Ghostscript
| Ghostscript ロゴ | |
| 作者 | L. Peter Deutsch |
|---|---|
| 開発元 | Artifex Software |
| 初版 | 1988年08月11日[1] |
| 最新版 | 9.07 / 2013年02月14日 |
| 対応OS | クロスプラットフォーム |
| サポート状況 | 開発中 |
| 種別 | PostScript/PDF インタプリタ |
| ライセンス | GNU General Public License, Aladdin Free Public License,Artifex Commercial License |
| 公式サイト | www.ghostscript.com |
Ghostscript(ゴーストスクリプト)は、アドビシステムズが開発した PostScript や Portable Document Format (PDF) などページ記述言語向けのインタプリタおよび、それを元にしたソフトウェアパッケージのことである。フリーソフトウェアとして配布されている。
目次 |
特徴 [編集]
Ghostscript は ラスターイメージプロセッサ (RIP) として、PostScript ファイルをラスター画像に変換してプリンターに送る。たとえば、UNIX における line printer daemon (lpd) の入力フィルタとして使われたり、PostScript や PDF ビューアなどに表示するラスター画像を裏で生成する RIP エンジンとしても使われる。
Ghostscript は PostScript -> PDF 変換ソフトなどのファイルコンバータとしても使われる。これはよく仮想プリンタなどの PDF 作成ソフト中の PostScript プリンタドライバと組み合わされる。
言語インタープリタの形式をとっているため、Ghostscript は一般用途向けプログラミング環境としても使われる。
Ghostscript は Unix、Linux、Mac OS、OpenVMS、Microsoft Windows、OS/2 そして AmigaOS など数多くの OS に移植された。
フロントエンド [編集]
Ghostscript を使用するための複数のグラフィカルユーザインタフェース (GUI) が存在する。これらを使うことで文章の印刷はもちろんのこと、PostScript や PDF ファイルを画面上で見たり、スクロールしたり、前後のページへ移動したり、文章を拡大したりすることができる。
- Ghostview
- Unix/X11 上で動作する。一般的ではないユーザインタフェースの特徴を持つ:文章の上でマウスをドラッグすると逆の方向にスクロールする(ドラッグによってイメージそのものではなく、イメージを見る視点を移動させている)。その効果はイメージ全体に見えないスクロールバーがあるのに似ていて、Google マップやその他のアプリケーションのやり方とはほとんど逆である。
- gv
- Unix/X11 上で動作する。Ghostview を視覚的に改良したバージョンで、振る舞いは Ghostview に似ている。
- mgv
- Unix/X11 上で動作する。Motif を使用した Ghostscript のフロントエンドである。その特徴は規則正しいメニューやスクロールバーで実現された、より標準的なユーザーインターフェースにある。
- GSview
- Microsoft Windows、OS/2 および UNIX 系 OS 上で動作する。Windows and OS/2 向けバージョンが最もよく知られている。UNIX 上では GTK+ toolkit を使用している。Aladdin Free Public Licence の下で配布されているが、ユーザーに GSview の開発を支援するための登録を促すウィンドウがしつこく表示される。登録料は 40 AUドル である。2013年1月現在、最新版は2012年 1月17日に公開された version 5.0[2]である。
- PDF Blender
- クロスプラットフォームなアプリケーションである。文章を PostScript と PDF で変換したり、マージしたりできる。
- Moonshiner
- Ghostscript を使用して PostScript を PDF に変換するためのグラフィカルなフロントエンドである。Linux 上で Adobe Acrobat のそっくり製品になることを目指している。
歴史 [編集]
Ghostscript は基は 1986年に GNU プロジェクトのために L. Peter Deutsch によって書かれ、GPL の下でリリースされた。その後 Deutsch は Ghostscript をプロプライエタリ・ソフトウェアとしてライセンスするために Aladdin Enterprises を設立した。現在 Ghostscript は Artifex Software が所有しており、Artifex Software の従業員と世界中のユーザーコミュニティーが保守・管理している。Ghostscript の現行バージョンは GPL のもとで再び利用可能になったが、金銭的利益を得るためのプロプライエタリなプロジェクトでの使用向けライセンスも存在する。
Ghostscript の実装 [編集]
- GPL Ghostscript
- フリーソフトウェア・ライセンス である GPL の下で利用可能であり、公式の実装とされる。2006年6月より以前は、最先端の Ghostscript は AFPL Ghostscript(以前の名称は Aladdin Ghostscript)として Aladdin Free Public License の下で配布されていた。このライセンスは商用利用を制限していた。現在 AFPL Ghostscript は廃れてしまった[3]。
- GNU Ghostscript
- GNU プロジェクト の一部であり、現在は GPL Ghostscript から派生している。
- ESP Ghostscript
- Easy Software Products によって GPL の下で配布されていた。GPL Ghostscript に基づいており、ESP の Common Unix Printing System との互換性を改良するためにいくつかの修正を加えたものである。GPL Ghostscript に統合されたため、2007年3月14日にリリースされたバージョン 8.15.4 を最後に開発は終了した[4]。
- Ghostscript
- Artifex Software のプロプライエタリな現行の商用バージョンであり、クローズド・ソースな製品を含んでいる。
GPL Ghostscript は、Display PostScript を完全にサポートするのに必要な機能を持つ Display Ghostscript のバックエンドとしても使われている。
関連項目 [編集]
- Common Unix Printing System (CUPS)
- PostScript Printer Description (PPD)
- en:Printer driver
- en:Foomatic
- en:Pstoedit
脚注 [編集]
- ^ “History of Ghostscript versions 1.n”. 2007年4月10日閲覧。
- ^ Ghostgum Software Pty Ltd. (2013年1月14日). “GSview” (英語). 2013年1月14日閲覧。
- ^ Advogato: Blog for raph
- ^ Article #484: The Grand Unified Ghostscript Officially Released: GPL Ghostscript 8.60 - Common UNIX Printing System
外部リンク [編集]
- Ghostscript コミュニティーサイト、メーリングリスト, Bugzilla, CVS(英語)
- Ghostscript ライセンスと商用サポート
- SourceForge の Ghostscript ファイル
- SourceForge の Ghostscript フォント
- GNU Ghostscript
- Yap.app (GPLed)
- 1998 Interview with L. Peter Deutsch on history of Ghostscript project - インタビュー記事
- Ghostscript, Ghostview と GSview のダウンロード
- GNU gv
- PDF Blender Home Page
- DOS 向け Ghostscript
- RGhost - Ruby と Ghostscript を使って文書を生成するプロジェクト。32 種のバーコードをサポートする。
- Moonshiner Homepage