硝酸銅(II)

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硝酸銅(II)
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識別情報
CAS登録番号 3251-23-8
RTECS番号 GL7875000
特性
化学式 Cu(NO3)2
モル質量 187.57 g/mol,
241.60 (Cu(NO3)2.3H2O),
232.59 (Cu(NO3)2.2.5H2O
外観 blue crystals
密度 2.32 g/cm3 (anhydrous)
融点

114.5 °C (三水和物)
210°C 昇華(無水物)

沸点

170 °C (分解)

への溶解度 138 g/100 mL (0 °C) 三水和物
危険性
MSDS Cu(NO3)2.3H2O
主な危険性 Toxic, irritant
NFPA 704
NFPA 704.svg
0
2
0
Rフレーズ R22 R36/37/38 R48/20/21/22 R66
関連する物質
関連物質 CuSO4,
硫酸銅(II)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

硝酸銅(II)(しょうさんどう(II)、Copper(II) nitrate)は、化学式Cu(NO3)2無機化合物である。単に硝酸銅といえばこの硝酸銅(II)を指す。無水物の外見は青色結晶。水和物も青色で、学校などでダニエル電池の演示実験に用いられる。

構造と性質[編集]

無水物と水和物の違いは結晶水の効果によって説明される。

無水物[編集]

鮮やかな青色の揮発性固体で、真空中では昇華する。気相ではCu中心が4個の酸素原子に囲まれた平面四角形構造をとり、凝縮させるとポリマー化する[1]

Copper(II)-nitrate-monomer-2D-dimensions.png Copper(II)-nitrate-monomer-3D-balls.png
気相での硝酸銅モノマーのおおよその寸法[2]

水和物[編集]

Cu(NO3)2(H2O)2.5はCu中心が水と硝酸イオンに囲まれた正八面体構造をとる[1]。この水和物は約170℃で酸化銅(II)二酸化窒素酸素に分解する。

2 Cu(NO3)2 → 2 CuO + 4 NO2 + O2

合成と反応[編集]

Cu(NO3)2は金属四酸化二窒素で処理することによって得られる[3]

Cu + 2 N2O4 → Cu(NO3)2 + 2 NO

水和物は無水物の加水分解か、金属銅を硝酸銀水溶液または希硝酸で処理することによって得られる。

Cu + 4 HNO3 → Cu(NO3)2 + 2 H2O + 2 NO2

硝酸銅を熱することによって発生した気体を水に通すことによって硝酸が生成する。これはオストワルト法の最終段階に似ている。

2 Cu(NO3)2 → 2 CuO + 4 NO2 + O2
3NO2 + H2O → 2HNO3 + NO

脚注[編集]

  1. ^ a b Wells, A.F. Structural Inorganic Chemistry, Oxford: Clarendon Press (1984). ISBN 0-19-855370-6.
  2. ^ Greenwood, Norman N.; Earnshaw, Alan. (1997), Chemistry of the Elements (2 ed.), Oxford: Butterworth-Heinemann, ISBN 0080379419 
  3. ^ Jolly, W. L. "The Synthesis and Characterization of Inorganic Compounds" Prentice Hall, London, 1970

外部リンク[編集]