経験

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経験(けいけん、: experience)は、想像情報を、知識として知っているだけではなく、実際に単一あるいは複数の行為に参加あるいは行動を実践することによって、物事を理解したり、技術を習得したりすること。哲学においては感覚や知覚によって与えられる所与、またはその過程を指す。


概要[編集]

経験論的な考えでは、経験によって知識は得られるし、理論や命題の正しさは経験によって検証・保障される。

経験して得た情報でも単純な物は、の機能の中でも、知能を司る大脳の前頭葉で理解する以前に、反射を司る脊髄や大脳の運動野といった他の部分に関連していると考えられている。これら経験によって得た能力は、軽度の意識障害を起こしていてもある程度は発揮でき、認知症記憶喪失といった物に関わり無く利用できる場合が見られる。

知識に関しては

科学的方法を参照。

記憶に関しては

エピソード記憶手続き記憶を参照。

仕事・職業において[編集]

就労労働作業)において、経験は重要な位置を占めている。経験を積むことによって、その人の技術が向上したと見なされるため、未経験者よりも経験者の方が雇用・賃金の面で優遇されることがある。アルバイトなどの試用期間などもこの例にあたる。

OJT(On-the-Job Training)、QCサークルを参照。

匠の技[編集]

なおこの経験であるが、経験則になるほどに経験を積んでいる場合に、恐るべき効率を発揮することがある。これらは非言語的な脳の活動によって行われると考えられており、また当人にとっても説明不可能なことが多い[1]

この経験による効率の向上は、いわゆる「職人」とも評され、製造業では機械加工(産業用ロボットなどによる)を凌ぐ工作精度を発揮したり、あるいは高性能な分析器を凌ぐ分析能力を発揮したりする事がある。日本の宇宙開発分野でも、この「職人の勘」や「匠の技」が生かされている。

近年ではこれら職人の勘を科学的に分析する事で、より高精度の加工技術・分析技術を発展させようと言う工学上のプロジェクトも見られる。

伝承マイスター師弟口承を参照。

脚注[編集]

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  1. ^ 例えば熟練した木工職人は、作業する日の気温や湿度を肌で・木の性質を見た目や触れた感触で感じ取って、微妙に作業精度を変化させ、湿度によって変化の生じやすい、あるいは各々の材木によって千差万別な性質を生かしたまま、常に安定した製品(または工芸品)を作ることができると言われている。


関連項目[編集]


執筆の途中です この「経験」は、哲学に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正して下さる協力者を求めていますPortal:哲学)。