金床

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
材料を伸ばすのは平滑部で、細かい作業は右の「角」で行う

金床(かなとこ、鉄床、かなしき、金敷、鉄敷、鉄砧、ハンマー台、アンビル、アンヴィル)とは、鍛冶や金属加工を行う際に用いる作業台のことである。

概要[編集]

ほとんどが鋳鉄製の台で、上に金属を載せて加工を行う。 また、鉄道の廃レールを代用品として用いることもある。

また、古くからの刀鍛冶・野鍛冶の使用する金敷は大きな地金(軟鉄)の上に鋼を鍛接した大型の床で、重さは100kgになる物もあるが、構造が単純で自ら補修しながら使うことで長年使用することが出来る。その他、鋳鋼で作られた床や炭素工具鋼(S55C等)で作られた金床も存在する。

歴史は古く、青銅器時代には既に金属の加工のために使用されていた。そのため鍛冶や技術のシンボルになることがある。またその作業時の特徴的な音色から、打楽器として用いることもある。代表的な例としては、ヨーゼフ・シュトラウスの「鍛冶屋のポルカ(Feuerfest)」 Op. 269がある。

構造[編集]

金床は部分により働きが異なる。平らな部分では材料を伸ばし、片側または両側にある尖った部分(角(つの)、もしくは鳥口と呼ばれる)で曲線の加工などを行う。刀鍛冶の使う金床は角が付いていないため、鶴首という棒状の金床を巣床と言う穴の沢山あいた特殊な床へ固定して使う。

ギャラリー[編集]

関連項目[編集]