TrueType

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
TrueType
拡張子 .ttf, .ttc, .dfont(OS X)
タイプコード tfil
UTI public.truetype-ttf-font
開発者 アップルコンピュータ • マイクロソフト
初版 1990年 (1990)
種別 アウトラインフォント
テンプレートを表示

TrueType(トゥルータイプ)はデジタルフォントの符号化方式の一である。

アップルコンピュータマイクロソフトが共同開発し、1990年に発表されたスケーラブルフォントで、補助目的のビットマップフォントを埋め込むこともできる。3次ベジェ曲線で曲線を表現するPostScriptとは異なり、2次ベジェ曲線を接続したもので曲線を表現する[1]WindowsMacintoshを中心に利用されている。

規格[編集]

拡張子は「.TTF」と「.TTC」の二種類である。前者は単体のフォントファイルであり、後者は1つのファイルにプロポーショナルフォントと等幅フォントなど類似した複数のフォントを収納したものである。

後継規格となるOpenTypeではPostScriptとTrueTypeで記述方式を選ぶことが可能だが、TrueTypeをベースにした場合、拡張子は「.TTF」もしくは「.TTC」のまま変わりない。

OS X では、拡張子「.DFONT」も使用されている。これは、Mac OS 9までのTrueTypeにおけるデータの扱い方を変えたものであり、それまでリソースフォークにフォントデータを格納して「フォントスーツケース」という形で取り扱っていた (TrueType以外の型式も同様であった) ものを、データフォーク側にフォントデータを移し変えたものである。また、フォントスーツケースで取り扱うTrueTypeは、OS X ではFFIL形式となる。これらの型式は、いずれも他のOSでは対応していない。

経緯[編集]

アップルがPostScriptフォントに対抗するために企画し、マイクロソフトとともに開発したという歴史を持つ。このため、マイクロソフトはWindows3.1以降システムにラスタライズエンジンを標準装備し、Windowsのフォント形式をTrueTypeでほぼ統一している。しかし、アップルはPostScriptとTrueTypeが両立するという形となった。

その後Linuxでも利用されるようになった。現在では数多くのLinuxディストリビューションにおいても標準的に利用されている。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ PostScriptフォントではPostScriptのcurvetoオペレータにより3次ベジェ曲線を使用できる。TrueTypeでは、仕様を読んでいないか「解釈」して「2次B-スプライン曲線」としている説明がネットには大量にあるが、仕様にはどこにも「2次B-スプライン曲線」とは書かれていない https://developer.apple.com/fonts/TrueType-Reference-Manual/RM01/Chap1.html (ただし、仕様中で説明されているベジェ曲線の接続方法により作られる曲線は2次B-スプライン曲線と一致する)

関連項目[編集]