場
  • Kzy問題龍、小林瑛太が初出場。
  • 戸澤陽は「トザワ」名義で出場した05年・第1回大会から7年ぶり(6大会ぶり)2度目の出場。
  • 初めて過去のKing Of Gate覇者がケガなどでなく出場できなかった(斎藤“ジミー”了、Gamma)
  • 1回戦で「鷹YAMA」こと、鷹木信悟とYAMATOの対決が実現
  • King Of Gateに07年大会を除いて出場していながら通算2勝しかできていなかった堀口元気H.A.Gee.Mee!!が得意技であるバックスライド・フロム・ヘブンで快進撃の4連勝を果たし初優勝を果たす。

2013年大会の補足

  • ウーハー・ネイションリッチ・スワンリコシェ琴香が初出場。
  • ドリームゲート王者のCIMAは非出場。
  • 決勝戦は、2010年大会優勝の鷹木信悟と初出場のリコシェの対決となり、リコシェが勝利し初優勝を果たす。初出場選手による優勝は、初回の2005年大会を除くと史上初となる。

2014年大会の補足

  • King Of Gate開催の5日前に、出場権を賭けたU-Tリョーツ清水富永千浩の三者による3WAYマッチが実施され、リョーツ清水が勝利し出場権を獲得した。
  • T-Hawk、リョーツ清水が初出場。
  • 1回戦では、当時MAD BLANKEYを脱退したばかりのB×Bハルク対MAD BLANKEYの土井成樹、ジミーズ内で抗争していたジミー・神田対Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィンの対戦カードが注目された。
  • ドリームゲート王者のYAMATOは1回戦で堀口に敗れる。その後、堀口を挑戦者として逆指名し、異例のKing Of Gate期間中でのドリームゲート王座戦を行い防衛した。
  • 決勝戦は、2005年大会以来2度目の決勝進出となるジミー・ススムと初出場のT-Hawkの対決となり、ジミー・ススムが勝利し初優勝を果たす。

2015年大会の補足

  • 初めて初出場の選手がいない大会となった。
  • 1回戦では、当時MAD BLANKEYを脱退したばかりのCIMA対MAD BLANKEYの土井成樹、MONSTER EXPRESS同門対決となった鷹木信悟対戸澤陽の対戦カードが注目された。
  • 決勝戦は、初めて決勝に進出した吉野正人が準決勝でドリームゲート王者のB×Bハルクを破って2年連続の決勝進出を果たしたT-Hawkを下し初優勝。T-Hawkは2年連続で準優勝となった。

その他補足

  • 過去優勝・準優勝または2回以上出場した選手のKOGでの戦績表
選手名 通算戦績 '05 '06 '07 '08 '10 '11 '12 '13 '14 '15
斎藤“ジミー”了(斎藤了) 8勝6敗
望月成晃 19勝9敗
Gamma 7勝4敗
土井成樹 7勝9敗
鷹木信悟 12勝7敗
B×Bハルク 13勝9敗
堀口元気H.A.Gee.Mee!!(堀口元気) 8勝8敗
リコシェ 4勝0敗
ジミー・ススム(横須賀享) 11勝9敗
吉野正人 10勝8敗
CIMA 8勝6敗
ドラゴン・キッド 11勝8敗
ジミー・神田(神田裕之) 3勝5敗
戸澤陽(トザワ) 4勝5敗
T-Hawk 6勝2敗
ドン・フジイ 5勝8敗
マグニチュード岸和田 2勝3敗
YAMATO 4勝7敗
サイバー・コング 2勝7敗
Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン(谷嵜なおき) 2勝3敗
アンソニー・W・森 1勝4敗
新井健一郎 1勝2敗
岩佐拓(マイケル岩佐) 1勝2敗
K-ness. 1勝2敗
Eita(小林瑛太) 1勝2敗
ジミー・カゲトラ(KAGETORA) 0勝2敗
しゃちほこBOY(しゃちほこマシーン) 1勝2敗
ビッグR清水(リョーツ清水) 1勝2敗

※「(年数)」の下欄について  ☆・・・優勝  ◎・・・準優勝  ○・・・ベスト4  ●・・・出場  空欄・・・非出場

※過去1回のみ出場した選手(優勝準優勝者除く)

ジョンソン・フロリダ、ジャクソン・フロリダ、ストーカー市川、スペル・シーサー、カツオ、マグナムTOKYO、ダニエル三島、宍戸幸之、ディック東郷、オースチン・エイリース、円華、菅原拓也、PAC、Kzy、問題龍、リッチ・スワン、琴香

  • King Of Gateの最短時間は2005年大会のトーナメント2回戦「斎藤了 vs 堀口元気」(1分10秒)である。
  • 最長時間は同じく2005年大会の決勝戦「斎藤了 vs 横須賀享」(30分0秒)である。
  • 過去10回の大会にすべて出場しているのは、望月成晃、土井成樹、B×Bハルク、ジミー・ススム(横須賀享)の4名のみ(2015年大会終了時点)。
  • この大会で通算10勝以上しているのは、望月成晃、B×Bハルク、ジミー・ススム(横須賀享)、鷹木信悟、吉野正人、ドラゴン・キッドの6名。その中でもトップは望月(19勝)。次いでハルク(13勝)、鷹木(12勝)(2015年大会終了時点)。
  • 望月成晃は、闘龍門時代のエル・ヌメロ・ウノも含め、このトーナメント大会に異常に強く、2012年以前の全ての大会に最低でもベスト8(2005年、2010年大会を除けばベスト4)入りをしていたが、2013年大会1回戦でYAMATOに敗れ、初の初戦敗退となった。なお、エル・ヌメロ・ウノ、King Of Gateどちらも優勝経験があるのは望月成晃のみである。(CIMAもまだ達成していない)
  • 2009年は開催期間見直しのため開催されず(ベテラン軍と新世代軍との抗争のため)、2010年以降は毎年春頃の開催を予定している。

外部リンク