王妃の紋章

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王妃の紋章
タイトル表記
繁体字 滿城盡帶黃金甲
簡体字 满城尽带黄金甲
ピン音 mǎnchéng jìndài huángjīn jiǎ
英題 Curse of the Golden Flower
各種情報
監督 張芸謀
脚本 曹禺
張芸謀
製作 張偉平
江志強
張芸謀
製作総指揮 張偉平
出演者 周潤發
鞏俐
音楽 梅林茂
主題歌 周杰倫
撮影 趙小丁
編集 程瓏
アクション指導 程小東
衣装 奚伸文
美術 霍廷霄
配給 ワーナー・ブラザーズ
上映時間 114分
製作国 香港の旗 香港
中華人民共和国の旗 中国
言語 北京官話
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王妃の紋章』(おうひのもんしょう、原題満城尽帯黄金甲 )は、2006年の中国映画張芸謀(チャン・イーモウ)監督。周潤發(チョウ・ユンファ)、鞏俐(コン・リー)主演。原作は曹禺の代表作『雷雨』。

第79回アカデミー賞の衣装デザイン賞にノミネートされたが、受賞はならなかった。

あらすじ[編集]

西暦928年、中国は五代十国の時代。後唐王国は戦もなく、民は平和に過ごしていた。

しかし、国王と王妃の間は冷え切っており、黄金に輝く王宮の中には嵐が吹き荒れていた。

医官に命じて王妃に毒を盛る王。血の繋がらない皇太子と密通する王妃。王妃と関係しながら、医官の娘を愛する皇太子。母を慕う実直な第2王子。その幼さゆえにないがしろにされ、不満を募らせる第3王子。王への過去の恨みから王妃の密偵となる医官の妻…。

様々な人間の愛憎が渦巻く中、王の王妃への殺意を知った第2王子は、城一面が菊の花に覆われ、豪奢な宴が催される重陽の節句の日に父への謀反を企てる。

そして、惨劇の幕が開いた…。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
国王 周潤發(チョウ・ユンファ) 小山力也
王妃 鞏俐(コン・リー) 湯屋敦子
皇太子・元祥(ユエン・シャン) 劉燁(リウ・イエ) 遠藤大智
第2王子・元傑(ユエン・ジェ) 周杰倫(ジェイ・チョウ) 高橋研二
第3王子・元成(ユエン・チョン) 秦俊杰(チン・ジュンジエ) 野島健児
蒋嬋(ジァン・チャン) 李曼(リー・マン) 木下菜穂子
蒋医師 倪大紅(ニー・ダーホン)
蒋医師の妻 陳謹(チェン・ジン)

スタッフ[編集]

  • 監督:張芸謀(チャン・イーモウ)
  • アクション監督:程小東(チン・シウトン)
  • 衣装デザイン:奚伸文(イー・チョンマン)
  • 録音:陶経(タオ・ジン)
  • 美術:霍廷霄(フォ・ティンシャオ)
  • 文学コンサルタント:王斌(ワン・ビン)
  • 編集:程瓏(チェン・ロン)

タイトルについて[編集]

  • 原題は、元々『秋天的記憶(秋の記憶)』であったが、『重陽』、『菊花殺』と変わっていき、最終的には唐代末期の黄巣の詩『不第後賦菊』の一部からとった『満城尽帯黄金甲』となった。

待到秋来九月八 待ち到る秋来九月八 (まちいたる しゅうらい くがつはち)
我花開後百花殺 我が花開く後は百花殺されん (わがはな ひらくのちは ひゃっか ころされん)
衝天香陣透長安 天を衝く香陣、長安に透る (てんをつく こうじん ちょうあんにとおる)
滿城尽帯黄金甲 満城尽く帯ぶ黄金の甲 (まんじょう ことごとくおぶ おうごんのこう)

黄巣『不第後賦菊』

  • 中国ではタイトルが長いせいか、ただ単に『黄金甲』と呼ばれることが多い。2006年春、この映画が製作されている時に砂嵐が北京を襲い、メディアが砂嵐を『黄金甲』と比喩して報道したことから、『黄金甲』が砂嵐を表す言葉として広まった。
  • 英題は、Curse of the Golden Flower。金花の呪いという意味。

主題歌[編集]

第2王子を演じた周杰倫(ジェイ・チョウ)が主題歌の『菊花台』と『黄金甲』を歌っている。『菊花台』はアルバム『依然范特西』に、『黄金甲』は『黄金甲EP』にそれぞれ収録されている。

外部リンク[編集]