麦粒腫

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麦粒腫

麦粒腫ばくりゅうしゅ)とは、まぶたにあるマイボーム腺やまつ毛の根もとの脂腺の急性化膿性炎症。マイボーム腺にできるものを内麦粒腫、まつ毛の根もとにできるものを外麦粒腫という。主に黄色ブドウ球菌の感染を原因とし、まぶたの裏側などが腫れて痛む病気。獣医学領域では老犬や馬に認められる。

化膿によるまぶたの炎症による痛みやかゆみを伴うが、失明などの重篤な症状に繋がることは無く、予後も比較的良好である。そのまま安静にしておいても自然に治癒する場合があるが、化膿が悪化した場合には切開による膿の排出を必要とする場合があるので、腫れがひどい場合には眼科を受診することが勧められる。なお、『ものもらい』などの名前から伝染病のような印象を受けるが、他者に伝播する可能性は低い。

治療には内服薬点眼薬により抗生物質を用いて行われる(麦粒腫用の市販薬も販売されている)。通常は2・3日で症状は治まるので、患部を清潔に保ち、不潔な手で触ったりしないことが必要である。

[編集] 日本での呼び名

日本語での呼び名には、ものもらい(関東など)、めばちこ(大阪など)、(京都など)、めこじきめんぼうなど地方によって様々な形が存在する(参考リンク)。稀な用例としてはばかいぬのくそおひめさんなどもある。

「ものもらい」や「めこじき(めかんじん)」の呼び名は、かつての日本に他人からものを恵んでもらうとこの病気が治癒するという迷信が存在したことに由来する。「めばちこ」は、この病気の患者が目をぱちぱちさせる様に由来するのではないかと推測されている。

  • 佐藤亮一監修『方言の読本』54頁(小学館、1991年)

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