J-オイルミルズ
本社 聖路加タワー | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 |
大証1部(廃止) 2613
|
本社所在地 |
日本 東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー17~19階 |
設立 | 2002年4月1日 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 6010001078021 |
事業内容 | 油脂・各種食品等の製造、加工、販売など |
代表者 | 代表取締役社長:楳田純和 |
資本金 | 100億円 |
売上高 |
連結:1,868億7,000万円 単体:1,789億1,200万円 (2013年3月期) |
純資産 |
連結:719億8,100万円 単体:678億4,800万円 (2013年3月) |
総資産 |
連結:1,516億2,700万円 単体:1,477億3,900万円 (2013年3月) |
従業員数 |
連結:1,069人、単体:995人 (2013年3月) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
味の素株式会社 27.02% 住友商事株式会社 7.31% 三井物産株式会社 6.48% (2013年3月) |
主要子会社 | 日華油脂株式会社 100% |
関係する人物 |
杉山金太郎 江頭邦雄 |
外部リンク | http://www.j-oil.com |
株式会社J-オイルミルズ(ジェイオイルミルズ)は、東京都中央区に本社を置く、食用油脂の製造・販売を主たる業務とする会社である。2003年4月に味の素製油、ホーネンコーポレーション、吉原製油の3社が統合して設立された。
概説
前身は2002年4月にホーネンと味の素製油が統合して設立された持株会社豊年味の素製油である。翌年4月には吉原製油が加わり、持株会社が現在の社名に変更された。その後2004年7月には事業会社3社と日本大豆製油の全てを吸収合併して、完全統合を遂げた。
現在は統合前のブランド名をそのまま使用している商品もあるが、多くは「J-オイル」ブランドへ統一されつつある。同じ業界では、2002年に日清製油、リノール油脂、ニッコー製油の3社が統合して日清オイリオグループを設立しており、いずれも業界内で2強となっている。
2011年6月に設立以来、初めてコーポレートステートメントを制定。コーポレートメッセージは「おいしい♪は幸せのエネルギー。」である。
沿革
旧 ホーネンコーポレーション沿革
- 1922年4月 - 鈴木商店製油部の四工場とその営業権の一切を継承して、豊年製油株式会社設立。
- 1989年4月 - 社名を株式会社ホーネンコーポレーションに変更。
- 2000年 - 日華油脂をニチメン(現在の双日)からの資本譲渡により100パーセント子会社化。
- 2002年4月 - 味の素製油株式会社との共同株式移転により、株式会社豊年味の素製油を設立し、その完全子会社となる。
- 2004年7月 - 株式会社J-オイルミルズと合併し、解散。
旧 味の素製油沿革
- 1968年2月 - 東洋製油株式会社設立。
- 1999年4月 - 味の素株式会社横浜工場を統合し、社名を味の素製油株式会社に変更。
- 2001年4月 - 味の素株式会社の油脂事業を統合。
- 2002年4月 - 株式会社ホーネンコーポレーションとの共同株式移転により、株式会社豊年味の素製油を設立し、その完全子会社となる。
- 2004年7月 - 株式会社J-オイルミルズと合併し、解散。
旧 吉原製油沿革
- 1934年12月 - 個人経営の吉原定次郎商店を組織変更し、油脂、肥料、飼料、化粧品の製造加工売買を目的とした株式会社吉原定次郎商店を設立。
- 1935年7月 - 株式会社吉原定次郎商店が吉原製油株式会社を吸収合併し、社名を吉原製油株式会社に変更。
- 2003年4月 - 株式会社J-オイルミルズとの株式交換により、その完全子会社となる。
- 2004年7月 - 株式会社J-オイルミルズと合併し、解散。
旧 日本大豆製油沿革
- 1966年8月 - 豊年製油株式会社と吉原製油株式会社との均等出資により、設立。
- 2004年7月 - 株式会社J-オイルミルズと合併し、解散。
持株会社設立後
- 2002年
- 4月 - ホーネンコーポレーションと味の素製油との共同株式移転により、持株会社株式会社豊年味の素製油設立。
- 子会社であるホーネンコーポレーションが、同社関連会社である豊年リーバの株式を追加取得。
- 2003年4月 - 株式交換により吉原製油を完全子会社とするとともに、社名を株式会社J-オイルミルズに変更。
- 2004年
- 7月 - ホーネンコーポレーションが同社の化成品事業を会社分割し、株式会社J-ケミカルを設立。
- ホーネンコーポレーション、味の素製油、吉原製油および日本大豆製油を吸収合併。
- 12月 - 園芸肥料事業を関連会社である太田油脂株式会社に営業譲渡。
- 2005年9月 - 子会社である株式会社J-ビジネスサービスが同社完全子会社である楽陽食品株式会社の全株式を売却。
- 2007年
- 3月 - 子会社である豊年リーバ株式会社の株式を追加取得し、100%子会社とする。
- 7月 - マーガリンのラーマの事業をユニリーバ・ジャパンから譲渡[1]。
- 2008年
- 3月 - 子会社である豊年リーバから業務用加工油脂および製菓・製パン材料の販売事業を譲り受ける。
- 6月 - 子会社であった豊年リーバが解散。
- 2012年4月 - 子会社であった株式会社J-ビジネスサービスを吸収合併。
取扱ブランド
2009年現在、家庭用ブランドは味の素のみ、業務用もJ-オイルミルズと味の素の2種類のみで、豊年は栄養補助食品ブランドへ、吉原、日華ブランドは扱っていない。
現行
- 味の素(主に家庭用)
- AJINOMOTOサラダ油
- AJINOMOTOさらさらキャノーラ油
- AJINOMOTOさらさらキャノーラ油 健康プラス
- AJINOMOTOハイオレさらさらキャノーラ油 ヘルシーピュアライト
- AJINOMOTO炒め油
- AJINOMOTOさらさらキャノーラ油 あっさり炒め1/2
- AJINOMOTOカラッとフライオイル
- AJINOMOTO健康サララ(特定保健用食品)
- AJINOMOTO胚芽の恵みコーン油(旧コーンサラダ油)
- AJINOMOTOべに花油
- AJINOMOTOヘルシーグレープシードオイル
- AJINOMOTOごま油好きのごま油
- AJINOMOTO健康調合ごま油
- AJINOMOTOオリーブオイル
- AJINOMOTOオリーブオイル エクストラバージン
- AJINOMOTO Eurolive(ユーロリーブ)
- AJINOMOTOオリーブ&ガーリック フレーバーオイル
- AJINOMOTOオリーブ&バジル フレーバーオイル
- AJINOMOTOオリーブ&レッドペパー フレーバーオイル
- FILIPPO BERIO
- FILIPPO BERIOオリーブオイル
- FILIPPO BERIOエクストラバージンオリーブオイル
- FILIPPO BERIOエクストラバージンオリーブオイル グストフルッタート
- J-オイル(業務用のみ)
- 豊年油
- 豊年(栄養補助食品ブランドのみ)
かつてのブランド
- 豊年サラダ油
- ゴールデンサラダ油(旧吉原製油のブランド)
- ニッカサラダ油 [3]
CM
2006年9月現在、J-オイルミルズのCMは味の素ブランドのものしか放送されておらず、提供部分のテロップにも味の素としか表記されていない(希にフジテレビ系「木曜劇場」の筆頭スポンサーである「AGF」名義でもCMを流したこともある)。吉原・豊年・日華などの商品はおろかJ-オイル独自ブランドの商品すら一切宣伝されていない状況である。なお、経営統合前は豊年・吉原・日華もCMをしていたことがあった(豊年もテレビCMが主体、吉原はどちらかというとラジオCMがメインだった。日華のCMについては日華油脂#コマーシャルを参照のこと)。
2009年には油脂製品自体が、家庭用では味の素のみ、業務用も味の素とJ-オイルミルズブランドのみの扱いとなった。
- 主なCM出演者
その他
前身のホーネンコーポレーション時代にサッカー・Jリーグ清水エスパルスのユニフォームスポンサー(袖の部分)を1992年~2002年の10年間務めていた事がある(主力工場が静岡市清水区に所在)。現在もJ-オイルミルズは清水エスパルスの運営会社(株式会社エスパルス)の株主の一つである。
脚注
- ^ ユニリーバ・ジャパン(旧日本リーバ)は元々、豊年製油とユニリーバの合弁会社「豊年リーバ」であり、後にこの合弁会社から豊年は撤退していた。よって、実質的にラーマは豊年ブランドに復帰した事になる。
- ^ 2007年7月にユニリーバ・ジャパンから譲渡された。ただし、味の素オリジナルの「マリーナ」というブランドもあったが、味の素がマーガリン事業を撤退して以来となる。
- ^ ただし、J-オイルホームページには掲載されていない。
外部リンク