ウォーキング・デッド

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ウォーキング・デッド
The Walking Dead
The Walking Dead 2010 logo.svg
ジャンル
発案者 フランク・ダラボン
出演者
音楽 ベア・マクレイリー
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
シーズン数 5
話数 59 (エピソード一覧)
製作
製作総指揮
製作場所 ジョージア州アトランタ
放送時間 62-67分(2回
42-45分
製作会社 AMCスタジオズ
サークル・オブ・コンヒュージョン
ダークウッド・プロダクションズ
ヴァルハラ・モーション・ピクチャーズ
番組販売会社 AMC
FOXインターナショナル・チャンネルズ
放送
放送局 AMC
音声 ドルビーデジタル5.1 (DVD)
ドルビーTrueHD5.1 (Blu-ray)
放送期間 2010年10月31日 (2010-10-31) – 継続中
外部リンク
ウェブサイト

ウォーキング・デッド』(原題:The Walking Dead) は、2010年製作のアメリカ合衆国のテレビドラマである。

概要[編集]

米国での展開
フランク・ダラボンが企画し、ロバート・カークマン、トニー・ムーア、チャーリー・アドラードによるグラフィックノベル・シリーズ『ザ・ウォーキング・デッド』を原作としている[1]
2010年10月31日に、アメリカ合衆国のケーブル・テレビ・チャンネルのAMCで放送が開始された[2]。シーズン1は、第68回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズ賞(ドラマ部門)などにノミネートされた[3]。2011年10月からシーズン2が放送され、2012年10月からシーズン3が放送され、2013年10月からシーズン4の放送が開始された。スコット・M・ギンプルを再びショウランナーに迎えてシーズン5を製作することが決定している[4]
2014年現在、米国では年を追うごとに視聴率が高まってきており、FOXの看板番組である。
日本での展開
日本では、シーズン1が2010年11月でFOXムービー、第1話のみFOXチャンネルでも放送された。その後、2011年4月にはFOXチャンネルでもシーズン1全エピソードを放送し、シーズン2はFOXチャンネルにて11月5日から初放送された。
シーズン3はFOXチャンネルにて2012年10月31日から放送。シーズン4がFOXチャンネルにて2013年10月20日より初放送された(第1話のみFOX CRIME、FOXムービー、ナショナルジオグラフィックチャンネルナショジオ ワイルドでも放送)。

あらすじ[編集]

『ウォーキング・デッド』は、ゾンビによる世界の終末を迎えた後の物語であり、荒廃したアメリカ合衆国で安住の地を求めてアンデッドの集団から逃れつつ旅をする少人数のグループを描く。シーズン1は主にアトランタ都市圏を舞台とするが、シーズン2からシーズン4は、ウォーカーから逃れてジョージア州北部地方に舞台を移す。ウォーカーはあらゆる生き物をむさぼり食い、噛みつかれると人間は感染する。ウォーカーの群れ、事故、そして生存者による略奪など、敵意に満ちた世界で日々直面する試練にもめげず、グループが人間性を保とうと奮闘するジレンマが主に描かれる。

グループは、ゾンビが大発生する前はジョージア州の小さな町の保安官代理をしていたリック・グライムズが率いる。グループは、社会が崩壊した世界で、ウォーカーの恐怖、グループ内の力関係の変化、そして自らの生存だけを考える数少ない生き残りの人間たちに直面する。

シーズン1(2010年)[編集]

保安官のリック・グライムズは、逃走犯を追跡している際に銃弾に倒れ、病院で昏睡状態に陥る。リックが目を覚ますと、世界は文明が崩壊しており、生ける屍「ウォーカー」が歩き回るようになっていた。自宅にたどり着いたがもぬけの殻になっていて、そこで黒人の父子モーガンデュエインと出会う。彼らからウォーカーの事や自分が眠っている間に起きた事を教えてもらうと、警察署から装備を持ち出してCDCが検疫されて安全圏になったとの噂から、自分の家族も避難していると思われるアトランタを目指して出発する。しかし、リックはすぐに都市がウォーカーで溢れてもう安全ではなくなったことを知る。

都市の数マイル外では、リックの妻のローリと息子のカールが、リックの元同僚で親友でもあるシェーン・ウォルシュや全国から逃げてきた他の生存者たちとグループを作り、共にキャンプで生活を送っていた。アトランタでウォーカーたちに囲まれていたリックは、物資調達と生存者の捜索に来ていたキャンプメンバーのグレンによって助け出された後、アンドレアTドッグらと協力することになる。しかしメルルは暴走して手が付けられなくなった為、リックが手錠をかけて屋上に縛り付ける。ウォーカーが人間の新鮮な血肉の匂いに誘われて襲い掛かる事に気づき、ウォーカーの腐肉と内臓を体にこすりつけて群れの中を突っ切り、なんとか脱出に成功する。しかしメルルにかけた手錠の鍵をTドッグが落としてしまい、彼を一人屋上に取り残してしまう。

キャンプ地でローリとカール、シェーンと再会したリックは、シェーンと共に一行のリーダー的位置に就き、妻と息子だけではなく一行全体を生存させるように務める立場になる。やがて一行の一部が武器と残してきたメルルを回収するために再びアトランタへ向かう。しかし、メルルがいた屋上には彼の右手首だけしか残っていなかった。一旦メルルの捜索を打ち切って武器を回収に向かうが、他の生存者グループと衝突し、グレンが連れ去られてしまう。置き去りにされた生存者グループの少年を引き連れてアジトに訪れると、彼らが町の老人達を保護している事を知り、リックは武器の半分を分け与えてキャンプへと戻る。[5]しかし彼らがアトランタから戻る直前にウォーカーがキャンプを襲撃し、多数の死者が出てしまう。

キャンプがもはや安全ではないと考えた一行は、治療薬の開発が進められているという噂を信じてCDCに向かう。そこへ辿り着いた一行は、CDC研究員唯一の生き残りであるジェンナーに出会う。彼にウォーカーについて分かっている情報を教えてもらい、共に地下室でしばしの安息を得るが、燃料切れによる自爆装置が作動してしまう。ジェンナーは死ぬ事で地獄から解放されたいと願い、施設から脱出するリックに最期の情報を密かに教えてCDCと共に消滅する。脱出した一行は、新たに安全な場所を求めて移動することになる。

シーズン2(2011年)[編集]

CDCから脱出した一行は、安全と噂されるフォートベニング基地へ向かっていたが、ハイウェイで車が故障したために足止めを余儀なくされる。そこへ突如襲来したウォーカーの大群を、一行は車の下に隠れてやり過ごそうとするが、キャロルの娘のソフィアだけが見つかってしまい、道路脇の林の中へ逃げ込む。追いかけたリックは自分が囮となってソフィアを一旦逃がすものの、結局彼女は行方不明になってしまう。止むを得ず一行はソフィアを見つけるためにその場に留まり、捜索を続ける。

数日後、リックやシェーンと共に捜索していたカールは、狩りをしに来ていた近くの農場業者のオーティスに誤って撃たれてしまう。リックとオーティスは農場へ瀕死のカールを運び込み、そこのオーナーである獣医師のハーシェルに治療を施してもらうことになる。残りのメンバーも、農場の娘のマギーによる案内で農場へやってくる。カールの容態は悪く手術を要するものであったため、必要な薬と医療器具をシェーンとオーティスが近くの街の高校へ調達しに向かうが、無事薬と医療器具を手に入れるもウォーカーの襲撃に遭ったシェーンは窓から飛び降りた際に足を痛め、逃げ切る為にオーティスの足を撃って犠牲にして帰還する。手術が成功してカールの傷が癒えた後も、一行はソフィアを探すために農場に留まることになる。 そんな中、ローリがグレンに妊娠検査薬を取ってきてくれるよう頼む。検査結果で妊娠が発覚するが、グレンには秘密にしてもらって中絶薬を飲むがすぐに吐き出す。その後、グレンがデールに相談したため妊娠の事が周囲にばれてしまう。

一行がソフィアを捜索し続けるも行方を掴めずにいたある日、農場の一角の納屋に多数のウォーカーが幽閉されていることが明らかになる。排除しようとする一行に対し、ハーシェルは「あの中にはウォーカーと化した自分の妻や知人がおり、ウォーカーもいつかは治療できる『病人』であるから殺させない」と主張し、一行に農場から出て行くように迫る。しかし、シェーンが独断で全員の見ている前にて納屋を開けウォーカーを解き放ち、リック達はやむをえず全て撃ち殺す。納屋の中からは、ウォーカーと化したソフィアが姿を現し、リックの手でとどめを刺される。

ハーシェルはリック達にすぐに出ていけと警告し、ソフィアと家族達の葬儀が終わると行方をくらます。その後、廃墟となった町の酒場でハーシェルは自分の考えが誤っていたことを認め、徐々にリック達と共生していくことを考えるようになるが、街へ出た際に他の生存者と遭遇し、脅された為に已む無く射殺、そして一人の少年を捕まえる。時を同じくしてリック達を探しに行ったローリは運転を誤り横転、ウォーカーに襲われるが間一髪で撃退してシェーンと共に農場へ帰還する。一方農場ではハーシェルの娘ベスが、転化した母親に襲い掛かられたショックで自殺を図っていた。

戻ってきたリックが捕えた少年の処遇などを巡って意見が分かれ、メンバー間で軋轢が生じ始める。少年が農場の存在を知っていた事で処刑するしかないという話になりデールは処刑に反対するが、他のメンバーが処刑に賛成する事に失望して家から出ていったところをウォーカーに襲われる。その後シェーンはリックの存在を疎ましく思い、遂に殺害する計画を実行にうつすが、それを看破していたリックの機転で逆に殺害される。

シェーンはウォーカーとなり復活するが、リックを背後から襲おうとしたところでカールにとどめを刺される。その夜、ウォーカーの大群が農場に襲来する。必死の応戦もむなしく数名の犠牲を出し、一行とハーシェルの家族は辛くも農場を捨てて逃げ出すこととなり、その際にアンドレアは一行からはぐれてしまう。追い詰められた彼女の前に、ウォーカーを引き連れた謎の女性剣士ミショーンが現れる。シェーンや少年が噛まれてないのにウォーカーになった事について、リックはジェンナーが最期に囁いた「すでに全ての人が感染している」という言葉を告白する。

シーズン3(2012年)[編集]

農場を脱出してから数か月後、冬を超えた一行は刑務所を見つける。刑務所内を調べると、生き残りの囚人達と遭遇する。所内の闇の中でウォーカーに襲われ、ハーシェルは足を噛まれてしまい、感染が広がる前に足を切断する。その後、囚人達と協力して独房棟のウォーカーを始末するが、どさくさに紛れリックを殺害しようとしたリーダー格のトーマスは処刑。アンドリューは逃げ出し、アクセルオスカーを独房棟に閉じ込める。

刑務所を新たな拠点とし、しばらくは平穏が続くが、逃げたアンドリューがゲートの鍵を開け、予備電源でサイレンを起動させてウォーカーの大群を招き入れた。仲間達は分断され、噛まれたTドッグがキャロルを救う為に犠牲になる。更にローリが産気づき、帝王切開をマギーに頼み、胎児を無事取り上げる事には成功したが昏睡状態となったため、カールはローリの頭へ銃弾を撃ち込む。リック達は予備電源室でアンドリューと交戦し、オスカーが射殺。生まれたばかりの赤ん坊は、カールによってジュディスと名付けられる。妻の死を知ったリックはショックから幻覚や幻聴の兆候が表れ始めた。

アンドレアとミショーンは、メルルを含む一行に連行されて、ウッドベリーの指導者"総督(ガバナー)"ことフィリップに出会う。そこでは人々が平和な日常を送り、アンドレアはガバナーと関係を持つが、ミショーンは不信感を捨てきれず町を出て行く。メルルはミショーンを始末するために交戦するも逃げられ、代わりにグレンとマギーを捕えて、ガバナーにはミショーンを殺したと嘘をつく。負傷したミショーンは刑務所へ辿り着き、リックたちに保護される。

ミショーンから仲間の窮地を聞いたリック達はウッドベリーに潜入し、グレンとマギーを救出する。ミショーンは単身ガバナーの部屋に忍び込み、転化したガバナーの娘ペニーを処理、ガバナーの片目を潰す。ガバナーはメルルの嘘に怒り、ダリルとメルルを殺し合わせようとするが、二人は再度突入したリックたちに助け出される。しかし、グレンとマギーはメルルと共に行動する事を拒否し、ダリルとメルルはリック達の前から立ち去る。一方、タイリース達の一行が刑務所に現れるが、度重なる心労から錯乱するリックを目の当たりにし、タイリース達は刑務所から出て行く。その先で、刑務所のかつての仲間を説得しようとするアンドレアと出会い、ウッドベリーへ向かう。

ウッドベリーとの全面戦争に備え、リック達は武器を調達するため住んでいた街に戻り、以前命を救われた恩人モーガンと再会する。息子を亡くし錯乱したモーガンを仲間にしようと説得するリックだったが、争いに疲れたモーガンの決意は固く、武器を分けてもらい別れる。

アンドレアは、リックとガバナーを引き合わせ停戦会談の場を設けるが、ガバナーは一方的にリックを恫喝し、娘の仇であるミショーンの引き渡しを要求する。帰還したガバナーはアンドレアに嘘を吐くが、アンドレアはミルトンに取引の後にリックたちも全員殺すつもりだという事を知らされ、それを伝えに刑務所へ向かい、ガバナーに捕らえられ監禁される。リックは仲間たちを守るために要求を飲もうと考えるが、ミショーンへの恩と良心から思い止まる。メルルは独断でミショーンを連れ出すが、ミショーンに諭され、一人でガバナーを仕留めることを決意。ウォーカーを誘導し急襲するが、返り討ちに逢い射殺される。後を追ってきたダリルは、転化した兄を自らの手で殺害する。

ガバナーは多くの住人を引き連れ武装して刑務所に向かうが、リックたちの反撃に遭って総崩れとなる。住人たちからの非難が噴出し、逆上したガバナーは彼らを虐殺、残った側近二人と共にウッドベリーを捨て車で逃げ去る。後を追ってきたリックたちは虐殺から生き残ったカレンを救出、ともに残された住民達にガバナーの正体を暴露。捕らわれたアンドレアを救出に向かうが一足遅く、噛まれたアンドレアは自ら頭を撃ち抜き死亡する。リック達はウッドベリーの住民達を新たな仲間として刑務所へ迎え入れた。

シーズン4(2013年)[編集]

ガバナーの襲撃から数か月後、刑務所で暮らす人々は平穏な生活を送っていた。気がかりなのは、外のウォーカーの数が増え始め、フェンスを倒しそうな程になってきたことだった。新参者のボブを連れて物資調達に向かったダリル達は、予想外の事故によりベスのボーイフレンドを失ってしまう。

ある日、原因不明の疫病により少年が死亡し、転化して他の住人を襲うという事件が起きる。疫病の疑いのある2人が、隔離された翌朝に焼死体で発見される。一方、ダリル達は獣医大に抗生物質を探しに行くが、大群に襲われる。グレンやサシャまでも疫病に感染してしまう。キャロルがカレン達を殺した犯人だと知ったリックは、「一緒には暮らせない」とキャロルに物資を持たせて別れる。その間、刑務所内の患者達が次々に死亡して転化しハーシェル達を襲い、外では殺到するウォーカーによりついにフェンスの一部が倒され、大量のウォーカーが敷地内になだれ込むが何とか鎮圧し、ダリル達の薬のおかげで残った患者は一命を取り留めた。

一方、暴走したガバナーは部下達に逃げられ、リリー一家と出会い、リリーとその妹タラ、リリーの娘メーガンと共に行動するようになる。その後ガバナーはマルチネスと再会し、彼がリーダーとなっているキャンプに加わるも、マルチネスとピートを殺害してキャンプを乗っ取る。そしてキャンプのメンバーを騙し戦闘員に仕立て上げると、ミショーンとハーシェルを捕え、刑務所の引き渡しを要求し、ハーシェルの首を斬り落とす。それを皮切りに銃撃戦となり刑務所は破壊され、ウォーカー達もなだれ込んでいく。その直前、キャンプで待っていたメーガンがウォーカーに襲われ死亡する。

一方、リックとガバナーは殴り合い、リックはピンチに陥るがミショーンにより助けられた。リックとカールは刑務所内で血だらけのベビーカーを発見して泣き叫びながら森へと脱出する。瀕死となったガバナーの元にリリーが現れトドメを刺し、刑務所内は完全にウォーカーに占拠され、仲間達は生き別れてしまう。

ミショーンは転化したハーシェルの首にとどめを刺し、ペットウォーカーを引き連れて森の中へと入っていく。満身創痍のリックはカールと共に食料品店に逃げ込み昏倒してしまうが、ミショーンが現れ合流する。ベスとダリルは2人で足跡を辿って仲間を探していた。一方、ジュディスを抱え、リジーミカを引き連れて森に逃げてきたタイリースは、リジー達を連れたキャロルと再会し、4人は終着駅を目指す事にする。

マギー、サシャ、ボブはグレンを探して、仲間の唯一の手掛かりであるバスの後を追うが、発見したバスはすでに全滅していた。バスで逃げたと思われていたグレンは、刑務所で目を覚ましていた。自分の部屋でマギーの写真を回収し防護服を着て外に出ると、フェンスに囲まれた小さな空間で座り込むタラを発見する。彼女は襲撃した事を悔み自暴自棄だったが、グレンの説得で共に脱出する。脱出後、意識を失ったグレンとタラの前に、エイブラハムユージンロジータの3人が現れた。 グレンが再び目を覚ますと、大型トラックに乗せられていた。戻ろうとするグレンにエイブラハムが「任務」の話をし、諦めろと言われたグレンが殴り掛かる。その騒ぎに釣られウォーカーの集団がトラックを取り囲み、ユージンが銃を乱射、その流れ弾でトラックが走行不能になる。 リック達はカールとミショーンが物資の調達、リックは静養も兼ねて留守番をしていると怪しい集団が侵入してきた為、リックは咄嗟にベッドの下へと隠れる。ミショーンは物資調達中、カールからの質問で自分の息子アンドレの事を打ち明けていた。 侵入者同士が喧嘩をはじめ、気を失った男にリックが顔を見られてしまう。隙を見てリックは部屋を脱出し侵入者を1人絞殺、窓から飛び降りて脱出すると、絞殺した侵入者が転化して仲間を襲っている隙に帰ってきたカール達と合流、線路まで逃げて「終着駅」の看板を発見し駅を目指す事にする。

ダリルはベスが酒が飲みたいという事で2人で酒を捜し歩く。ダリルはかつてミショーンと物資調達中に見つけた空家で密造酒をベスに振る舞った。初めての酒で酔ったベスが言い出したゲームがきっかけでダリルは激怒し口論となり、ダリルは自分のせいでハーシェルを死なせてしまったと自分を責めた。その夜ダリルは自分の過去を打ち明け、酒を空家中にぶちまけて火を放った。 翌日ベスが動物用の罠に掛かって足を痛めてしまい、ダリルがおぶって墓地へと向かう。葬儀場には死に化粧を施された死体が棺桶に納められていた。食糧と休息で油断をしていたダリルは、夜のドアの物音に対し無警戒にドアを開けてしまいウォーカーの集団に襲われる。ダリルはベスを外に逃がし、侵入したウォーカーを撃退するが、ベスは何者かに連れ去られてしまった。途方に暮れ座り込むダリルをジョー率いる無法者集団が取り囲む。

マギー、サシャ、ボブの3人は濃霧の中ウォーカーに襲われ、ボブは包帯の上から噛みつかれ怪我を負ってしまう。霧が晴れると終着駅の看板を発見し、マギーはグレンがそこに向かったと信じて進もうとする。しかしサシャは反対し、ボブにもマギーを説得するよう頼むが、マギーは書置きを残して先に行ってしまう。2人が追いかけると高いビルを発見し、サシャはそこに留まろうとする。ボブはサシャを諭しキスをしてマギーを追い、ビルに登ったサシャは、並んだ死体と一緒にマギーが寝転がっているのを発見して驚く。物音に集まってきたウォーカー達を一掃し、ボブと共に3人で終着駅を目指した。

終着駅へと向かうタイリース達は森の奥に一軒家を見つけた。外で待っていたリジー達の目の前にウォーカーが現れる。ミカがウォーカーを撃ち殺し、泣いているリジーに心を落ち着ける為に花を見ながら3つ数えてと宥めた。 一軒家にはガスも水も備え付けられていて、タイリースは終着駅に向かわず定住してもいいと考えていた。ミカはキャロルと鹿狩りをするが鹿を撃てず、ウォーカーは撃てるけど人間は撃てないと吐露した。逆にリジーは人間は殺せるが、ウォーカーを餌付けしたり一緒に遊んだりと、異常な一面を見せていた。庭でウォーカーと鬼ごっこをしていたリジーを発見したキャロルは、急いでリジーを追いかけていたウォーカーにトドメを刺すが、それを見たリジーは「遊んでいただけなのに何で分かってくれないの!」と発狂してキャロルを責め立てる。 翌日リジーはネズミを捕まえ、線路で穴にはまって動けないウォーカーに餌付けをしていた。それを見たミカがリジーを説得するが、リジーは聞く耳を持たない。そこへ森の中から黒焦げになったウォーカー達が飛び出してくる。2人は一軒家まで逃げ帰って4人で鉄条網の柵ごしにウォーカーを撃ち殺した。 リジーがようやくウォーカーの脅威を理解したと思い、安堵するキャロルとタイリースだったが、翌日カレンの件を話ながら散策から戻ると、リジーは庭でミカを殺して転化を待っていた。悪びれる様子もない彼女に驚愕しつつ、転化させまいとするキャロル達に、リジーは銃を向けて制止する。ミカが転化するのを待って欲しい、ジュディスも殺して転化させようと平然と言うリジーを、キャロルが何とか丸め込んでジュディスを抱いたタイリースと家の中へ入らせ、ミカの死体の前で涙ながらにナイフを取り出す。 その夜、リジーは他人と暮らせないから2人で出て行くというキャロルをタイリースが止めるが、リジーは昔から変わらないし変われないと話す。翌日、キャロルはミカの為の花摘みにリジーを誘い出す。リジーはキャロルが自分のした事で怒ってると嘆くが、それはミカを殺した事ではなく銃を向けたから怒ったと考えていた。キャロルはリジーを宥め、花を見ながら3つ数えるように指示した。花を見つめるリジーの背後で、キャロルは拳銃を取り出し、リジーを撃ち殺した。 子供達を埋葬した夜、キャロルは拳銃をタイリースに渡してカレンを殺した犯人は自分だと告白した。病気の感染を防ごうとした、好きにしていいと項垂れるキャロル。タイリースは拳銃を握るが手を離し、事実は変わらないし忘れもしないがキャロルを許すと語った。そしてジュディスを連れてタイリース達は終着駅へと出発した。

ダリルはジョー率いる無法者集団と行動を共にしていた。森の中でウサギをレンが横取りしようとし、もめているとジョーがやってきて、自分達のルールがある事を説明する。それは「取った」と最初に言った者が所有権を得るというものだった。ルールを知らなかったという事で、ジョーはウサギを半分にして両者に分け与えた。線路を歩きながら、ジョーはもう一つ「嘘を吐かない」というルールがあると説明し、これらを破ったらリンチをすると話した。リンチの程度は罪の大きさとその日の気分で決まるという。 倉庫に辿り着いた集団は、次々にルール通り「取った」と言いながら寝床を得るが、ルールに従う気のないダリルは何も言わず地べたで眠る事にした。しばらくするとレンが「ウサギが盗まれた」と言い出し、ダリルを犯人扱いした。しかしジョーはレンが嘘を吐いた事を知っていて逆にリンチにしてウサギもダリルに渡した。 次の日ダリルが目覚めると、倉庫の外にレンの死体が投げ捨てられていた。再び線路を歩いていると「終着駅」の看板を発見する。そしてジョーが以前物資を探している最中、仲間を殺して転化させ自分達にけしかけたという男を追って、この看板の先を目指しているとダリルに説明した。

グレンはマギーのメッセージを見つけ、終着駅へと急いで走り出す。するとトンネルの入り口の壁にマギーのメッセージを見つけ、グレンは中へ入ろうとするが、エイブラハムは危険性を考えここで別れる事にし、餞別にライトを2人に渡してくれた。 グレン達がトンネル内を進んでいくと、天井が崩れ落ちて下敷きになったウォーカー達を発見する。グレンはウォーカー達の顔を確認し、マギーじゃない事が分かると先へ進む。しかしそこでタラが瓦礫に足を取られてしまい、身動きが取れなくなってしまった。 その頃、エイブラハム達は走れる車を発見して、ユージンがナビを買って出た。ロジータはユージンのナビに文句を言っていると、トンネルの出口付近に到着。ユージンはグレン達を救おうと主張し、車内で3人が口論をしていると、ユージンがトンネル出口を見て声を挙げた。 トンネル内ではグレンとタラが必死に抵抗していたが、絶体絶命の状況に陥ってしまう。間一髪のところマギーとエイブラハム達の一斉掃射でウォーカーを殲滅。再会を喜ぶグレンとマギー。ユージンの提案で、一度「終着駅」を目指す事にした。

リック達は食糧が尽き、森で罠を張って獲物を獲っていた。もう何日も食べておらず、罠に掛かったのも小さなウサギが一匹だけ。放置された車を見つけ、そこで焚火をしていると、リックの頭にジョーの銃口が付きつけられる。ダリルがそれを制止してジョーにリック達は良い人達だと説得するが、ジョー達は仲間を殺した犯人が善人なわけがないと言い、仲間達にダリルをリンチさせる。自分だけをやれというリックに対し、ジョーは仲間達を順に殺し、最後にリックを殺すと言った。このままでは全員殺される事を理解したリックは、ジョーの首を食い千切った。リックの形相を見た男達は怯み、ミショーン、ダリルも反撃。カールを人質を取った男を、リックはナイフでメッタ刺しにして殺した。 次の日、リックは呆然としながら刑務所内で平和だった日々の事を思い返していた。ダリルはリックに今までの経緯を話し、リックはカールの為なら何でもすると話した。 4人は「終着駅」を見つけ、偵察してから入る事にした。リック達はもしもの時の為に武器を一部土に埋めて隠し、森から裏手に回り柵を越えて侵入。そこへギャレスという男がやってきて、正面玄関へと案内した。メアリーから食事を渡されるが、案内していたアレックスのポケットに入っていた、グレンに贈られたハーシェルの形見の時計を目にして、銃を突き付けて問い詰めた。 アレックスもギャレスも嘘を並べた為にリックが更に問い詰めると、住人達は正体を現してリック達に銃を向け発砲した。逃走先を誘導されて囲まれてしまう。4人は武装を解除され、コンテナに入るよう命じられる。コンテナの中にはグレン、マギー、サシャ、ボブ、エイブラハム、ロジータ、ユージーン、タラがいた。長くは持たないと言われるが、リックは「奴らは後悔することになる。悪い相手を怒らせた」とつぶやいた。

シーズン5(2014年)[編集]

登場人物[編集]

詳細については、「ウォーキング・デッドの登場人物」を参照のこと。
登場 名前 備考 S1 S2 S3 S4 S5
S1 リック・グライムズ ジョージア州在住の保安官代理。 生存 生存 生存 生存 生存
ローリ・グライムズ リックの妻。 生存 生存 死亡 ---- ----
カール・グライムズ リックとローリの息子。12歳 生存 生存 生存 生存 生存
ジュディス・グライムズ リックとローリの娘。0歳。(初登場はシーズン3) ---- ---- 生存 生存 生存
シェーン・ウォルシュ リックの元同僚の保安官代理で親友。 生存 死亡 ---- ---- ----
グレン・リー 韓国系アメリカ人の青年。 生存 生存 生存 生存 生存
ダリル・ディクソン メルルの弟で、兄同様のタフガイ。 生存 生存 生存 生存 生存
メルル・ディクソン アメリカ南部出身。ダリルの兄で、無法者のタフガイ。 生存 生存 死亡 ---- ----
デール・ホーヴァス グループ最年長の老人。 生存 死亡 ---- ---- ----
アンドレア エイミーの姉。元弁護士。 生存 生存 死亡 ---- ----
Tドッグ 巨漢で強面の黒人。 生存 生存 死亡 ---- ----
キャロル・ペルティエ ソフィアの母。敬虔なキリスト教徒。 生存 生存 生存 生存 生存
ソフィア・ペルティエ キャロルの娘。12歳。 生存 死亡 ---- ---- ----
モーガン・ジョーンズ リックが昏睡状態から目覚め最初に出会った黒人男性 生存 生存 生存 生存 生存
S2 ハーシェル・グリーン 農場のオーナーで獣医師。 ---- 生存 生存 死亡 ----
マギー・グリーン ハーシェルの長女。グレンと恋愛関係になる。 ---- 生存 生存 生存 生存
ベス・グリーン ハーシェルの次女。マギーとは異母姉妹。 ---- 生存 生存 生存 死亡
ミショーン ドレッドヘアの黒人女性剣士。武器は日本刀。 ---- 生存 生存 生存 生存
S3 ガバナー(総督) ウッドベリーの絶対的統治者。本名はフィリップ・ブレイク。 ---- ---- 生存 死亡 ----
タイリース 大柄な黒人男性。サシャの兄。 ---- ---- 生存 生存 死亡
サシャ タイリースの妹。 ---- ---- 生存 生存 生存
S4 ボブ・ストッキー 黒人の青年で、元陸軍の衛生兵。 ---- ---- ---- 生存 死亡
タラ・チャンブラー リリーの妹。 ---- ---- ---- 生存 生存
エイブラハム・フォード 元陸軍軍曹。 ---- ---- ---- 生存 生存
ユージン・ポーター 自称・科学者の小太りな男。 ---- ---- ---- 生存 生存
ロシータ・エスピノサ エイブラハム、ユージンと同行している女性。 ---- ---- ---- 生存 生存
ギャレス 「終着駅」にいた集団のリーダー。 ---- ---- ---- 生存 死亡
メアリー 「終着駅」にいた女性。ギャレスの母親。 ---- ---- ---- 生存 死亡
アレックス 「終着駅」にいた男。ギャレスの弟。 ---- ---- ---- 生存 死亡

ウォーカー[編集]

呼称
本作品劇中における生ける屍、いわゆるゾンビの主たる呼称。なんらかのウイルスに感染した者の成れの果て。「ウォーカー」は正式な名称ではなく、主にリックたちのグループにおける呼称である。そのため、「バイター」「ゾンビ」「感染者」「モンスター」「DD[6]などと呼ぶ人々も存在する。
行動様式
動作速度はどの個体も基本的に人間よりも相対的に鈍い。肉体の損傷、腐敗分解の進行が浅い個体は、生きた人間の早歩きから小走り程度の速度で動くことができる。生き物を見つけて捕食しようとする以外は、あてどなく彷徨い歩くか静止状態。とりわけ冬場などの低温状態では総じて活動的でない傾向にある。捕食対象以外に興味を示さないが、seazon1第1話では少女のウォーカーが足下に落ちている人形を拾いあげるというシーンがあった。また、生きた動物以外でも、炎など熱を発しているものに対しウォーカーたちは走性を示す。身体が物理的に甚大な損壊を被ったり組織の腐敗分解が著しく進むと、ついには直立歩行は不可能となり、やがて黴や苔が生えるなどして次第に土に帰っていく。
ほとんどの場合、フェンスやハシゴ状の非常階段などは登れず、一定以上の大きな段差、障害物を走破できない。ただ、一部にはフェンスをよじ登る形で乗り越える個体も存在する。金属製のフェンスであれば通常であれば充分な足止めとなるが、木製のフェンスや扉の場合、数十体のウォーカーが集まると、圧力により破壊されて突破される。
目標の定位には聴覚と視覚を用いている。このため人間は建物や樹木などの遮蔽物に身を隠して静粛にしていれば、ウォーカーに見つからない。また、視界に入った人型らしき物体が生身の人間か自分と同じウォーカーかは、嗅覚で識別している。人間が身にウォーカーの体液を塗布したり下顎と腕を除去したペットウォーカーを引き連れることでウォーカーの関心を無効にできるのはこのためである。しかし、どういう理由か劇中説明はないが、多数の人間が集まっている場所には、大きな音や強い臭いを発しているわけでなくても、多数のウォーカーたちが群れをなして方々から引き寄せられ集まってくる。
撃退法
ウォーカーは、銃で何発も撃たれたり、下半身を失った状態でも活動を続ける。活動を止める有効な方法は、銃で撃ったり刀で切断したり、金属バッドやハンマー・打撃攻撃などで粉砕するなど、脳幹にダメージを与えることのみである。基本的に、不意をつかれない限り1~2体のみであれば、撃退や逃走するのも充分に対処可能であるが、通常ウォーカーは集団行動している場合が多く、数十体になると非常に危険である。
ガソリンなどで火をつけて焼却することも有効だが、数分間ほど活動を続けるため、火災が広がる場合がある。[7]落とし穴に落とすのも有効だが、そのまま飢えるまで数週間は生き続ける。獣用のトラップや捕獲網なども、殺害には至らないが足止めには有効である。
作中では、フェンスの内側から大声を出すことでウォーカーを集めておき、フェンス越しに武器で倒していく方法が、もっとも安全かつ弾薬消費がない効率的な退治法と考えられる。この方法であれば、体力のない老人や子供でも、ウォーカーを退治することが出来る。
知能
ガラスを破る際に石を用いるシーンが存在するが、知能を有するわけではなく、あくまでも原始的かつ本能的な行動の一環である。CDCの研究者ジェンナーの説明によれば、脳幹のみが活動しており、前頭葉などの人間らしさを司る器官は停止しているとのこと。[8]
五感
視覚・聴覚・嗅覚は、程度が不明ながら有していることが窺え、銃声やアラームのような大きな物音や音声に反応して進行方向を変えたり、生者の姿を見つめながら襲いかかる。感染者の見極めは主に嗅覚に頼っていることが窺え、リックとグレンはウォーカーの血と臓物を全身に塗りたくり動きを真似することで群れへ紛れ、図らずも臓物を浴びたミショーンはウォーカーの群れに素通りされたために習性に気付き、刑務所へ辿り着く。
群れに囲まれた際、倒したウォーカーの下に隠れることで、まだ視認されていないウォーカーをやり過ごしたり、壁に塗ったわずかだが新鮮な血に反応するウォーカーを誘導してナイフで倒す描写などがあるため、視覚よりも聴覚、聴覚よりも嗅覚(死臭との嗅ぎ分け)に頼る部分が大きいものと推測される[要出典]。樹木や車両、建物等の遮蔽物に身を隠して静粛を保てば、ウォーカーはそこにいる人間に気づくことが出来ない。
人間を捕まえたり、自立歩行したり、物をつかむなどの行動が出来ることから、触覚についても存在すると思われる。それに伴い、劇中の表現から、痛覚についてもかなり鈍いながら存在すると考えられる。
食性
食性については人肉だけでなく、シカウシブタなどの動物の生肉も摂食対象となる。基本的に生者を襲うのは食欲によるものであり、ウォーカーにとっての食物とは感染していない生肉であることが示唆されている。それゆえに共食いは起こらず、餌となる生き物がいなくなると、ふらふらと歩きまわる程度の行動しか行わない。食べる、といっても口器にて咀嚼された食物は腹腔内部に溜まるだけであり、消化吸収されているわけではない。摂食行動を欠くペットウォーカーは次第にやせ細る傾向にあったが、これが飢餓によるものか時間経過に伴う彼らの肉体の分解進行によるものかは語られていない。
「下顎を切除する」と食欲を失い、長期間食物を摂取しないと飢餓により緩やかに衰弱していくことが作中で言及されている。そのため、殺傷の主な原因である腕と顎を切断することでほぼ無害化することが可能で、ミショーンは上記の特性と合わせることで「ウォーカー除け」として使用していた。
感染
ジェンナーの研究した範囲では、生者は死後に最短で3分最長で8時間経過するとウォーカーへの変貌を遂げる。シーズン2終盤において、ウォーカーの咬傷や掻爬痕によらぬ通常の死をとげた人間であっても数分後にウォーカーとして蘇るが判明した。しかし咬傷部位を速やかに切除すれば転化は起きない。このため、咬まれなくとも人間の身体に予めウイルスは潜伏しており、ウォーカーの咬傷でもたらされる別の何かやその人物の死が、ウイルスの活動の引き金になるらしいことが示唆された。いつ感染したのか、空気感染なのか、全人類が感染しているのか、脳幹が無事な状態で死亡すると必ず発症するのか[9]などについては、シーズン4終了時点でも不明。[10]

製作[編集]

企画の歴史[編集]

コミコンでのプロモーション(2010年)のためにつくられた、『ウォーキング・デッド』のブース。

2010年1月20日、AMCは、フランク・ダラボン及びゲイル・アン・ハード製作総指揮、ダラボン監督・脚本により『ザ・ウォーキング・デッド』のパイロット版を製作すると発表した[11]。2010年1月、パイロット・エピソードの脚本のレビューが公開された[12]。AMCがシーズン1全6話の製作を決定した後、パイロット版の撮影が2010年5月15日よりジョージア州アトランタで始まった[13][14]。 シリーズの残りエピソードは2010年6月2日に撮影が始まり、ダラボンはショウランナーを務めた[15][16]

2010年8月31日、ダラボンは2011年2月に製作が開始される予定の『ウォーキング・デッド』シーズン2の準備をしていると明かした。2010年11月8日、AMCはシーズン2は全13話になると発表した。また、彼はカークマンの原作のVolume2にある「環境要素」のいくつかを入れたがっていた[17]

2011年10月25日、AMCはシーズン3の発注を発表した[18]

2012年12月21日、AMCはシーズン4の発注を発表した[19]

2013年10月29日、AMCはシーズン5の発注を発表した[20]

脚本[編集]

2010年7月17日、ダラボンは、シーズン1の脚本家と監督の名前を明らかにした。ダラボンは最初の3話の脚本を単独または共同で執筆し、第1話を監督した。ミシェル・マクラーレンは第2話を監督した。製作総指揮のチャールズ・H・イグリーと共同製作総指揮のジャック・ロ・ジュディチェはダラボンと共同で第3話の脚本を書き、グウィネス・ホーダー=ペイトンが監督した。第4話は原作者で製作総指揮もしているロバート・カークマンが脚本を書き、ヨハン・レンクが監督した。第5話はグレン・マザラによって書かれ、アーネスト・ディッカーソンによって監督された。第6話はコンサルティング・プロデューサーでもあるアダム・フィエロが脚本を書き、ガイ・ファーランドが監督した[21]

2010年12月1日、ダラボンが製作総指揮のチャールズ・H・イグリーを含む脚本スタッフ全員を首にして、シーズン2ではフリーランスの脚本家を使用する計画であるとDeadline.comが報じた[22]。2010年12月3日、製作総指揮のゲイル・アン・ハードは『エンターテインメント・ウィークリー』誌のインタビューにて、その報道は不正確であると語った。それによると、シーズン2は2011年10月開始を予定しており、それまでに本シリーズの脚本家が手掛けた別の脚本がパイロット版として使われた場合、本シリーズを降板して他のプロジェクトを優先してもよいというものであった。また彼女は、主要キャストたちは数シーズン分に及ぶ出演契約を済ませていることを認めた[23]

撮影[編集]

シリーズは全て16mmフィルムで撮られた[24]。初回はデヴィッド・タッターサル、その他はデヴィッド・ボイドが撮影監督を務めた。プロダクションデザインはグレッグ・メルトンとアレックス・ハードゥが行った。特殊効果チームには、ベテランの特殊メイクデザイナーのグレゴリー・ニコテロ、特殊効果コーディネーターのダレル・プリチェット、視覚効果スーパーバイザーのサム・ニコルソンとジェイソン・スパーリングが参加した[25]

マーケティング[編集]

初回は120か国で同週に一斉公開された。放送前のプロモーションの一環として、AMCとFOXインターナショナル・チャンネルズは2010年10月26日に世界26大都市でゾンビメイクのエキストラが登場するイベントを行い、台北香港から始まり、24時間後にロサンゼルスで終わった[26]

2010年のコミコン・インターナショナルのすぐ後、番組の公式ウェブサイトにて原作コミック第1号に基づいたモーション・コミックが公開され、フィル・ラマールが声の出演を務めた[27]。また、サイトは主として第1話に関するメイキング・ドキュメンタリー、多くの他の舞台裏のビデオやインタビューを公開した。ドキュメンタリーでは、コミックの作者で番組の製作総指揮のロバート・カークマンと作画のチャーリー・アドラードが出演俳優と原作コミックのキャラクターの類似点を挙げ、どれだけ忠実で自分たちが満足しているかを語った[28]

リック・グライムズやダリル・ディクソンなどのアクションフィギュアが、2011年11月に発売された。マクファーレン・トイズによるこのフィギュアは、シリーズの俳優に似せて設計されている。原作コミックのキャラクターに似せたフィギュアは、それに先行して同年9月に発売された[29]

原作との違い[編集]

この作品はロバート・カークマン、トニー・ムーア、チャーリー・アドラードによるグラフィックノベル・シリーズ『ザ・ウォーキング・デッド』を原作として制作されているが、原作コミックスとは登場人物や物語の展開が違っている。物語の大筋はある程度同じだが、リックがアトランタでグレンと出会い助けられる辺りから段々と細かな部分が違ってくる。

  • 物語の展開が違う。(例:原作ではアトランタにいたのはグレン一人だが、ドラマではアンドレア達も取り残されている)
  • 出会う人物が違う。(例:原作では初期キャンプにアレン夫妻と双子の兄弟がいるが、ドラマにはいない)
  • 生存者や犠牲者が違う(例:原作では生き残ったキャラが死んだり、死ぬキャラが生き残ったりする)
  • 一部、ドラマのオリジナルキャラクターが存在する。(例:ダリル&メルルのディクソン兄弟)
  • 一部、原作に登場していたキャラクターが存在しない。(例:ハーシェルの双子の子供達)
  • 同じ名前だが人物像や役柄、周囲との関係性が大きく違う場合がある。(例:アンドレア、キャロル)
  • その他、細かな設定が違う。

上記の理由からドラマと原作とでは大幅な違いがある為、パラレルワールドのような関係になっている。故にどちらかを先に見て大きなネタバレになる事はなく、個別の作品として楽しむ事ができる。 尚、飛鳥新社から原作の日本語訳版が発売されている。(コミック版ウォーキング・デッド | 日本公式サイト

評価[編集]

批評家の反応[編集]

シーズン1はMetacriticで25のレビューで、平均点は100点満点中82点となった[30]。『ウォールストリート・ジャーナル』のナンシー・デ・ウルフ・スミスは「パイロット版は私のようなゾンビ嫌いの人間でさえ惹きつけられるほどすばらしい」と述べ、リアルで映画的な番組であると評した[31]

レイティング[編集]

パイロット版は530万人の視聴者を獲得し、AMCテレビシリーズの史上最も観られた初回エピソードとなった[32]。シーズン1の最終回はシリーズ最高となる600万人の視聴者を獲得した[33]

受賞とノミネート[編集]

『ウォーキング・デッド』は2010年度の全米脚本家組合賞で新シリーズ賞にノミネートされた[34]第68回ゴールデングローブ賞ではテレビシリーズ賞(ドラマ部門)にノミネートされた[3]。2010年のアメリカ映画協会賞では同年のテレビ番組トップ10に入った[35]。2011年のサターン賞では、テレビ番組賞、テレビ男優賞、テレビ女優賞、テレビ助演男優賞、テレビ助演女優賞、テレビゲスト俳優賞の6部門でノミネートされた[36]。テレビ批評家協会賞ではドラマシリーズ賞にノミネートされた[37]

ゲーム化[編集]

  • PCPlayStation 3 (PlayStation Network) 、Xbox 360 (Xbox Live Arcade) にて同名のアドベンチャーゲームが配信されている。内容はオリジナルのキャラクターが中心となっているが、本編とのつながりを見せる部分もある。日本では2013年12月5日にPS3とWindowsで発売されることが発表された[38]
  • Activisionより一人称視点のアクションゲーム『The Walking Dead: Survival Instinct』が2013年にリリースされた。対応機種はPC、PS3、Xbox 360。主人公はダリル・ディクソンが務める[39]。日本では未発売。

エピソード一覧[編集]

シーズン 話数 初放送日 DVD&Blu-ray Disc発売日
シーズン初回 シーズン最終回 Region 1 Region 2 Region 4
1 6 2010年10月31日 2010年12月5日 2011年3月3日
2011年10月4日
(スペシャルエディション)
2011年5月16日 2012年4月4日
2 13 2011年10月16日 2012年3月18日 2012年8月28日 2012年8月27日 2012年6月20日
3 16 2012年10月14日 2013年3月31日 2013年8月27日 (2013-08-27) 2013年9月30日 (2013-09-30) 2013年9月25日 (2013-09-25)
4 16 2013年10月13日 (2013-10-13) 2014年3月30日 (2014-03-30) 2014年8月26日 (2014-08-26) 2014年9月29日 (2014-09-29) 2014年10月10日 (2014-10-10)
5 16 2014年10月12日 (2014-10-12) 2015年3月29日 (2015-03-29) N/A N/A N/A

参考文献[編集]

  1. ^ Brad Miska (2010年7月5日). “Breaking Bad Director Michelle MacLaren Talks The Walking Dead”. Dread Central. 2010年7月15日閲覧。
  2. ^ The Walking Dead Premieres Halloween; Comic-Con Trailer Now Online”. AMCtv.com (2010年8月24日). 2010年8月24日閲覧。
  3. ^ a b Reiher, Andrea (2010年12月14日). “2011 Golden Globes nominations: 'Glee,' '30 Rock' lead TV nominations”. Zap2it. 2010年12月14日閲覧。
  4. ^ Ausiello, Michael (2013年10月29日). “The Walking Dead Renewed for Season 5, Scott Gimple to Return as Showrunner”. TVLine. 2013年10月29日閲覧。
  5. ^ カットされたエピソードでは彼らは全滅した事が描かれているが、没案である為これが正史かは不明。本国アメリカで発売されたシーズン2のBlu-ray/DVD BOXの特典映像でこのエピソードを観る事ができる。(日本版では入っていない)また、シーズン1の最終回の予告に流れるのはこのエピソードの一場面。
  6. ^ ウェビソード第三章「誓い」のポールのグループ
  7. ^ シーズン4では焼け焦げた状態でも小走りで活動している為、完全に炭化するまで焼き尽くさない限り活動すると考えられる。
  8. ^ ただし劇中で、テディベアを拾い上げる、ドアノブを回す、教会の椅子に並んで座るなど、本能のみでは説明のつかない行動を示す個体も存在する。
  9. ^ 頭部が無事な状態の転化していない死体もある為
  10. ^ すでにゾンビウィルスに感染しているのに咬傷や掻爬痕を受けた事で衰弱死するという事から、噛まれた際の死因はゾンビウィルスではなく、ウォーカーの分泌物に何らかの致死性の毒や別の病原菌が含まれている事で死に至るという事になる。
  11. ^ Otto, Jeff (2010年7月6日). “'The Walking Dead' Set Visit Preview: The Bloodiest Show Ever!”. Bloody Disgusting. 2010年11月2日閲覧。
  12. ^ Sauriol, Patrick (2010年1月25日). “Exclusive: A review of the pilot script for The Walking Dead TV series”. Corona Coming Attractions. 2011年6月17日閲覧。
  13. ^ TV: 'The Walking Dead' Pilot to Begin Lensing in May”. Bloody Disgusting (2010年2月10日). 2011年6月7日閲覧。
  14. ^ Seidman, Robert (2010年3月29日). “"The Walking Dead Lives on AMC;" Network Greenlights Series Based On Comic Books”. TV by the Numbers. 2010年6月11日閲覧。
  15. ^ Chan, Jon (2010年6月2日). “Walking Dead TV Series Starts Filming!”. Secondary Fire. 2010年6月11日閲覧。
  16. ^ Uncle Creepy (2010年6月14日). “The Walking Dead: Frank Darabont Only Directing the Pilot?”. Dread Central. 2010年6月15日閲覧。
  17. ^ Pirrello, Phil (2010年8月31日). “Want Walking Dead Season 2?”. IGN. 2010年9月1日閲覧。
  18. ^ “'The Walking Dead' Renewed For A Third Season By AMC” (プレスリリース), TV by the Numbers, (2011年10月25日), http://tvbythenumbers.zap2it.com/2011/10/25/the-walking-dead-renewed-for-a-third-season-by-amc/108444/ 2011年10月25日閲覧。 
  19. ^ Harnick, Chris (2012年12月21日). “'The Walking Dead' Season 4: AMC, Glen Mazzara Part Ways For New Season”. The Huffington Post. 2012年12月21日閲覧。
  20. ^ Ausiello, Michael (2013年10月29日). “The Walking Dead Renewed for Season 5, Scott Gimple to Return as Showrunner”. TVLine. 2013年10月29日閲覧。
  21. ^ EXCLUSIVE!! Learn Who Writes And Directs All The Season-One Episodes of Frank Darabont's AMC Zombie Series THE WALKING DEAD!!”. Ain't It Cool News (2010年7月17日). 2010年7月18日閲覧。
  22. ^ Andreeva, Nellie (2010年12月1日). “'The Walking Dead' Lets Go Of Writers; Considers No Writing Staff For Season 2”. Deadline.com. 2010年10月3日閲覧。
  23. ^ Collis, Clark (2010年12月3日). “'Walking Dead' exclusive: Exec producer Gale Anne Hurd denies Frank Darabont fired writers, talks season two”. Entertainment Weekly. 2010年12月4日閲覧。
  24. ^ Exclusive: The Walking Dead Set Visit Preview: Oh Yes, There Will Be Blood!”. Dread Central (2010年7月5日). 2010年11月2日閲覧。
  25. ^ The Walking Dead - About the Show”. AMCtv.com. 2010年10月9日閲覧。
  26. ^ Hibberd, James (2010年10月25日). “'Walking Dead' plans global zombie invasion stunt”. The Hollywood Reporter. 2010年11月4日閲覧。
  27. ^ Neuman, Clayton (2010年7月20日). “The Walking Dead Motion Comic Arrives Online”. AMCtv.com. 2010年10月18日閲覧。
  28. ^ Neuman, Clayton (2010年10月11日). “The Making of The Walking Dead Documentary”. AMCtv.com. 2010年10月18日閲覧。
  29. ^ Now that IS product placement! Billboard for zombie show The Walking Dead posted on side of a FUNERAL PARLOUR”. U.K. Daily Mail (2011年4月14日). 2011年4月14日閲覧。
  30. ^ The Walking Dead: Season 1”. Metacritic. 2010年12月9日閲覧。
  31. ^ deWolf Smith, Nancy (2010年10月22日). “Everything Old Is New Again”. The Wall Street Journal. 2010年10月24日閲覧。
  32. ^ “AMC Original Series "The Walking Dead" Garners Highest 18–49 Delivery for Any Cable Series Premiere for 2010” (プレスリリース), AMC, (2010年11月1日), http://www.thefutoncritic.com/ratings/2010/11/01/amc-original-series-the-walking-dead-garners-highest-18-49-delivery-for-any-cable-series-premiere-for-2010-424510/20101101amc01/ 2010年11月1日閲覧。 
  33. ^ “"Walking Dead" Finale Draws 6 Million Viewers, 3.0 Adults 18-49 Rating” (プレスリリース), AMC, (2010年12月6日), http://tvbythenumbers.zap2it.com/2010/12/06/walking-dead-finale-draws-6-million-viewers-3-0-adults-18-49-rating/74468 2010年12月6日閲覧。 
  34. ^ “AMC Garners Six WGA Award Nominations for Acclaimed Original Dramas "Mad Men," "Breaking Bad" and "The Walking Dead"” (プレスリリース), AMC, (2010年12月8日), http://www.thefutoncritic.com/news/2010/12/08/amc-garners-six-wga-award-nominations-for-acclaimed-original-dramas-mad-men-breaking-bad-and-the-walking-dead-712414/20101208amc01/ 2010年12月9日閲覧。 
  35. ^ AFI Awards”. AFI.com. 2010年12月13日閲覧。
  36. ^ 'Inception,' 'Walking Dead' Top Saturn Awards Nominations”. The Hollywood Reporter (2011年2月24日). 2011年2月24日閲覧。
  37. ^ マイケル・オーシエロ (2011年6月6日). “Mad Men, Fringe, Good Wife, Modern Family, Community, Justified Lead Critics Choice Kudos”. TVLine. 2011年6月6日閲覧。
  38. ^ 編集部:Gueed (2013年8月26日). “シネマティックホラーADV「ウォーキング・デッド」が日本上陸。PCおよびPS3に向けて12月5日に発売”. 2013年10月19日閲覧。
  39. ^ 奥谷海人 (2012年7月10日). “Activisionが人気ドラマ「ウォーキング・デッド」を元にしたアクション「The Walking Dead: Video Game」を2013年に発売。”. 2011年11月4日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]