遊佐かずしげ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゆさ かずしげ
遊佐 かずしげ
プロフィール
本名 遊佐 和重
生年月日 1960年????
出身地 日本の旗 日本東京都
国籍 日本
出身校 竜の子アニメ技術研究所
職業 映像作家アニメーター
所属 メビウス・トーン(取締役社長)
ジャンル アニメーション
テンプレートを表示

遊佐 かずしげ(ゆさ かずしげ、1960年[1][2] - )は、日本映像作家アニメーター。有限会社メビウス・トーン取締役社長。京都精華大学マンガ学部教授[3]。福岡デザイン&テクノロジー専門学校特別講師。一般社団法人練馬アニメーション元代表。東京工芸大学芸術学部元教授[1][4]。かつては本名の遊佐和重(読みは同じ)名義で活動していた。妻は同じくアニメーターの大島りえ[1]

経歴・人物[編集]

1960年、東京都生まれ[2]。幼少期は養護施設で育ち、小学生の頃から絵の才能が認められるも家庭の事情で大学への進学を断念。建築系デザイン会社への就職が決まっていたが辞退し、アニメーターを志し、竜の子アニメ技術研究所(養成所)に合格し、竜の子プロダクションに入社[3]。同社時代は『ガッチャマン』の宮本貞雄に師事。新人時代はや米国MGM「トムとジェリー」やハンナ・バーベラ・プロダクション作品に傾倒していた。

3年後にヘッドハントによりフリーランスとなり、『うる星やつら』『みゆき』 『まんが日本昔ばなし』 『タッチ 背番号のないエース』 『楽しいムーミン一家』(OP)などに参加。

現在では、NHK『みんなのうた』 『チコちゃんに叱られる』 『にほんごであそぼ』 『ピタゴラスイッチ』 『おじゃる丸』 NHK時代劇『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のOP/ED、その他TV番組タイトル多数、民放CMなどの短編映像を主に提供している[5]

その傍ら、アメリカ、フランス、カナダ、シンガポールとの教育交流、練馬区の小中学校を始め、全国でアニメーションを通じた教育活動に特別講師として参加。若手育成にも力を入れている[1]。最近では日本動画協会「アニメーターの課題集 -動きの法則を理解するための第一歩-」を執筆。

人材育成・文化活動[編集]

  • 日本動画協会「アニメーターの課題集 -動きの法則を理解するための第一歩-」[6]を執筆
  • SONY「感動体験プログラム[7]」講師
  • DNP「アニメドリル」出演・構成
  • 若手アニメーター育成プロジェクト審査員 (2020年「あにめたまご」では監督・3DCGモーション指導として参加)
  • 平成27年度文部科学省委託事業「アニメ専門高等教育機関向け学習システムガイド」共著作成
  • 令和4年度 経済産業省コンテンツ海外展開促進事業 検討委員就任
  • 令和4年度 文化庁委託事業・アニメーション人材育成調査研究事業「あにめのたね2023」選定委員就任
  • 大阪アニメーションカレッジ専門学校教育課程編成委員会 外部委員
  • 練馬区各所の小学校でアニメーション公演を実施
  • 練馬まつり アニメ講師
  • ノースカロライナ「アニメイズメント」アニメパネル講師

アニメ作品一覧[編集]

テレビアニメ[編集]

1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
現在

劇場映画[編集]

  • 銀河鉄道の夜(作画)
  • 11匹のネコ(作画監督・OPアニメーション)
  • タッチ 背番号のないエース(作画監督)
  • タッチ2 さよならの贈り物(作画・OPアニメーション)
  • タッチ3 君が通りすぎたあとに(作画)
  • 源氏物語(作画)
  • ストリートファイターⅡ(原画)

みんなのうた[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 日経BP. “遊佐かずしげ 「パパはオタク?」でアニメ指導者に (4ページ目):日経xwoman”. woman.nikkei.com. 2023年1月11日閲覧。
  2. ^ a b ねりま人038 遊佐かずしげさん|ねりま人|とっておきの練馬”. とっておきの練馬. 2023年1月11日閲覧。
  3. ^ a b 遊佐 かずしげ(ユサ カズシゲ) | 研究者情報”. portal.kyoto-seika.ac.jp. 2023年1月11日閲覧。
  4. ^ アニメーション学科教授遊佐かずしげ先生が参加した映画「ペコロスの母に会いに行く」がNHK-BSプレミアムにて放映されます”. 東京工芸大学. 2023年1月11日閲覧。
  5. ^ 遊佐 かずしげ | 京都精華大学”. www.kyoto-seika.ac.jp. 2023年1月11日閲覧。
  6. ^ 「アニメーターの課題集 -動きの法則を理解するための第一歩-」”. 日本動画協会. 2023年2月15日閲覧。
  7. ^ 感動体験プログラム”. npoafterschool.org. 2023年2月15日閲覧。