甘い罠 (曲)

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甘い罠
チープ・トリックシングル
収録アルバム 蒼ざめたハイウェイ
リリース 1977年10月31日 (1977-10-31)
規格 7インチ・シングル
録音 1977年
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ロサンゼルス、Kendun Recorders
ジャンル ロック
時間 3分7秒
レーベル エピック
作詞・作曲 リック・ニールセン
プロデュース トム・ウォーマン
チープ・トリック 年表
"Oh, Candy"
(1977)
"I Want You to Want Me"
(1977)
"Southern Girls"
(1977)
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甘い罠
チープ・トリックシングル
収録アルバム チープ・トリックat武道館
B面 今夜は帰さない
リリース 1979年
規格 7インチ・シングル
録音 1978年4月
日本の旗 日本 東京日本武道館
ジャンル ロック
時間 3分38秒
レーベル エピック
作詞・作曲 リック・ニールセン
プロデュース トム・ウォーマン
ゴールド等認定
チープ・トリック 年表
"California Man"
(1978)
"I Want You to Want Me"
(1979)
"Ain't That a Shame"
(1979)
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甘い罠」(あまいわな、英語: I Want You to Want Me)は、アメリカ合衆国ロックバンドチープ・トリックの楽曲。この曲は1975年に初演された後[1]1977年に発表されたバンドの2枚目のアルバム『蒼ざめたハイウェイ (In Color)』に収録され、このアルバムから最初にリリースされたシングルとなったが、全米チャートには登場しなかった。しかし、日本ではヒットし、チャートの首位に立った[2][3]。この曲と、それに先んじて日本でシングルを出していた「今夜は帰さない (Clock Strikes Ten)」、さらにその後に出された「サレンダー (Surrender)」がヒットしたことで、後に有名となった1978年4月の日本武道館でのコンサートが行われ、その模様はライブ録音されて、バンドにとっても最も成功したアルバム『チープ・トリックat武道館 (Cheap Trick at Budokan)』が生まれた[4]。『チープ・トリックat武道館』からシングル・カットされた「甘い罠」のライブ版は、1979年にリリースされて Billboard Hot 100 の7位まで上昇し、バンドにとって最大のヒット曲となった[5]。ライブ版のシングルは百万枚以上売れ、アメリカレコード協会からゴールドディスクの認定を受けた。カナダでは、『RPM』誌のチャートで2週間にわたって2位となった[6][7]。この曲のライブ版シングルは、イギリスでも、バンドにとって最大のヒットとなり、チャートの29位まで上昇した。

このシングルは、カナダでも5万枚が売れ、1979年9月にゴールドディスクに認定された[8]

バージョンの違い[編集]

この曲のライブ版は、アルバム版よりも速いテンポで演奏されており、それがヒットに繋がった。また、アルバム版では「Didn't I, didn't I, didn't I see you cryin' (cryin)」という歌詞のところでエコーがかけられているが、ライブ版ではエコーは聞かれない。ライブ版では2か所のギター・ソロが組み込まれているが、スタジオ版では2度目はギターではなくピアノによるフィルとなっている。1976年から1977年にかけて、チープ・トリックは、1975年から1976年にかけてのコンサートにおける演奏と同じスタイルのバージョンをスタジオで録音した。このバージョンは、劇的なボーカル、速いテンポ、2か所のギター・ソロが特徴となっていた。この録音は、1996年にリリースされている。この曲は1976年に最初の録音が行なわれており、その最初のバージョンは、バンドが元々演奏していた形に近い「別テイク (alternate)」(結果的にこの曲の最初のシングルとなったバージョン)と、違いはほとんど無いが、曲の構成には少し違いがある。この最初のバージョンも、1998年にリリースされた。

評価[編集]

2007年に出版された『Shake Some Action: The Ultimate Power Pop Guide』のチープ・トリックの項目では、代表曲20曲がレビューされている。この中には「甘い罠」も含まれており、執筆者のジョン・M・ボラック (John M. Borack) は、「『蒼ざめたハイウェイ』のバージョンは大胆さが欠けていたが、大ヒット作となった『チープ・トリックat武道館』からヒットしたバージョンは、これを補うものになっている。歴史のひとこまであり、とびきりクールな曲で、捨てるには惜しい」と記している[9]

チャート順位[編集]

チャート (1977-1979) 最高位
オーストリア[10] 15
ベルギー (VRT Top 30 Flanders)[11] 1
カナダ (RPM) 2
ドイツ[12] 18
オランダ[13] 1
ニュージーランド[14] 23
日本 (オリコン) 1
イギリス (The Official Charts Company) 29
アメリカ合衆国 (Billboard Hot 100) 7

リリース[編集]

カバー・バージョン[編集]

大衆文化の中で[編集]

出典・脚注[編集]

  1. ^ Cheap Trick Gigography, 1974-1979”. Kim Gisborne. 2013年10月29日閲覧。
  2. ^ McLane, D. (1979年6月14日). “Cheap Trick Finds Heaven”. Rolling Stone: p. 49 
  3. ^ Wright, J.. “Rick Nielsen of Cheap Trick”. Classic Rock Revisited. 2009年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年7月5日閲覧。
  4. ^ BUDOKAN! (30th Anniversary DVD+3CDs) insert booklet. 
  5. ^ Cheap Trick singles Billboard performance”. allmusic. 2009年7月16日閲覧。
  6. ^ Item Display - RPM - Library and Archives Canada”. Collectionscanada.gc.ca. 2012年6月27日閲覧。
  7. ^ Item Display - RPM - Library and Archives Canada”. Collectionscanada.gc.ca. 2012年6月27日閲覧。
  8. ^ Gold and Platinum”. Musiccanada.com. 2012年6月27日閲覧。
  9. ^ Shake Some Action: The Ultimate Power Pop Guide - John M. Borack - Google Books. Books.google.co.uk. http://books.google.co.uk/books?id=pqtGTJgE4rEC&pg=PA42&dq=cheap+trick+can%27t+take+it&hl=en&sa=X&ei=uAprT4yXFNC6hAeUtfy5Bw&ved=0CEEQ6AEwAw#v=onepage&q=cheap%20trick%20can%27t%20take%20it&f=false 2012年6月27日閲覧。. 
  10. ^ Austria Top 40
  11. ^ Belgian peak
  12. ^ musicline.de
  13. ^ Media Markt 40
  14. ^ New Zealand Charts
  15. ^ Cheap Trick ‎– From Tokyo To You”. Discogs. 2013年10月29日閲覧。
  16. ^ Stephen Colbert Web Exclusive”. Parade.com. 2012年6月27日閲覧。

外部リンク[編集]