病的科学
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病的科学(びょうてきかがく,pathological science)とは、観察者や実験者の主観やミスによって誤って見出される現象や効果を指す用語である。アーヴィング・ラングミュアによって「事実でない事柄についての科学」として定義された。
[編集] 病的科学の特徴
ラングミュアは、病的科学の特徴を以下のように指摘している。
- 観測された最大の効果ですら、それは検出限界ぎりぎりのきわめて微量の原因物質によってのみしか起こり得ない。また、効果の大きさは原因物質の量にはほとんど関係しない。
- その効果は小さく、一貫して検出限界ぎりぎりである。統計的な意味があまりにも小さいので、実験や追試を何度も繰り返す必要がある。
- 実験には高精度を求められる。
- 経験則とかけ離れた(時には反するような)理論が提案される。
- 批判に対して、その場しのぎの仮説で反論する。
- 発表当初は批判者と同程度の支持者を得るが、その後支持者は次第に減っていき、最後にはほとんどいなくなる。支持者しか追試に成功しないため、結果として意味のある現象を証明できなくなるからである。
[編集] 病的科学と疑似科学
病的科学は疑似科学と混同されることが多い。しかし、疑似科学は(主張者が科学であると主張したり、科学であるように見せかけてはいても)科学的方法を十分に満たしているものではないのに対し、病的科学は科学的手法を一応は満たしていても研究者自身の態度や錯誤によって事実とは違う"現象"を見出すことを指しているのであり、両者は科学的手法を踏まえているか否かという点で別のものである。
[編集] 病的科学として扱われているもの
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