鋼-HAGANE-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
鋼-HAGANE-
漫画
作者 神崎将臣
出版社 講談社
掲載誌 ヤングマガジンアッパーズ
発表期間 1998年1号 - 2003年1号
巻数 アッパーズKC/全16巻
テンプレート - ノート

鋼-HAGANE- 』(はがね)は神崎将臣による日本漫画作品。講談社の『ヤングマガジンアッパーズ』1998年1号から2003年1号にかけて連載された。単行本は全16巻。後に秋田書店からコンビニコミック版(秋田トップコミックスW)が発売されている。

概要[編集]

この作品には"赤い海"が敵組織として登場するなど、神崎の代表作『重機甲兵ゼノン』と世界観を共有している。また、それまで「男くさい漫画」を連載することが多かった神崎が、初めて本格的に女性を主人公においた漫画でもある(単行本第4巻のあとがきより)。

基本的にはアクション漫画だが、主人公・鋼のパンチラ等のお色気描写が多く、秋田書店のコンビニコミック版に至っては、表紙や副題が完全にお色気漫画と間違われそうなシロモノであった。

『ヤングマガジンアッパーズ』創刊時に連載開始した漫画の一つで、単行本第1巻はアッパーズKCの通し番号1番。

ストーリー[編集]

女子高生・薬師丸鋼は、秘密組織「赤い海」の極秘計画…過去の偉人・超人の遺伝子を組み込んだ人間を生み出す「寄生(パラサイト)計画」の被験者に選ばれ、本人も知らぬ間に剣豪・宮本武蔵の遺伝子を身体に植えつけられていた。
やがて、彼女と同じように被験者に選ばれた人間達が徐々に姿を現し、鋼は否応なく戦いに巻き込まれ、その中で赤い海の巨大な陰謀に触れることになる。

登場人物[編集]

(【】内は寄生されている人物)

「赤い海」と戦う者[編集]

薬師丸 鋼(やくしまる はがね)【宮本武蔵
バイク好きの女子高生。物語開始時点のしばらく前から病院に通院しており、その際に体質改善のための投薬治療と偽って宮本武蔵の遺伝子を徐々に植えつけられていた。2本のナイフによる二刀流を得意とする。
能力をフルに発揮する際、髪の毛が急激に伸びるなどの身体の変化が起きるが、他の寄生者にはこの現象は見られない。また、寄生された人間は徐々に寄生元の人物に身体や思考を奪われていくという症状が起きるが、彼女はこの症状が著しく速いペースで進行している。この現象は彼女の出生に関わりがあり、そのために赤い海も最重要検体としてマークしている。
ステファン・木村・ベネット【ビリー・ザ・キッド
伝説のガンマン・ビリー・ザ・キッドの遺伝子を持つ寄生者。関西弁を喋り、仲間の前では陽気でスケベな明るい男だが、過去に恋人のマリアを殺されたという悲しい過去を持つ。以来その復讐のために能力を磨き、戦いの場においては冷徹な一面を見せる。2丁拳銃の他にサブマシンガンやロケットランチャーなど、多彩な銃器を自在に操る。
後の戦いにおいて片足を斬り落とされるが、赤い海の過去の遺物であるゼノニクスの足を移植され、失った足を取り戻すと同時に戦闘力を飛躍的に向上させる。それと引き換えに激しい拒否反応と寿命の激減という副作用に苛まれるが、本人はこの事を恨んでおらず、戦う力を得られたことを快く思っている。
瑞樹 連(みずき れん)【御船千鶴子
透見者・御船千鶴子の遺伝子を持つ寄生者。実家は日本でも有数の財閥である瑞樹コンツェルンで、その資金力を使って隠れ家や武器を手配することもある。鋼に寄生計画の被験者に選ばれたことを告げ、仲間に引き入れた。以前からステファンと共にチームを組んでおり、頭脳役を努める。他人の記憶を読み取る他に、相手に強力な暗示をかける、果てはサイコキネシスなどの強力な能力を駆使して戦う。
実は「寄生薬」を開発した張本人でもあり、鋼やステファン達を仲間に引き入れたのも、自ら生み出した研究結果の後始末をさせる為であった。御鳳王子と対決して死亡するが、脳髄のみが赤い海に回収され、新型の機動兵器の思考ユニットとして使われた。
御鳳 王子(ごほう おうじ)【服部半蔵
忍者・服部半蔵の遺伝子を持つ寄生者。連に戦闘アドバイザーとして雇われ、赤い海への施設潜入作戦にあたり、鋼達の訓練教官役を務める。
元々は赤い海の特殊部隊「ブラックベレー」に所属していたという過去を持ち、背中に眼があるかのように敵の動きを察知し、背後の敵すら一撃で仕留めるような、完璧な戦闘を行うことができる。
連の死後は鋼達の元を離れるが、その後も独自行動をとっており、時々現れては鋼達の窮地を救ったり、助言を与えたりしている。
伊織 真実(いおり まさみ)【黄飛鴻
幼少期の出来事で弱気になりいじめられっ子で突然身に付いた寄生の力に恐れていたが寄生者同士の戦いを目の当たりにし、神楽静香を守る事で寄生の力で鋼達と共に戦う事を決意する。