阿部真奈

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あべ まな
阿部 真奈
プロフィール
出身地 日本の旗 日本 宮城県女川町
生年月日 (1994-07-03) 1994年7月3日(29歳)
最終学歴 慶應義塾大学総合政策学部
勤務局 テレビユー福島
(2017年 - 現在)
職歴 おながわさいがいエフエム
(2011年 - 2016年)
活動期間 2011年 -
ジャンル 地域情報番組
公式サイト 阿部真奈 (@manamatu2) - X(旧Twitter)
担当番組・活動
出演中 Nスタふくしま
げっきんチェック
出演経歴 おながわ☆なう

阿部 真奈(あべ まな、1994年7月3日[1] - )は、テレビユー福島所属の報道記者。元おながわさいがいエフエム専属アナウンサー。

略歴[編集]

宮城県女川町に生まれ育つ。高校時代は演劇部に所属し[2]、将来はケーキ屋になるのが夢だったが[1][2]、高校2年に上がろうとした矢先の2011年3月11日東日本大震災が発生。大津波で避難を急いだ末に母と祖父、姪を失った[1]。これにより祖母と共に避難生活を送っていたが、発生2か月後に臨時災害放送局として立ち上がった「おながわさいがいエフエム」(以下、おながわFMと略す)にメッセージを送ったことがきっかけで[1]、同局専属の“女子高生アナウンサー”として活動を開始する[2]

その間2012年10月9日AO入試慶應義塾大学の合格内定を受け[2][3]2013年4月、同大学の総合政策学部に入学[1]。大学入学後も引き続き「おながわ☆なう」に出演する他、2015年1月28日には「第6回若者力大賞」でユースリーダー賞を受賞[4]。同年には『おながわ復興まちびらき』のイベント司会として、女川駅新築完成(2015年3月21日[5])や女川町まちなか交流館完成(2015年12月23日 - 12月27日[6])記念に立ち会った。

しかし2016年3月29日におながわFMは臨時災害放送局としての活動を終了。以後、おながわFMは一般社団法人として制作事業や情報発信に専念。阿部も東京都渋谷区コミュニティ放送局渋谷のラジオ」で、『渋谷なう』という番組を担当していた[1]

2017年3月に大学を卒業し[7]、同年4月にテレビユー福島入社[1][8]。本社社会部県警担当などを務め[1]2018年からは同局の郡山支社に出向[1][8]。同年4月23日放送の『Nスタふくしま』では、自身がディレクターを務めた柳美里作家)の密着ドキュメントが放送された[9]2020年7月からは『Nスタふくしま』の「こおりやま発!旬感ライブ」コーナーを担当する[10]他、『げっきんチェック』にもリポーター出演している[11]

2020年11月22日、自身のツイッターで一般男性との入籍を発表した[12]

逸話[編集]

ももいろクローバーZ高城れにが、おながわFMで活動する阿部の存在を知ったのを機に、ももクロとの交流を深めるようになった[13][14]。2015年12月31日東京・豊洲PITで行われた『第一回ゆく桃くる桃〜笑顔ある未来〜』では、第一部「年忘れロイヤルランブル~ももいろトークセッション~」に阿部がゲスト出演[15]した他、テレビ朝日ももクロChan〜Momoiro Clover Z Channel〜』の「ぶらり高城れにin東北」(2017年4月12日未明放送)にも登場した。ちなみにももクロのリーダー・百田夏菜子とは同じ1994年7月生まれである[14]

出演番組[編集]

現在[編集]

テレビユー福島

過去[編集]

  • おながわ☆なう(おながわさいがいエフエム)
  • 渋谷なう(渋谷のラジオ
  • ジョシおん! 大好き東北ガールズライブ(NHK仙台放送局・2015年10月30日放送[注 1])- ナレーション[16]
  • がんばっぺラジオ2016 卒業(NHK仙台放送局・2016年5月6日放送[注 2]) - ナレーション[17]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 東北6県のNHKネットワークで先行放送後、NHK BSプレミアムで全国放送された。
  2. ^ NHK東北6県同時ネット。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i 村上幸将 (2019年3月12日). “母と家族失い8年…福島で記者「震災見続けていく」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201903110000796.html 2021年1月1日閲覧。 
  2. ^ a b c d カタリ場(インタビュアー:山内悠太)「【メルマガ】女川町を復興させたい。そのために今は学びたい」『特定非営利活動法人 NPOカタリバ』、2012年12月11日https://www.katariba.net/news/2012/12/13511/2021年1月1日閲覧 
  3. ^ 祝・合格者第1号”. 被災地の“放課後学校”コラボ・スクール. 特定非営利活動法人 NPOカタリバ (2012年10月10日). 2021年1月1日閲覧。
  4. ^ 第6回若者力大賞 開催報告”. 公益財団法人 日本ユースリーダー協会 (2015年1月28日). 2021年1月1日閲覧。 “第6回ユースリーダー賞 阿部真奈さん”
  5. ^ onagawaFM [@onagawaFM] (2015年3月20日). "明日の朝、10時半から女川駅前で行われる「まちびらき」式典。司会を女川さいがいFMの阿部真奈が務めさせて頂くことになりました。". X(旧Twitter)より2021年1月1日閲覧
  6. ^ 女川さいがいFM (2015年12月10日). “12月23日から27日まで行われる「まちびらき」、さいがいFMは木村太悦、阿部真奈らがイベントの司会を担当させていただく他、及び一部イベントを生中継・特番として放送する予定です。”. Facebook. 2021年1月1日閲覧。
  7. ^ 阿部真奈 [@manamatu2] (2017年3月23日). "卒業式です。友人にも恵まれ充実した大学生活でした。". X(旧Twitter)より2021年1月1日閲覧
  8. ^ a b 原田晋也 (2020年3月8日). “《東日本大震災9年》被災地見つめ、発信 お笑いコンビ「123☆45」・イズミ/テレビユー福島・阿部真奈記者”. 東京新聞 (中日新聞社). https://www.tokyo-np.co.jp/article/7196 2021年1月1日閲覧。 
  9. ^ 柳美里 [@yu_miri_0622] (2018年4月23日). "テレビユー福島で、今日、フルハウスの特集が放送されます。臨時災害放送局「女川さいがいエフエム」の高校生パーソナリティーだった阿部真奈さんがTUFに入社し、ディレクターとして初めて担当した番組です。". X(旧Twitter)より2021年1月1日閲覧
  10. ^ a b テレビユー福島アナウンサー (2020年7月15日). “今月から「こおりやま発!旬感ライブ」が始まりました。レポーターは郡山報道部で活躍する阿部真奈さん。”. Facebook. 2021年1月1日閲覧。
  11. ^ a b c 阿部真奈 [@manamatu2] (2020年7月18日). "今月から新たな挑戦として夕方のニュース番組「Nスタふくしま」、朝の情報番組「げっきんチェック」でリポーターを務める事になりました!". X(旧Twitter)より2021年1月1日閲覧
  12. ^ 阿部真奈 [@manamatu2] (2020年11月22日). "【ご報告】私事ですが本日入籍しました。". X(旧Twitter)より2021年1月1日閲覧
  13. ^ 高城れに (2015年9月15日). “うふ”. ビリビリeveryday. サイバーエージェント. 2021年1月1日閲覧。
  14. ^ a b 百田夏菜子 (2015年9月13日). “女川!仙台!高城!”. でこちゃん日記. サイバーエージェント. 2021年1月1日閲覧。
  15. ^ “エビ反りジャンプであけおめ!ももクロ、にぎやか年越し6時間ライブ”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2016年1月1日). https://natalie.mu/music/news/171177 2021年1月1日閲覧。 
  16. ^ onagawaFM [@onagawaFM] (2015年10月30日). "東北六県のみの放送ですが、今夜19:30~ NHK仙台制作の復興!音楽番組「ジョシおん」。さらに番組のナレーターを阿部真奈が担当。". X(旧Twitter)より2021年1月1日閲覧
  17. ^ 阿部真奈 [@manamatu2] (2016年5月4日). "実は今回の番組「がんばっぺラジオ2016 卒業」でナレーションをさせていただいております(ボソッ)". X(旧Twitter)より2021年1月1日閲覧

外部リンク[編集]