IPAフォント
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| IPA フォント | |
|---|---|
| 開発元 | 独立行政法人情報処理推進機構 |
| 最新版 | 003.01 (2009年4月20日) |
| 対応言語 | 日本語 |
| 種別 | フォント |
| ライセンス | IPA フォントライセンス |
| 公式サイト | ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/ |
IPA フォント(アイピーエイふぉんと)とは、情報処理推進機構 (IPA) によって配布されているコンピュータ用の無償のフォントセットの1つであり、高品位な日本語アウトラインフォントである。
目次 |
[編集] 種類
IPA フォントは以下の書体で構成されている(括弧内は英語環境での表記)。
- IPA明朝 (IPAMincho) ……固定幅フォント。
- IPA P明朝 (IPAPMincho) ……可変幅フォント、すなわちプロポーショナルフォント。
- IPAゴシック (IPAGothic) ……固定幅フォント。
- IPA Pゴシック (IPAPGothic) ……可変幅フォント。
TrueType データ形式を内包した OpenType フォントであり,JIS X 0213:2004 に準拠している。
2008年2月にリリースされたバージョン 002 までは TrueType フォントであり、ビットマップフォントのデータを含んでいた。また次の「IPA UIゴシック」が含まれていた。
- IPA UIゴシック (IPAUIGothic) ……可変幅フォント。
[編集] 概要
[編集] 開発の背景
このフォントは、独立行政法人情報処理推進機構の2003年度オープンソフトウェア活用基盤整備事業「オープンソース GIS プラットフォームの開発」[1]の成果物であるGRASS GIS、MapServer、PostGIS に添付されることとなった。当初のライセンスでは、再配布に当たっては、このフォントが IPA フォントであることを明示する必要があり、またその派生物を改変し再配布する場合にも適用された。IPA フォント自体の単体配布は認められておらず、IPA フォントが含まれているソフトウェア(GRASS など)に同梱して配布する必要があった。なお IPA フォントは利用範囲について明記されていないが、GRASS 開発元であるオークニーの担当者は GRASS 以外からの利用についても問題ないとの見解を示している[2]。
[編集] 単体配布版
2007年10月1日、一般利用者向け IPA フォント使用許諾契約書(エンド・ユーザ・ライセンス [end-user license])が定められ、デザイン変更を行わない場合には商用・非商用を問わずフォント単体での利用および配布が可能になった。なお、この使用許諾契約書では IPA フォントのデザインを変更するなどの改変は認めていない。つまり GRASS などの成果物に添付されたものは改変したものを再同梱し配布することが可能だが、フォント単体で配布されているものは不可である[3]。
[編集] オープンソース版
2009年4月20日、IPA フォント Ver. 003 が配布開始された[4][5]。この版から Open Source Initiative の承認を受けたオープンソースライセンスである「IPA フォントライセンス」が適用された。同ライセンスでは改変の条件として、派生物には IPA の名称を使用してはならない、オリジナルの IPA フォントに戻せる方法を提供しなければならない、といった制約を課している[6]。
[編集] Linux ディストリビューションでの収録など
[編集] Debian GNU/Linux
Debian GNU/Linux 不安定版の non-free セクションに単体配付版が収録され配布されるようになった。JIS X 0213:2004 版以外に、一部グリフが異なる JIS X 0208:1997 版も用意されている。
[編集] Ubuntu
近年利用者の多い Linux ディストリビューションである Ubuntu の日本語ローカライズ版において、これまで IPA フォントがデフォルトで収録され利用可能であったが、8.10 (Intrepid Ibex) では日本語フォントは Project Vine が配布している VL ゴシックフォントファミリが標準となり IPA フォントはデフォルトでは収録されない。利用する場合はセットアップヘルパなどを通じてユーザがインストールする必要がある。これは、当時の IPA フォントが単体での改変・再配布を認めないことが理由である[7]。
[編集] Fedora
Fedoraにおいては11よりオープンソース版がipa-*-fontsの名称のrpmパッケージでディストリビューターから提供されるようになった。[8] デフォルトではインストールされずyumなどを使いユーザーが任意でインストールを行う。
[編集] 脚注
- ^ 情報処理推進機構:平成15年度オープンソフトウエア活用基盤整備事業 採択概要
- ^ [Efont-devel] IPAフォントに関して
- ^ 麻生二郎 (2007-10-01). "IPA が日本語フォント「IPA フォント」を一般に配布:ITpro". ITpro. 2009-04-04 閲覧。
- ^ "情報処理推進機構:プレス発表:IPA フォントの新版を、新しいライセンスにより配布開始 〜よりオープンな日本語情報処理基盤の構築に向けて〜". 情報処理推進機構 (2009-04-20). 2009-05-22 閲覧。
- ^ "タイプバンクがデザイン提供した IPA フォント改訂版がリリースされました。— TB ニュース — TypeBank". タイプバンク (2009-04-24). 2009-05-22 閲覧。
- ^ "IPA フォント (Ver. 3) よくある質問とその答え (FAQ) 2009年4月27日版". 情報処理推進機構 (2009-04-27). 2009-05-22 閲覧。
- ^ Ubuntu 8.10 から IPA モナーフォントがデフォルトではなくなります — いくやの斬鉄日記
- ^ Fonts inclusion history - FedoraProject
[編集] 関連項目
- 情報処理推進機構
- フォント
- IPA モナーフォント(アスキーアートに対応するように IPA フォントを改変したフォント)
- 日本語フォントの比較
[編集] 外部リンク
- IPA フォントのダウンロード || OSS iPedia
- IPA フォント使用許諾契約書
- オープンソース情報データベース || OSS iPedia
- 情報処理推進機構
- 情報処理推進機構:プレス発表:IPA フォントの新版を、新しいライセンスにより配布開始 〜よりオープンな日本語情報処理基盤の構築に向けて〜
- 情報処理推進機構:プレス発表:高品位日本語フォント「IPA フォント」の一般利用者向け無償配布を開始
- 情報処理推進機構:オープンソフトウェア:「IPA フォント使用許諾契約書の改訂作業および英語版作成作業」事前確認公募概要
- 情報処理推進機構:公募・入札一覧:「日本語フォント」一式に係る入札公告
- 情報処理推進機構:オープンソフトウェア:OSS オープン・ラボ 開発・評価支援環境「IPA フォント開発ツールの機能拡張」発注先選定に係る企画競争概要
- 情報処理推進機構:オープンソフトウェア:「OSS オープン・ラボ OSS 開発・評価支援環境構築及び運用手順の作成(IPA フォント編集環境)」公募(企画競争)概要
- Open Source Initiative
- TypeBank