緑青

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塩基性炭酸銅
塩基性炭酸銅
IUPAC名 水酸化炭酸銅
別名 緑青
組成式 CuCO3・Cu(OH)2
形状 青緑結晶
CAS登録番号 [39361-73-4]

緑青(ろくしょう、Patina)とは、酸化することで生成する青緑色のである。銅青(どうせい)や銅銹(どうしゅう)ともいう。

[編集] 概説

湿った条件下で酸素二酸化炭素および水分が銅と反応することにより生成する結晶性の錆である。

2Cu + O2 + CO2 + H2O → CuCO3・Cu(OH)2

塩基性炭酸銅 CuCO3・Cu(OH)2を主成分とする化合物である。銅製の食器類や、十円硬貨青銅製)によく発生することで知られる。

また、塩基性硫酸銅CuSO4・3Cu(OH)2および塩基性酢酸銅Cu(OH)CH3COO・2.5H2Oなども緑青の一種である。

緑青は昔から毒物と考えられてきたが、これは金属製錬技術が未発達な時代に、銅の中に鉱石由来の多量の砒素などが混入していたため、砒素中毒を引き起こしたためではないかとされている[1]。実際は、過剰に摂取しない限り毒性は低いとみられている。銅合金の着色に欠かせない素材。

このような誤解が続いていた理由は、足尾銅山鉱毒事件などのイメージもあると考えられる。

また、古代から銅の鉱石および顔料として利用されてきた孔雀石は、天然の塩基性炭酸銅を成分とする。

鎌倉大仏の表面は緑青に覆われている
自由の女神の緑色も緑青による

[編集] 参考文献

  1. ^ 銅のおはなし http://www2.ginzado.ne.jp/shayo/dou/dou.htm

[編集] 関連項目