鉄拳タッグトーナメント

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鉄拳タッグトーナメント
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケードゲーム[AC]
PlayStation 2[PS2]
PlayStation 3[PS3]
開発元 ナムコ
発売元 ナムコ
シリーズ 鉄拳シリーズ
人数 1〜4人(協力、対戦)
メディア CD-ROM
発売日 [AC]:1999年7月
[PS2]:2000年3月30日
対象年齢 CERO:12歳以上対象
その他 マルチタップ対応、メモリーカード対応
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鉄拳タッグトーナメント』(てっけんタッグトーナメント、Tekken TAG Tournament)はナムコより1999年に稼働された対戦格闘ゲームである。鉄拳シリーズの第4作目。だがシリーズでは番外編にあたる。「鉄拳TT」あるいは「TTT」と略されることが多い。

製品[編集]

特徴[編集]

タイトルの通り、プレイヤーは30名を超えるキャラクターの中からそれぞれ2名を選択し、タッグ戦で闘うという内容のゲーム。従来の1レバー+4ボタンに新たに「タッグチェンジボタン」を追加。このボタンはキャラクターがフリーで動ける状態であればプレイ中は常に交代させることができ、空中コンボを決めている間にも交代が可能(このシステムを利用した「タッグコンボ」というものもある)。『X-MEN VS. STREET FIGHTER』とは違い2人とも倒す必要は無く、一方の体力を0にした時点で勝利となる。交代によって後ろに下がっているキャラクターの体力は、受けたダメージの量により上限があるが少しずつ回復する(回復可能な範囲は赤いゲージで表現される)。

また、『鉄拳3』では登場しないキャラクターを、新技を追加した上で復活させるなど、ファンサービスに特化している点も本作の特徴である。復活したキャラクターについては鉄拳3の「19年後」という設定が適用されないため、46歳のポールに対して28歳の一八が登場したり、20歳のミシェールと18歳のジュリアがタッグを組んだりと、まさに鉄拳2・鉄拳3入り乱れての総乱戦となっている。

この『鉄拳TT』は、鉄拳開発チームがナムコ上層部より「鉄拳3の基板を使って」「タイトルに鉄拳と付く新作を」「短い開発期間で」「売れるモノを」という難題を強いられていた中から生み出された作品であった(話を聞いた原田勝弘が鉄拳3でメモリがまだ余っていたことを思い出して5分で企画したという説もある[1])。これらの理由により、アーケード版のグラフィックは『鉄拳3』と殆ど変わりがない。ステージや鉄拳3のキャラクターは既存の使い回しで、それに鉄拳2のキャラクターを追加してバランスを調整していくという場当たり的な開発だったが対戦バランスは非常に良く、次作の『鉄拳4』が各地のゲームセンターから次々と姿を消す中、この『鉄拳TT』が復活する姿も見られた。空中コンボのバリエーションは多岐にわたり、ダメージ重視の空中コンボから魅せ技としての空中コンボまでプレイヤーたちの手により様々なものが発見された。本作によって「鉄拳と言えば空中コンボ」という認識が完全に浸透したと言える。

なお、アーケード版のOPにはリーの愛車としてS2000が登場しているが、これはホンダ公認である。このムービーは国内版限定で、海外版ではポールがオートバイで滑走するシーンに差し替えられている。

タッグモード[編集]

通常チェンジ
タッグチェンジボタンを押すことで現在戦っているキャラが画面外へ走り去り、代わりにパートナーキャラクターが走ってくる。ただし、画面外に走り去る途中で攻撃を受けると交代はキャンセルされる。
起き上がりチェンジ
自キャラがダウン中にチェンジボタンを押すことで交代する。これも相手の攻撃によって止められる可能性はある。
受け身チェンジ
自キャラがダウンする攻撃を受けた時に、着地と同時にチェンジボタンを押すと、即座に交代する。
チェンジ投げ
チェンジボタン+RPボタンを同時押しで、相手を投げると同時に後退し、交代したパートナーが倒れた敵に追い討ちをかける。

PlayStation 2版[編集]

2000年3月30日には鉄拳シリーズ初のPlayStation 2用ソフトとして発売された。

こちらはSYSTEM12よりも高性能なPS2での発売ということでキャラクター・背景ともにグラフィックが一新され、一見して別のゲームかと思える程グラフィックが美麗になっている。またタッグによる2人協力プレイやマルチタップを用いて4人プレイを行うことも可能。タッグバトルモードがメインだが、1対1で戦える「1on1」モードも追加されている。

家庭用鉄拳シリーズ恒例の新規オープニングムービーやエンディングムービー、プラクティスモード等も追加されている。BGMはアーケード版をベースにしたアレンジ曲で刷新され、アーケード版オリジナルのBGMは未収録となっている。

PS2版ではアーケード版では使用できなかったアンノウンが使用可能。アンノウン使用中はR3ボタンを押す毎にモーションがランダムで入れ替わる。

また、鉄拳キャラを使ったボウリングが行えるミニゲーム「鉄拳ボウル」モードが搭載されている(詳細は後述)。

国内版はインターレース表示によるジャギーフリッカーが目立ったが、海外版はフィルタリング処理により、ある程度軽減されている。韓国版はタイトル画面のロゴ表示が一回り小さくなり、バックにファランとベクのイラストが挿入されている。

鉄拳ハイブリッドの公式サイトによると、全世界累計販売本数は436万本。

PlayStation 3版[編集]

今作をHD化した『鉄拳タッグトーナメント HD』、3DCG映画の『鉄拳 BLOOD VENGEANCE』、その映画に登場するキャラクターに焦点を当てたアーケード版最新作の特別版『鉄拳タッグトーナメント2プロローグ』を1枚に収録した『鉄拳 ハイブリッド』が2011年12月1日に発売された。

ストーリー[編集]

それまでのシリーズのキャラクター全員が登場するお祭り的な内容のゲームであるため、メインストーリーは特に無し。主催者は厳竜(厳竜の夢という設定)。

登場人物[編集]

これまでの『鉄拳』『鉄拳2』『鉄拳3』に登場したキャラクターのほぼ全てが登場する。

デフォルトキャラクター

  • 日本の旗風間仁(かざま じん)
  • 中華人民共和国の旗凌曉雨(リン・シャオユウ)
  • 韓国の旗花郎(ファラン)
  • ブラジルの旗エディ・ゴルド/不明の旗タイガー・ジャクソン
  • アメリカ合衆国の旗ポール・フェニックス
  • アメリカ合衆国の旗フォレスト・ロウ
  • アイルランドの旗ニーナ・ウィリアムズ
  • メキシコの旗キング
  • 吉光(よしみつ)
  • 中華人民共和国の旗雷武龍(レイ・ウーロン)
  • 日本の旗風間準(かざま じゅん)
  • アメリカ合衆国の旗ミシェール・チャン
  • 韓国の旗白頭山(ペク・トー・サン)
  • アイルランドの旗アンナ・ウィリアムズ
  • 不明の旗アーマーキング
  • 日本の旗巌竜(がんりゅう)
  • 不明の旗ガンジャック
  • アメリカ合衆国の旗ジュリア・チャン
  • アメリカ合衆国の旗ブライアン・フューリー
  • 日本の旗三島平八(みしま へいはち)

タイムリリースキャラクター

  • 州光(くにみつ)
  • アメリカ合衆国の旗ブルース・アーヴィン
  • ロシアの旗ジャック‐2(‐ツー)
  • 日本の旗李超狼(リー・チャオラン)
  • 中華人民共和国の旗王椋雷(ワン・ジンレイ)
  • ロジャー/アレックス
  • 日本の旗三島一八(みしま かずや)
  • クマ/パンダ
  • 不明の旗オーガ
  • 不明の旗トゥルーオーガ
  • ロシアの旗プロトタイプジャック
  • 不明の旗鉄人(てつじん)/不明の旗木人(もくじん)
  • 不明の旗デビル/不明の旗エンジェル

最終ボスキャラクター

  • 不明の旗アンノウン

鉄拳ボウル[編集]

PlayStation 2版に搭載されたミニゲーム。本編と同じように二人でペアを組み、それぞれがボウリングの1投目と2投目を投球する、往年の「スターボウリング」を彷彿とさせる内容となっている。パワーファイターの方が投球威力が強いが、その代わりにコースが合わせにくいという特長がある。またジャック系、吉光、ブライアンの各サイボーグ系キャラは、投球時にレーダースコープを表示させてコースを微調整することができる。

ゲーム中には、以下のトリビアが存在する。

  • レーンの一番外側から低速でボウルを投球して、さらに外側にカーブさせることで、レーンの外にいる観客にボウルを当ててK.O.させることができる(この際「※危険ですので、絶対に真似をしないでください」の警告文が表示される)。K.O.された観客は次の投球時に画面上から消えるので、連続でK.O.させれば画面上からどんどん観客を減らしていくことができる。ちなみに観客の中にDr.ボスコノビッチが紛れている(レーン左側)。
  • パワーゲージがMAXを超えた瞬間に投球するとオーバーパワーとなり、キャラクターがボウルを持ったままレーンの一番奥に激突するまでレーンの上をつんのめりで滑走していく。この際、体当たりでボウリングのピンを全部なぎ倒すことになるが、ファウルとなりスコアにはならない。
  • ターキー(三連続ストライク)を取ると、鶏のイラストと共に「Chicken!」のシステムボイスがコールされる。

脚注[編集]

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外部リンク[編集]