ウォーキング・デッド

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ウォーキング・デッド
The Walking Dead
The Walking Dead 2010 logo.svg
ジャンル
発案者 フランク・ダラボン
出演者
音楽 ベア・マクレイリー・アイドル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
シーズン数 3
話数 35 (エピソード一覧)
製作
製作総指揮
製作場所 ジョージア州アトランタ
放送時間 64分(初回
45分
製作会社 AMCスタジオズ
サークル・オブ・コンヒュージョン
ダークウッド・プロダクションズ
ヴァルハラ・モーション・ピクチャーズ
番組販売会社 AMC
FOXインターナショナル・チャンネルズ
放送
放送局 AMC
音声 ドルビーデジタル5.1 (DVD)
ドルビーTrueHD5.1 (Blu-ray)
放送期間 2010年10月31日 (2010-10-31) – 継続中
外部リンク
ウェブサイト

ウォーキング・デッド』(The Walking Dead)は、アメリカ合衆国のポスト・アポカリプスホラーテレビドラマである。フランク・ダラボンが企画し、ロバート・カークマントニー・ムーアチャーリー・アドラードによるグラフィックノベル・シリーズ『ザ・ウォーキング・デッド英語版』を原作としている[1]

2010年10月31日に、アメリカ合衆国のケーブル・テレビ・チャンネルのAMCで放送が開始された[2]。第1シーズンは、第68回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズ賞(ドラマ部門)などにノミネートされ[3]、2011年10月から第2シーズンが放送された[4]。 2012年10月から、第3シーズンの放送が開始された(全16話)。

日本では第1シーズンが2010年11月でFOXムービー、第1話のみFOXチャンネルでも放送された。その後、2011年4月にはFOXチャンネルでも第1シーズン全エピソードを放送し、シーズン2はFOXチャンネルにて11月5日から初放送された。シーズン3はFOXチャンネルにて2012年10月31日から初放送されている。また、2012年2月には日本版のDVDが発売された。

アメリカのドラマであるが、提供はヒュンダイアメリカ(現代自動車=韓国の自動車メーカー)である。

目次

あらすじ [編集]

『ウォーキング・デッド』は、ゾンビによる世界の終末の後の物語であり、荒廃したアメリカ合衆国で安住の地を求めてアンデッドの集団から逃れつつ旅をするグループを描く。グループは、ゾンビの大発生の前はジョージア州の小さな町の保安官代理をしていたリック・グライムズ英語版が率いる。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


第1シーズン(2010年) [編集]

保安官のリック・グライムズは逃走犯を追跡している際に銃弾に倒れ、病院で昏睡状態に陥った。彼が目を覚ますと文明が崩壊し、死体(ウォーカー)が歩き回る世界になり変わっていた。家にたどり着いたリックは自分の妻と息子が行方不明であると知り、CDCが検疫して安全圏になったとの噂から、自分の家族も避難していると思われるアトランタを目指して出発する。しかしながら、彼はすぐに都市が「ウォーカー」で溢れてもう安全ではなくなったことを知る。

都市の数マイル外では、リックの妻のローリと息子カールが、リックの元同僚で親友でもあるシェーン・ウォルシュ、また、全国から逃げてきた他の生存者たちとグループを作り、共にキャンプで生活を送っていた。アトランタでウォーカーたちに囲まれていたリックは、物資調達と生存者の捜索に来ていたキャンプのメンバーによって助け出された後、彼らと協力してアトランタを脱出する。

キャンプ地でローリとカール、シェーンと再会したリックは、シェーンと共にグループのリーダー的位置に就き、妻と息子だけではなくグループ全体を生存させるように務める立場になる。グループの一部が武器を回収するために再びアトランタに向かうが、彼らがアトランタから戻る直前にウォーカーがキャンプを襲撃し、多数の死者が出てしまう。キャンプがもはや安全ではないと考えた彼らは、治療薬の開発が進められているという噂を信じてCDCに向かう。辛くもCDCに辿り着いた一行は、CDC研究員唯一の生き残りであるジェンナーと共にCDCの地下室でしばしの安息を得るが、燃料切れによる自爆装置が作動してCDCは壊滅。からくも脱出した一行は、新たに安全な場所を求めて移動することになる。

第2シーズン(2011年) [編集]

CDCから脱出した一行は,安全と噂されるフォートベニング基地へ向かっていたが、ハイウェイで車が故障し足止めを余儀なくされる。そこへ突如ウォーカーの大群が襲来。一行は車の下に隠れてやり過ごそうとするが、キャロルの娘ソフィアだけが見つかってしまい、一人道路脇の林の中へ逃げ込む。追いかけたリックは自分が囮となってソフィアを一旦逃がすものの、結局ソフィアは行方不明になってしまう。止むを得ず一行はソフィアを見つけるため、その場にとどまり捜索を続ける。

数日後、リックとシェーンとカールが捜索している所、カールが狩りをしに来ていた近くの農場の男オーティスに誤って撃たれてしまう。リックとオーティスは農場へ瀕死のカールを運び込み、そこのオーナーである医者のハーシェルに治療を施してもらう事になる。残りのメンバーも農場の娘マギーの案内で農場へやってくる。カールの容態は悪く手術を要するものであったため、必要な薬と医療器具をシェーンとオーティスの二人が近くの街の高校に調達しに向かう。無事薬を手に入れるもののウォーカー達の襲撃に会い、オーティスを犠牲にしてシェーンだけが帰還する。手術は成功しカールの傷が癒えた後も、一行はソフィアを探すために農場に留まることになった。

暫くの間、一行はソフィアを探し続けたが一向に行方は掴めなかった。そんなある日、農場の一角にある納屋に多数のウォーカーが幽閉されている事が明らかになる。排除しようとする一行に対し、ハーシェルは、あの中にはウォーカーと化した自分の妻や知り合いがおり、そしてウォーカーもいつかは治療できる“病人”であるから殺させないと主張し、一行に農場から出て行くように迫る。しかしシェーンの独断により、全員の見ている前で納屋のウォーカーを全て殺してしまう。その中にはウォーカーとなったソフィアもいたのであった。

その後、ハーシェルは自分の考えが誤っていたことを認め、徐々にリック達と共生していくことを考えるようになるものの、街に出た際にリックが助けた他の生存者グループの少年の処遇などを巡って意見が分かれ、メンバー間で軋轢が生じ始める。メンバーから孤立していったシェーンはリックを殺害する計画を立てるが、結局リックによって殺されてしまう。その夜、ウォーカーの大群が農場に襲来。必死の応戦もむなしく、メンバーとハーシェルの家族は農場を捨てて逃げ出すこととなる。アンドレアはグループからはぐれてしまう。

第3シーズン(2012年) [編集]

数ヵ月後、グループは刑務所を見つけて新たな住みかとする。刑務所からウォーカーを一掃する際、生き残った少数の囚人たちと出会う。ウォーカーを一掃した後しばらくは平穏が続いたが、対立した囚人の一人アンドリューが生き残り鍵を開けてさらに予備電源を使いサイレンを起動させウォーカー招き入れたため、刑務所はウォーカーであふれグループは分断される。Tドッグがウォーカーに噛まれ、キャロルを救おうと犠牲になる。ローリが産気づくが、胎児の命を救うためにマギーに開腹してくれと頼み、産後の処置が出来ないまま帝王切開を行う。カールは母が死ぬ前に頭へ銃弾を撃ち込む。リックとダリル、囚人のアクセルとオスカーは予備電源室にてアンドリューと交戦。リックの落とした銃を拾ったアクセルだが「リックを撃て!」と言うアンドリューの声を無視しアンドリューを射殺する。ローリの死を知ったリックは正気を失い、残りのウォーカーを殺戮し、死んだメンバーからの電話を受ける妄想にとらわれる。ローリからの想像上の電話を受けた後、リックは正気を取り戻し、生まれたばかりのわが子の世話を始める。

アンドレアと彼女の危機を助けたミショーンは墜落したヘリコプターを発見するが、そこでメルルを含むグループに発見され、連行されて平和な町ウッドベリーの親切なガバナーに出会う。ウッドベリーでは人々が以前と同じような日常を送っている。アンドレアは平和な生活とガバナーに魅かれ、関係を持つが、ミショーンは疑いを捨てず、アンドレアと別れ町を立ち去る。メルルはミショーンを追うも逃げられるが、調達で外出していたグレンとマギーを捕えて町に連行し、ガバナーにはミショーンを殺したと嘘をつく。ミショーンは負傷しながらも刑務所へ辿り着く。グレンとマギーは拷問を受け、刑務所に仲間たちがいることを告白する。リックらはウッドベリーに潜入し、グレンとマギーを救出する。ミショーンは単身ガバナーの部屋に忍び込み、その秘密を知り、ガバナーの片目を刺す。アンドレアは銃をミショーンに向けて立ち去らせるが、ガバナーの秘密を目撃して疑いを持ち始める。ガバナーはメルルの嘘を知り、捕らえたダリルとメルルが兄弟であり、メルルも裏切り者であると公表し。見せしめに殺し合わせようとするが再度突入したリック達に助け出される。一方、タイリースに率いられたグループが刑務所に現れ、カールによってウォーカーから救われるが牢に閉じ込められる。

刑務所に帰ったリックだがガバナーの報復を受け、窮地に陥るが一度別れたメルルとダリルが戻り一生を得る。タイリース達はリックが精神的に不安定な様を目の当たりにし、刑務所から出て行く。その先で、以前の仲間がウッドベリーと対立していることを知り和平の道を探し奔走するアンドレアと出会い、ウッドベリーへ向かう。アンドレアはリックとガバナーの会談を持ち込み、ガバナーはミショーンの引渡しを要求する。アンドレアはガバナーがリック達も殺すつもりだと知り、ウッドベリーから去るが刑務所に向かう所でガバナーに捕らえられ、監禁される。リックは一部の仲間と穏便にミショーンを連れ出し引き渡そうと考えるが、ミショーンへの恩と良心から断念し、仲間にそのことも打ち明け、絶対的なリーダーとしての立場に立たない事を宣言する。メルルはリックの心情を見越して独断でミショーンを連れ出すが、ミショーンに諭され、その足で一人ガバナーを仕留めようと取引現場へ向かう。攻撃を受けたガバナーは銃を使える住人を引き連れて刑務所に向かうが反撃に合い、総崩れで撤退する、逃げる途中で住人達からの非難を浴び、逆上して連れていた住人を殺害し側近と共に車で去る。ウッドベリーに反撃しようと向かったリック達は生き残った住人の一人を救助し、ウッドベリーの残った住民にガバナーの所業を暴露、多くの住民達を仲間として招きいれ刑務所に帰還する。

登場人物 [編集]


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


メイン・キャスト [編集]

リック・グライムズ(Rick Grimes)
演-アンドリュー・リンカーン (日本語吹き替え:土田大
主人公。ジョージア州在住の保安官。
Season1
怪異の数日前の事件で負傷、怪異が起こったときには病院で昏睡状態であった。妻ローリと息子カールを探しに向かったアトランタで、ウォーカーの集団に遭遇し窮地に陥った所をグレンに助けられる。その後、グレン達のグループの中にいたローリとカールと再会しグループに加入。加入後は誠実で正義感が強い人柄から徐々に皆の信頼を得るようになり、実質的なグループのリーダーとなる。
Season2
時に家族よりも他のメンバーやグループ全体のことを優先するほど責任感と正義感が強いが、一方でその人道的な行為がグループに危機を齎す事も多い。そのため、元同僚で親友でもある現実主義者のシェーンとの間に次第に確執が生まれるようになる。その確執はシェーンのローリとの関係もあり次第に深まっていき、彼が成り行きで助けた無法者集団の少年の処遇を巡って遂に決定的なものとなる。その後、シェーンの自身への殺害計画を察知した彼は返り討ちにし逆にシェーンを刺し殺す。このことが彼に大きな心の傷を負わせることとなる。自分勝手なメンバー達に対して苛立ちが募り、自分が絶対的リーダーになることを宣言する。
Season3
グループ全員の安全の為、常に神経を尖らせており、ローリとはすれ違ったままだった。ローリの出産、死に際に立ち会えなかった自分を責め、一時は幻聴が聞こえるほど精神的に衰弱してしまう。だが、生き残った仲間、息子、そして、生まれてきた子供を守るため立ち直る。
依然、親友だったシェーンを殺してしまったことを引きずっていて、仲間を奪還するためウッドベリーを襲撃し交戦した際、彼の幻覚が見え動揺し一時動きが止まってしまう。
拳銃コルト・パイソンの6インチを装備している。保安官であるため銃器の扱いに長けている。
ローリ・グライムズ(Lori Grimes)
演-サラ・ウェイン・キャリーズ(日本語吹き替え:沢田泉)
リックの妻。
Season1
怪異発生の混乱時にシェーンに「リックは死亡した」と報告され絶望し、自分とカールを守ってくれたシェーンと共に過ごすうちに深い関係となる。リックと再会した後は、彼が死んだと思いこみ結果的にウソをついてしまったシェーンを一方的に責め、拒絶するようになる。
Season2
夫であるリックにシェーンとの関係を隠していたが、やがて妊娠が発覚すると真実を彼に告白をする。リックとシェーンどちらの子供か分からず葛藤する。夫であるリックを信頼しており、危険を顧みない彼の行動を心配しながらも常に彼の判断に賛成する立場をとることが多いが、リックがシェーンを刺し殺した事を伝えた時は、拒絶する様な態度をとった。
Season3
臨月を向かえ何とか安全に出産できる場所を見つけたが、逃げた囚人の計らいによりウォーカーの襲撃に遭ってしまい、刑務所のボイラー室にて出産を試みる。カールを帝王切開で出産した為、息んでも上手くいかず、母子共々危険な状態になりそうだったので、一緒に避難していたマギーに腹を切って赤ん坊を取り出すように頼む。開腹後の処置が出来ない為、死を覚悟し、カールに別れの言葉を告げる。切開の痛みにより気絶した後、ウォーカーとして復活しないようにカールの銃弾によって頭を貫かれる。
その後、リックの幻聴として声のみ登場する。
カール・グライムズ(Carl Grimes)
演-チャンドラー・リッグス(日本語吹き替え:中嶋アキ)
リックの息子。グループの中では最年少。
Season1
父親であるリックに憧れており、彼が死んだと聞かされた時は物凄く落ち込んでいた。その際、父親代わりであったシェーンのことは、リック復帰後も代わらず信頼をおいている。
Season2
当初は子供らしい純粋で素直な性格で、行方不明になったソフィアの探索に積極的に加わろうとするなど、父親譲りの正義感を見せていた。しかし、愛する両親と親同然に信頼していたシェーンとの間に生まれたわだかまりを敏感に感じ取り、徐々に大人達への信頼を失って行く。また、子供であるが故、大人達から蚊帳の外にされることに苛立ちを感じ、反抗心が芽生え始める。ソフィアの死後は、泥に足を取られて動けないウォーカーをいたぶって遊ぶなど荒んだ一面を見せるようになり、それが原因で他の生存者ともトラブルを起こすようになった。
Season3
冬の間に銃の扱い方を覚え、腕前も上がっている。シーズン2の頃とは違い、見張りを頼まれるなど大人と同等に扱われるようになってきた。母の死も受け入れる事が出来、精神的にも大きく成長して、リックたちが仲間の奪還のため刑務所を留守にする間も率先して行動する。
また、年齢も近いベスとは互いに意識し合うようになる。
ガバナーが刑務所に襲撃した際に投降した青年を「生かせばいつか報復される」との理由で躊躇無く撃ち殺したり、リックがウッドベリーの人々を刑務所に受け入れた事に不満げな顔をするなど、かつて慕っていたシェーンのような現実主義的な面を見せ始めた。
シェーン・ウォルシュ
演-ジョン・バーンサル(日本語吹き替え:坂詰貴之)
リックの元同僚で親友。
Season1
怪異発生直後はローリやカールを含むメンバーのリーダー的地位にいた。リックが大怪我を負い、意識不明となる中でローリを支え深い関係となっていた。リックとは異なり現実的な考え方の持ち主で、人道的な理由から危険を冒すことは好まないが、結局はリックの決定に従うことが多い。リックが実質的なリーダーになってからは、ローリへの想いを持ちながらも、表向きは一歩退いてサブリーダーとしてグループを支えていく。
Season2
荒廃した世界に最も適応している人物であり、グループ内では危険視されている面もあった。生き残ることが全てで、多数の生存のためには少数を犠牲にしても構わないという冷徹さが徐々に表面化し、綺麗事の多いリックとの間に摩擦が生じる場面が徐々に増えていく。
また、カールが撃たれ、必要な医療器具を撃った本人であるオーティスと取りに行く。その際足を挫き、歩くのも大変な状況となる。大量のゾンビに囲まれ、絶体絶命の状態になり、オーティスの足を打ち抜き、足止めさせ、自分ひとり農場へと戻る。
ついにリックの殺害計画を企てるが、返り討ちに合い刺し殺される。その後ウォーカーとして目覚めるがカールによって射殺された(余談であるが、この時の銃声が農場崩壊の引き金となる)。
Season3
ウッドベリーで交戦中、リックの幻覚として登場する。
グループ内ではリックと並んで銃器の扱いに長け、シューティング・インストラクターの資格を持つ事から他のメンバーへ銃の指導を行う他、戦闘では常に中心的な存在で、BLACKHAWK社製NRSストックを取り付けたモスバーグM590(恐らく官給品)を常に携行している。
グレン
演-スティーヴン・ユァン(日本語吹き替え:寸石和弘)
韓国系アメリカ人の青年。両親はミネソタ出身。
Season1
アトランタでゾンビの群れに襲われるリックを助け共に脱出しキャンプメンバーに合流させる。「誰かを助ければいつか誰かに助けてもらえる」がモットー。フットワークが軽く主に街での物資調達を受け持つが、その身軽さ故か囮役となることも多い。また、デールから車の整備を教えてもらっていた。嘘がつけない真っすぐな性格だがメンタルが弱かったり、酒に弱かったりとグループの中ではコメディリリーフを演じる事も多い。怪異発生前はピザの配達人および窃盗犯だったため、アトランタの市街地についてはメンバーの中で一番詳しい。
Season2
童貞であったがハーシェルの娘マギーと物資調達の最中、成り行きで深い関係になり、付き合うようになる。
Season3
マギーとの交際は継続中で今では互いになくてはならない存在となっている。物資調達中、彼女と共にメルルに誘拐される。仲間の場所を聴き出そうとするメルルから激しい拷問を受けるが決して口を割らなかった。
椅子に拘束された状態からでもウォーカーを倒すなど高い生存能力を身につけている。その為か自己主張も強くなりつつあり、リックが幻覚を追いかけ始めた時には、次のリーダーは自分であると豪語していた。
メルル・ディクソン
演-マイケル・ルーカー(日本語吹き替え:藤吉浩二
アメリカ南部出身。ダリルの兄。
Season1
極端な人種差別思想をもつ反社会的人格で、何度も服役している。キャンプのメンバーと共に武器の調達にアトランタに向かった際、他のメンバーとトラブルになったところをリックに抑えられ、鉄パイプに手錠でつながれてしまうが、自ら手首を切って脱出。その後、行方不明となっている。
Season2
気絶したダリルの幻覚として登場。
Season3
右手にナイフが取り付けられた義手を装着している。失血死寸前のところをガバナーに助けられ、ウッドベリーに身を寄せる。ガバナーの計画にも携わり、彼の右腕も同然となる。ガバナーに逆らう事はなく、以前のより落ち着いた性格になっている。しかし、命令を聞かない仲間を有無を言わさず射殺したり、グレンに激しい拷問を加えるなど、非道なところは依然変わらない。ガバナーの命令でウッドベリーを離脱したミショーン討伐に出た際、逆に彼女に返り討ちにあってしまう。その失敗を誤魔化すため、ガバナーに彼女を始末したと嘘の報告をする。
リック一行のグレンとマギー救出の際、先のミショーンの死亡に関する嘘もあり手を貸したと怒りに駆られたガバナーに誤解され、捕えられたダリルとともに群集の前で処刑されそうになる。
その後ウッドベリーを脱出し刑務所に身を寄せるも過去の素行から居場所がないと感じるようになる。ダリルのリック達への想いを知った事によりガバナーの狙いであるミショーンを連れ出し引き渡そうとするも道中にミショーンに諭され思いとどまる。
しかしダリルの居場所を残してあげたいと言う思いからゾンビを引き連れガバナー暗殺を実行するも後一歩のところで失敗しガバナーによって射殺された。
その後、転化したがダリルの手によって本当の安らぎを得た。
ダリル・ディクソン
演-ノーマン・リーダス(日本語吹き替え:小山力也
メルルの弟で兄同様タフガイだが、短気で暴力的。アメリカ南部出身。
しかし意外とお人好しなところもあり、仲間を気遣う一面もある。
Season1
最初のキャンプ場でリック達と出会い、行動を共にする。当初はメルルを置き去りにした事でキャンプメンバーに反発する態度を見せており、グループからは一歩引いた立ち位置を取っていた。
Season2
ソフィアが行方不明になった際、キャロルを励ましつつ最後まで捜索を諦めないなどの優しい一面も見せ、徐々にメンバーに対しても仲間意識を持つようになる。それ以降もグループに対して一定の距離を置いてはいるものの、シェーンに対して不信を抱く一方、ソフィアの生存を最後まで信じ、またメルルの事も助けようとしたリックに対しては「誠実な男」と評するなど信頼を抱きはじめ、彼をリーダーとして尊重する様な行動も多く見られるようになる。仲間を守る気持ちは人一倍強く、頼もしい用心棒として信頼されている。狩猟やサバイバルに長けており、足跡から獲物や人を追跡するなどの特技を持つ。農場で生活するようになってからも一人離れた場所でキャンプを張り、鼠、リス等を食べて生活していている描写もある。アンドレアにウォーカーと間違えられて、撃たれた事があるが、かすった程度だった為無事だった。少年時代に山で遭難したが、誰も探しに来る人はおらず9日後に自力で帰ったという逸話を持つ。
Season3
シェーンに代わり、リックの良き相棒になっている。
グレンとマギー救出の際にガバナー達に捕らえられ、群集の前でメルルと再会し、ともに処刑されそうになる。
メルルとウッドベリーを脱出するもメルルを受け入れられないリック達と離れメルルと行動を共にするようになる。
しかし刑務所がガバナーに襲撃された時に駆けつけ間一髪のリック達を助けた後はメルルと共に刑務所で暮らすようになる。
メルルがミショーンを連れ出したと知り追いかけるが、メルルが単身でガバナーを暗殺しに行った事を知り急いで駆けつけるもそこには転化したメルルがいたのだった。
ファンや原作者の間でも人気は高く、ゲーム版「The Walking Dead: Video Game」では主人公を務める[5]
戦闘能力は高く、武器はクロスボウを愛用している。その他銃器にも一通り精通しており、ウォーカーの襲撃に対してはリック、シェーンと共に先陣を切って対応する場面が多い。移動はチョッパーハンドルのトライアンフ
デール・ホーヴァス
演-ジェフリー・デマン(日本語吹き替え:板取政明)
グループ最年長の老人。グループ内の良きアドバイザー。
Season1
どんな危機的な状況でも人間性を失わず、人の道を外れてしまいそうなメンバーを説得する、ただ説得できず逆に孤立する場面もあった。常にメンバーの様子を気にかけており、特にアンドレアとエイミー姉妹には特別な思い入れを持っていた。キャンピングカーを所有しており、キャンプ時にはその上で見張り役をすることが多い。車の整備や銃の管理も受け持つ。
Season2
シェーンの危険な行動にいち早く気付き、不信感からシェーンと対立する事が多かった。また、アンドレアに銃を扱わせないようにしていた。農場に進入したウォーカーに襲われ、腹を裂かれる。助かる見込みが無いと判断され、ダリルに射殺された。
アンドレア
演-ローリー・ホールデン(日本語吹き替え:丸山雪野
エイミーの姉。弁護士。
Season1
元々、妹のエイミーとは疎遠であり、関係性を修復するために二人で旅行に出かけていた際に怪異に見舞われた様子。当初はエイミーのことを第一に考える女性であったが、エイミーの死後、徐々に攻撃的な人格に変化し周りと反発するようになる。
Season2
身内の死を経てシェーンの在り方に共感し銃の扱いを学んだり、男性陣に混じって警備や戦闘に参加するようになる。
シェーンとその場限りの関係を持った事がある。
ウォーカーの大襲撃の際にグループとはぐれてしまい、ウォーカーに苦戦していたところをミショーンに助けられた。
Season3
冬の間をミショーンと共に、移動しながら生活していた。メルルに発見され、ウッドベリーに身を寄せる。ガバナーと意気投合し、深い関係になる。リックたちがウッドベリーを襲撃した際、ガバナーを殺そうとしたミショーンと対峙し、捕えられたダリルを見たことにより、ガバナーの敵対者がかつての仲間たちであることを知る。
最後までリックとガバナーの和平を望むもガバナーの狙いがミショーンである事、またガバナーが刑務所を襲撃する事を知りウッドベリーを離れリックに知らせようとする。しかし後一歩のところでガバナーによって捕らえられ監禁されてしまう。
監禁室で転化したミルトンにより首元を噛まれてしまう。転化から免れることが出来ないと悟り、助けに来たミショーンに看取られながら銃で自らの頭を撃ち抜いた。
Tドッグ
演-アイアン・シングルトン(日本語吹き替え:-)
巨漢で強面の黒人。
外見にそぐわず好人物であり、異変が起きた際には近所の老人の家を全て見回り、避難に手を貸していた。
Season1
仲間の中では比較的目立たない存在だが、常に周囲に気を配り、いざという時に仲間を助ける頼れる存在。メルルがグループにいた際は衝突する事が多かった。
Season2
当時、グループ唯一の黒人であることからか疎外感を抱いていた様で、怪我で意識が朦朧としている時にその不満をデールに打ち明けていた。ダリルからは「兄を見殺しにした」として恨まれていると考えていたが、彼に命を救われている。
Season3
刑務所でウォーカーの襲撃に合い、ゲートを閉めている際に肩を噛まれてしまう。その後キャロルと避難するも、ウォーカーに追い込まれた為、身を挺してキャロルを逃がす。その後、遺体をウォーカーに貪り食われてるところを仲間に発見される。
キャロル
演-メリッサ・マクブライド(日本語吹き替え:-)
ソフィアの母。敬虔なキリスト教徒。
Season1
夫の暴力を受けていた過去を持つ気弱な女性。夫はシーズン1でウォーカーに襲われ、殺されている。
Season2
夫の死後、徐々にメンバーにも自己主張するようなる。最後までソフィアの捜索を諦めなかったダリルに対して、信頼を寄せつつある。
Season3
以前は戦闘に加わることは無かったが、冬の間に銃を扱えるようになっている。ハーシェルから医術を学んでおり、ケガの応急処置帝王切開についても学んでいた。逃げた囚人によって引き起こされた刑務所内の混乱により一時行方不明になる。皆に死んだものと思われ墓まで作られたが、実際は独房の中に身を隠しているうちに脱水症状になり動けなくなってしまっただけであった。その後、ダリルによって無事に救出される。
ソフィア
演-マディソン・リンツ(日本語吹き替え:-)
キャロルの娘。
Season1
歳の近いカールと一緒に遊ぶ事も多い。
Season2
序盤でウォーカーに襲われ救助に来たリックに一時保護されるが、その後リックの指示を無視して行動した為 行方不明になり、その後ハーシェルの農場の納屋の中からウォーカーとなって現れる。リックによって射殺される。
ハーシェル
演-スコット・ウィルソン (日本語吹き替え:-)
シーズン2から登場。アトランタから逃れてきたリックたちをかくまうことになった農場のオーナー。元獣医。
Season2
当初はウォーカーを病人として扱い、ウォーカーになってしまった親族や親しい者を農場の納屋に閉じ込めていた。後に考えを改め、戦闘にも参加するようになる。一家と自分の所有する土地の主として確固たる責任感を持っていたが、ウォーカーの大襲撃でリックに引きずられるようにして農場を後にすることに。正義感のあるリックを強く信頼している。
Season3
刑務所内のウォーカーを一掃している最中に、倒したと思われたウォーカーに足を噛まれる。リックのとっさの判断により足を切断され、発症は免れた。松葉杖で生活するものの、順調に回復している。
マギー
演-ローレン・コーハン (日本語吹き替え:-)
シーズン2から登場。ハーシェルの長女。ベスとは異母姉妹。
Season2
行動力があり初期からリック達との接触に積極的。ウォーカーの実状などはリック達と出会うまで知らず物品調達にグレンと薬局に赴いた際にウォーカーに襲われパニックに陥る。その後、命の恩人であるグレンと恋仲に発展し、深い仲になる。
Season3
グレンとの交際は継続中で物資調達中、彼と共にメルルに誘拐される。仲間の場所を吐かせようとするガバナーの尋問にも耐えたが、グレンを殺されそうになり、口を割ってしまう。
ベス
演- エミリー・キニー (日本語吹き替え:-)
シーズン2から登場。ハーシェルの次女。マギーとは異母姉妹。
Season2
ウォーカーになってしまった母親に襲われたショックから手首を切り自殺を計るものの、回復する。
Season3
以前とは違い、戦闘にも積極的に参加するようになる。また、年齢の近いカールとは互いに意識し合うようになる。
ミショーン
演- ダナイ・グリラ (日本語吹き替え:-)
シーズン2の最終話から登場。武器は日本刀。
Season2
ウォーカーに追われ、森に逃げ込んだアンドレアを助けた謎の剣士。鎖に繋がれた両腕の無いウォーカーのような人物を率いて行動をしている。
Season3
冬の間をアンドレアと共に、移動しながら生活していた。長い間引き連れていたウォーカー2人は、ガバナー達に発見されそうになった時に、自らの手で首を落とし処理している。その後メルルに発見され、ウッドベリーに身を寄せるものの、ガバナーの危険性に勘づきアンドレアと別れ一人離脱する。その後、メルルに攫われるグレンとローリを目撃しリック達と合流する。ガバナーを殺すため、リックたちのウッドベリー襲撃を手引きする。ガバナーの部屋に侵入し彼の秘密を知るが、直後に彼と激しい戦闘となる。彼が大事にしていた女の子のウォーカーを殺し、ガバナーの片目も潰すことに成功するが、あと一歩のところで駆け付けたアンドレアに制止されてしまう。
その後アンドレアと離れリック達のいる刑務所に身を寄せた。
数々の作戦の中でカールやリック達の信頼を得て仲間と認められるようになる。
最後の作戦ではリックとダリルと共にアンドレア救出に向かうもあと一歩のところで間に合わず、その手の中でアンドレアの最期を看取った。
ガバナー(総督)
演- デヴィッド・モリッシー (日本語吹き替え:-)
シーズン3から登場。ウォーカーたちから隔離された“安全な土地”、ウッドベリーの絶対的統治者。
表面上は理知的で温和なリーダーを装っているが、その実、自身が作り上げたコミニティを維持するためには、他集団を騙し討ちし皆殺して物資を奪うなどの非常に冷酷な手段も厭わない残酷な性格の持ち主である。
自宅の一室にウォーカーの首を水槽にいれて保管し鑑賞している。(ただし、仲間の情報を聴き出すために捕えた州兵の首もあったため、ウォーカーのみがこの収集の対象というわけではない。)ウォーカーをバイターと呼んでいる。
文明崩壊以前は妻と娘がいた模様。捕えた子供のウォーカーを娘として飼って躾けようとしていたが、ミショーンに処理される。また、その後のミショーンとの格闘の末、割れた水槽のガラスで右目を刺され失明する。これらのことに加え、自身の聖域であるウッドベリーが混乱に貶められたことにより、激しい怒りに駆られる。
刑務所の襲撃に失敗した際、引き返すように命令するも命令を聞くものはおらず口答えした者達を一人残らず射殺した。
その後一部の手下を引き連れ行方不明になった。
ミルトン
演- ダラス・ロバーツ (日本語吹き替え:-)
シーズン3から登場。ウッドベリーに住む中年の白人男性。メルル同様、ガバナーの右腕である。
ガバナーに命令され、ウォーカーの研究をしている。文明崩壊以前は在宅勤務で人と接しずに生活していた。その為、家族、知人のウォーカーへの転化は見たことがなかった。故にウォーカーの実態はほとんど知らない。ウッドベリーでの実験にて初めて転化する瞬間を目の当りにした。
徐々にガバナーに不信感を抱くようになり襲撃用に捕らえていたウォーカー達を燃やしアンドレアにガバナーの真意を漏らし刑務所に向かうよう提言した。
裏切り行為を知られたガバナーによって監禁室に閉じ込められ拷問を受ける。忠誠を誓うためにアンドレアを殺せと命じられるもそれを拒否。それによってガバナーに腹を刺され死亡し転化。ウォーカーとなりアンドレアを襲うこととなってしまった。
タイリース
演- チャド・コールマン (日本語吹き替え:-)
シーズン3から登場。大柄な黒人男性。
常に4人で行動しておりウォーカー達から逃れ、リックたちの住む刑務所に逃げてくる。
リック達の役に立ち仲間に入れてもらおうと努力するも幻を見るリックの異常さを恐れ刑務所をあとにした。
その後ウッドベリーに逃げ込みガバナーによって歓迎された。
ガバナー達の刑務所襲撃の際に刑務所の見取り図作成を手伝ったが人を殺すのは拒絶しウッドベリーの護衛に回った。

ゲスト・キャスト [編集]

シリーズには企画者のフランク・ダラボンと以前共同で仕事をしたローリー・ホールデン、ジェフリー・デマン、メリッサ・マクブライドらが出演している。3人とも2007年の彼の映画『ミスト』でトーマス・ジェーンと共演している。ジェーンもまた本作にゲスト出演する為にダラボンと協議を進めている[6]

ウォーカー [編集]

作中における生ける屍、いわゆるゾンビの呼称。なんらかのウイルスに感染した者の成れの果て。「ウォーカー」は正式な名称ではなく、主にリックたちのグループにおける呼称である。そのため、「ゾンビ」や「感染者」と呼ぶ人々も存在する。

どの個体も基本的には活動は遅いが、肉体の欠損が少ない個体は生者の早歩きから小走り程度の早さで活動できる。また、銃で何発も撃たれたり、下半身を失った状態でも活動を続ける。活動を止める有効な方法は、脳幹にダメージを与えることのみである。ガラスを破る際に石を用いるシーンが存在するが、知能を有するわけではなく、あくまでも原始的かつ本能的な行動の一環である。CDCの研究者ジェンナーの説明によれば、脳幹のみが活動しており、前頭葉などの人間らしさを司る器官は停止しているとのこと。ジェンナーの研究した範囲では、生者は死後に最短で3分、最長で8時間経過するとウォーカーへの変貌を遂げる。

聴覚や視覚は程度が不明ながら有していることが窺え、銃声やアラームのような大きな物音や音声に反応し進行方向を変えたり、生者の姿を見つめながら襲いかかる。食性については人肉だけでなく鹿や牛などの動物の生肉も欲する。基本的に生者を襲うのは食欲によるものであると考えられ、彼らにとっての食物とは感染していない生肉であると思われる。そのため、共食いは起こらず、餌となる生き物がいなくなると、ふらふらと歩きまわる程度の行動しか行わない。感染者の見極めは主に嗅覚に頼っているらしく、リックとグレンは感染者の血と臓物を全身に塗りたくり動きを真似することで群れへ紛れ、図らずも臓物を浴びたミショーンはウォーカーの群れに素通りされたため習性に気付き刑務所へ辿りつく事が出来た。群れに囲まれた際、倒したウォーカーを乗せるような形で下に隠れ、まだ視認されていないウォーカーをやり過ごす、壁に塗ったわずかだが新鮮な血に反応するウォーカーを誘導しナイフで倒す描写等が有るため、視覚よりも聴覚、聴覚よりも嗅覚(死臭との嗅ぎ分け)に頼る部分が大きいものと推測される。顎を切除すると食欲を失い、更に長期間、食物を摂取しないと飢餓により緩やかに衰弱していくことが作中で言及されている。そのため、殺傷の主な原因である腕と顎を切断することでほぼ無害化することが可能で、ミショーンは上記の特性と合わせることで「感染者除け」として使用していた。

シーズン2終盤において、感染者ではない人物が刺殺されたのち数分でウォーカーとして蘇った事から、ウォーカーに噛まれることによってウイルスに感染するわけではなく、生存者たちにもあらかじめウイルスが潜伏しており、噛まれていなくても発症することが判明する。いつ感染したのか、空気感染なのか、全人類が感染しているのか、脳幹が無事な状態で死亡すると必ず発症するのかなどについては、シーズン2の時点では不明。

ゾンビオーディション [編集]

シーズン3へウォーカーとしての出演権を懸けたオーディションがロサンゼルスで開催され、日本人の神林あかねが優勝した[7]

製作 [編集]

企画の歴史 [編集]

コミコンでのプロモーション(2010年)のためにつくられた、『ウォーキング・デッド』のブース。

2010年1月20日、AMCは、フランク・ダラボン及びゲイル・アン・ハード製作総指揮、ダラボン監督・脚本により『ザ・ウォーキング・デッド』のパイロット版を製作すると発表した[8]。2010年1月、パイロット・エピソードの脚本のレビューが公開された[9]。AMCがシーズン1全6話の製作を決定した後、パイロット版の撮影が2010年5月15日よりジョージア州アトランタで始まった[10][11]。 シリーズの残りエピソードは2010年6月2日に撮影が始まり、ダラボンはショウランナーを務めた[12][13]

2010年8月31日、ダラボンは2011年2月に製作が開始される予定の『ウォーキング・デッド』第2シーズンの準備をしていると明かした。2010年11月8日、AMCは第2シーズンは全13話になると発表した[4]。また、彼はカークマンの原作のVolume2にある「環境要素」のいくつかを入れたがっていた[14]

脚本 [編集]

2010年7月17日、ダラボンは、シーズン1の脚本家と監督の名前を明らかにした。ダラボンは最初の3話の脚本を単独または共同で執筆し、第1話を監督した。ミシェル・マクラーレンは第2話を監督した。製作総指揮のチャールズ・H・イグリーと共同製作総指揮のジャック・ロ・ジュディチェはダラボンと共同で第3話の脚本を書き、グウィネス・ホーダー=ペイトンが監督した。第4話は原作者で製作総指揮もしているロバート・カークマンが脚本を書き、ヨハン・レンクが監督した。第5話はグレン・マザラによって書かれ、アーネスト・ディッカーソンによって監督された。第6話はコンサルティング・プロデューサーでもあるアダム・フィエロが脚本を書き、ガイ・ファーランドが監督した[15]

2010年12月1日、ダラボンが製作総指揮のチャールズ・イグリーを含む脚本スタッフ全員を首にして、第2シーズンではフリーランスの脚本家を使用する計画であるとDeadline.comが報じた[16]。2010年12月3日、製作総指揮のゲイル・アン・ハードは『エンターテインメント・ウィークリー』誌のインタビューにて、その報道は不正確であると語った。それによると、第2シーズンは2011年10月開始を予定しており、それまでに本シリーズの脚本家が手掛けた別の脚本がパイロット版として使われた場合、本シリーズを降板して他のプロジェクトを優先してもよいというものであった。また彼女は、主要キャストたちは数シーズン分に及ぶ出演契約を済ませていることを認めた[17]

撮影 [編集]

シリーズは全て16mmフィルムで撮られた[18]。初回はデヴィッド・タッターサル、その他はデヴィッド・ボイドが撮影監督を務めた。プロダクションデザインはグレッグ・メルトンとアレックス・ハードゥが行った。特殊効果チームには、ベテランの特殊メイクデザイナーのグレゴリー・ニコテロ、特殊効果コーディネーターのダレル・プリチェット、視覚効果スーパーバイザーのサム・ニコルソンとジェイソン・スパーリングが参加した[19]

マーケティング [編集]

初回は120か国で同週に一斉公開された。放送前のプロモーションの一環として、AMCとFOXインターナショナル・チャンネルズは2010年10月26日に世界26大都市でゾンビメイクのエキストラが登場するイベントを行い、台北香港から始まり、24時間後にロサンゼルスで終わった[20]

2010年のコミコン・インターナショナルのすぐ後、番組の公式ウェブサイトにて原作コミック第1号に基づいたモーション・コミックが公開され、フィル・ラマールが声の出演を務めた[21]。また、サイトは主として第1話に関するメイキング・ドキュメンタリー、多くの他の舞台裏のビデオやインタビューを公開した。ドキュメンタリーでは、コミックの作者で番組の製作総指揮のロバート・カークマンと作画のチャーリー・アドラードが出演俳優と原作コミックのキャラクターの類似点を挙げ、どれだけ忠実で自分たちが満足しているかを語った[22]

リック・グライムズやダリル・ディクソンなどのアクションフィギュアが、2011年11月発売を目指して開発されている。マクファーレン・トイズによるこのフィギュアは、シリーズの俳優に似せて設計されている。原作コミックのキャラクターに似せたフィギュアは、それに先行して同年9月に発売される予定である[23]

公開 [編集]

ロバート・カークマン、サラ・ウェイン・キャリーズ、アンドリュー・リンカーン(2010年)

2010年7月23日、コミコン・インターナショナルにてパイロット版の一部場面が上映された[24]。2010年10月31日にAMCにて初回が放送され[2]、11月第1週内にはFOXインターナショナル・チャンネルズでも放送された[25]

AMCが初回を公式放送する2週間前、オンライン上にパイロット・エピソードが漏えいした[26]

国際放送権は2010年6月14日に販売され、発表された[27]

第1シーズンのDVDBlu-rayは2011年3月8日に発売された[28]

評価 [編集]

批評家の反応 [編集]

第1シーズンはMetacriticで25のレビューで、平均点は100点満点中82点となった[29]。『ウォールストリート・ジャーナル』のナンシー・デ・ウルフ・スミスは「パイロット版は私のようなゾンビ嫌いの人間でさえ惹きつけられるほどすばらしい」と述べ、リアルで映画的な番組であると評した[30]

レイティング [編集]

パイロット版は530万人の視聴者を獲得し、AMCテレビシリーズの史上最も観られた初回エピソードとなった[31]。第1シーズンの最終回はシリーズ最高となる600万人の視聴者を獲得した[32]

受賞とノミネート [編集]

『ウォーキング・デッド』は2010年度の全米脚本家組合賞で新シリーズ賞にノミネートされた[33]第68回ゴールデングローブ賞ではテレビシリーズ賞(ドラマ部門)にノミネートされた[3]。2010年のアメリカ映画協会賞では同年のテレビ番組トップ10に入った[34]。2011年のサターン賞では、テレビ番組賞、テレビ男優賞、テレビ女優賞、テレビ助演男優賞、テレビ助演女優賞、テレビゲスト俳優賞の6部門でノミネートされた[35]テレビ批評家協会賞ではドラマシリーズ賞にノミネートされた[36]

ゲーム化 [編集]

  • PCPlayStation 3(PlayStation Network)、Xbox 360(Xbox Live Arcade)にて同名のアドベンチャーゲームが配信されている。内容はオリジナルのキャラクターが中心となっているが本編とのつながりをみせる部分もある。日本では未配信。
  • Activisionより一人称視点のアクションゲーム"The Walking Dead: Survival Instinct"が2013年にリリースされた。対応機種はPCPlayStation 3Xbox 360。主人公はダリル・ディクソンが務める[37]。日本では未配信。

参考文献 [編集]

  1. ^ Brad Miska (2010年7月5日). “Breaking Bad Director Michelle MacLaren Talks The Walking Dead”. Dread Central. 2010年7月15日閲覧。
  2. ^ a b The Walking Dead Premieres Halloween; Comic-Con Trailer Now Online”. AMCtv.com (2010年8月24日). 2010年8月24日閲覧。
  3. ^ a b Reiher, Andrea (2010年12月14日). “2011 Golden Globes nominations: 'Glee,' '30 Rock' lead TV nominations”. Zap2it. 2010年12月14日閲覧。
  4. ^ a b “AMC Resurrects "The Walking Dead" for a Second Season” (プレスリリース), AMC, (2010年11月8日), http://www.thefutoncritic.com/news/2010/11/08/amc-resurrects-the-walking-dead-for-a-second-season-639014/20101108amc01/ 2010年11月8日閲覧。 
  5. ^ Activisionが人気ドラマ「ウォーキング・デッド」を元にしたアクション「The Walking Dead: Video Game」を2013年に発売。主役は“リス狩り男”のダレル
  6. ^ Alexander, Bryan (2010年9月20日). “Thomas Jane Yearns To Be One of "The Walking Dead"”. NBC Washington. 2010年12月13日閲覧。
  7. ^ 世界ゾンビ・オーディションで日本人優勝の快挙! 人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン3に出演決定”. 海外ドラマ&セレブ情報・ニュースサイト TVグルーヴ・ドット・コム - TVGroove.com. 2012年8月8日閲覧。
  8. ^ Otto, Jeff (2010年7月6日). “'The Walking Dead' Set Visit Preview: The Bloodiest Show Ever!”. Bloody Disgusting. 2010年11月2日閲覧。
  9. ^ Sauriol, Patrick (2010年1月25日). “Exclusive: A review of the pilot script for The Walking Dead TV series”. Corona Coming Attractions. 2011年6月17日閲覧。
  10. ^ TV: 'The Walking Dead' Pilot to Begin Lensing in May”. Bloody Disgusting (2010年2月10日). 2011年6月7日閲覧。
  11. ^ Seidman, Robert (2010年3月29日). “"The Walking Dead Lives on AMC;" Network Greenlights Series Based On Comic Books”. TV by the Numbers. 2010年6月11日閲覧。
  12. ^ Chan, Jon (2010年6月2日). “Walking Dead TV Series Starts Filming!”. Secondary Fire. 2010年6月11日閲覧。
  13. ^ Uncle Creepy (2010年6月14日). “The Walking Dead: Frank Darabont Only Directing the Pilot?”. Dread Central. 2010年6月15日閲覧。
  14. ^ Pirrello, Phil (2010年8月31日). “Want Walking Dead Season 2?”. IGN. 2010年9月1日閲覧。
  15. ^ EXCLUSIVE!! Learn Who Writes And Directs All The Season-One Episodes of Frank Darabont's AMC Zombie Series THE WALKING DEAD!!”. Ain't It Cool News (2010年7月17日). 2010年7月18日閲覧。
  16. ^ Andreeva, Nellie (2010年12月1日). “'The Walking Dead' Lets Go Of Writers; Considers No Writing Staff For Season 2”. Deadline.com. 2010年10月3日閲覧。
  17. ^ Collis, Clark (2010年12月3日). “'Walking Dead' exclusive: Exec producer Gale Anne Hurd denies Frank Darabont fired writers, talks season two”. Entertainment Weekly. 2010年12月4日閲覧。
  18. ^ Exclusive: The Walking Dead Set Visit Preview: Oh Yes, There Will Be Blood!”. Dread Central (2010年7月5日). 2010年11月2日閲覧。
  19. ^ The Walking Dead - About the Show”. AMCtv.com. 2010年10月9日閲覧。
  20. ^ Hibberd, James (2010年10月25日). “'Walking Dead' plans global zombie invasion stunt”. The Hollywood Reporter. 2010年11月4日閲覧。
  21. ^ Neuman, Clayton (2010年7月20日). “The Walking Dead Motion Comic Arrives Online”. AMCtv.com. 2010年10月18日閲覧。
  22. ^ Neuman, Clayton (2010年10月11日). “The Making of The Walking Dead Documentary”. AMCtv.com. 2010年10月18日閲覧。
  23. ^ Now that IS product placement! Billboard for zombie show The Walking Dead posted on side of a FUNERAL PARLOUR”. U.K. Daily Mail (2011年4月14日). 2011年4月14日閲覧。
  24. ^ Miska, Brad (2010年7月13日). “SD Comic-Con 2010: The Walking Dead Promotional One-Sheet”. Dread Central. 2010年7月13日閲覧。
  25. ^ The Walking Dead”. walking-dead.tv. 2010年9月24日閲覧。
  26. ^ Ernesto (2010年10月21日). “The Walking Dead TV-Series Premieres On BitTorrent”. TorrentFreak. 2010年10月22日閲覧。
  27. ^ Fernandez, Joe (2010年6月14日). “FX signs global broadcast rights to The Walking Dead”. Mad UK. 2010年6月15日閲覧。
  28. ^ The Walking Dead Season 1 DVDs Now Available for Pre-Order”. AMC (2010年12月2日). December 6, 2010-12-06閲覧。
  29. ^ The Walking Dead: Season 1”. Metacritic. 2010年12月9日閲覧。
  30. ^ deWolf Smith, Nancy (2010年10月22日). “Everything Old Is New Again”. The Wall Street Journal. 2010年10月24日閲覧。
  31. ^ “AMC Original Series "The Walking Dead" Garners Highest 18–49 Delivery for Any Cable Series Premiere for 2010” (プレスリリース), AMC, (2010年11月1日), http://www.thefutoncritic.com/ratings/2010/11/01/amc-original-series-the-walking-dead-garners-highest-18-49-delivery-for-any-cable-series-premiere-for-2010-424510/20101101amc01/ 2010年11月1日閲覧。 
  32. ^ “"Walking Dead" Finale Draws 6 Million Viewers, 3.0 Adults 18-49 Rating” (プレスリリース), AMC, (2010年12月6日), http://tvbythenumbers.zap2it.com/2010/12/06/walking-dead-finale-draws-6-million-viewers-3-0-adults-18-49-rating/74468 2010年12月6日閲覧。 
  33. ^ “AMC Garners Six WGA Award Nominations for Acclaimed Original Dramas "Mad Men," "Breaking Bad" and "The Walking Dead"” (プレスリリース), AMC, (2010年12月8日), http://www.thefutoncritic.com/news/2010/12/08/amc-garners-six-wga-award-nominations-for-acclaimed-original-dramas-mad-men-breaking-bad-and-the-walking-dead-712414/20101208amc01/ 2010年12月9日閲覧。 
  34. ^ AFI Awards”. AFI.com. 2010年12月13日閲覧。
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  36. ^ マイケル・オーシエロ (2011年6月6日). “Mad Men, Fringe, Good Wife, Modern Family, Community, Justified Lead Critics Choice Kudos”. TVLine. 2011年6月6日閲覧。
  37. ^ 奥谷海人 (2012年7月10日). “Activisionが人気ドラマ「ウォーキング・デッド」を元にしたアクション「The Walking Dead: Video Game」を2013年に発売。 ”. 2011年11月4日閲覧。

外部リンク [編集]