村田怜音

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村田 怜音
埼玉西武ライオンズ #99
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 三重県松阪市
生年月日 (2001-08-04) 2001年8月4日(22歳)
身長
体重
196 cm
110 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 一塁手
プロ入り 2023年 ドラフト6位
年俸 700万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

村田 怜音(むらた れおん、2001年8月4日 - )は、三重県松阪市出身[2]プロ野球選手内野手)。右投右打。埼玉西武ライオンズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

松阪市立徳和小学校3年時に地元の軟式チームである揥水野球少年団で野球を始め[3]松阪市立久保中学校では軟式野球部に所属[4]。身長は中3の時点で190cmを超えていた。岡林勇希は小中学校の同級生[4][5]

三重県立相可高等学校では入学直後の打撃練習の際に右第一肋骨を骨折し、9か月間離脱[5]。回復した2年時は4番を務めたが、得意の打撃は振わなかった[6]。しかし猛練習の結果、1番打者となった3年春に打撃が一気に開花し、夏までに20本塁打を量産した[5]。3年夏の三重県大会は3回戦で敗退し、甲子園出場は果たせなかった[6]。この時本塁打を打つ姿にほれ込んだ皇學館大学野球部監督の森本進からの熱心な勧誘もあり、高校卒業後は地元の学校でもある皇學館大学へ進学[7]

東海地区大学野球連盟三重学生野球リーグに所属する同大学野球部では、1年の秋季リーグ戦[注 1]から「4番・一塁」に座り、チームのリーグ戦4連覇[注 2]に貢献。3年秋には打率.484、4本塁打、15打点の成績でリーグMVPを獲得し、4年春にも打率.500、3本塁打、15打点、さらに守備機会62で失策0という成績で、2度目のリーグMVPを獲得している[3]。大学通算本塁打は25本[8]

西武時代[編集]

2023年10月26日に開催されたプロ野球ドラフト会議において、埼玉西武ライオンズから6位指名を受けた[8]。11月15日に契約金3000万円、年俸700万円で仮契約を結んだ[1]。背番号は99[1]。皇學館大学からは初のNPBのプロ野球選手となった[9]

11月26日、ベルーナドームにて行われたファン感謝祭での「新入団選手発表会」にて、「対戦してみたい選手は佐々木朗希投手。同世代の顔と言われる選手なので、自分が打ち砕いて2001年(生まれ)世代の顔になりたい」[10]と同年代である千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希に宣戦布告した。

選手としての特徴[編集]

身長190cmを超える恵まれた体格から高校時代・大学時代ともに25本塁打を放つ長距離砲[11]。プロ入り前までメディアからは体格にちなんで「伊勢のガリバー」、「伊勢のラオウ」と称されることが多かった[12][13]

詳細情報[編集]

背番号[編集]

  • 99(2024年 - )

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1年(2020年)の春季リーグ戦は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開催中止。
  2. ^ チームはその後も村田が卒業する4年(2023年)秋季まで優勝を重ね、リーグ戦10連覇を達成した。

出典[編集]

  1. ^ a b c 金子真仁「【西武】ドラ6皇学館大・村田怜音仮契約「ホームラン王を目標に」 背番号はメヒアの「99」」『日刊スポーツ』2023年11月15日。2023年11月21日閲覧
  2. ^ ライバルは岡林勇希選手「スタメンで対戦する」 皇学館大・村田怜音選手が西武6位」『中日新聞Web』2023年10月26日。2023年11月21日閲覧
  3. ^ a b 村田副主将がMVP 東海地区大学野球の三重県春季リーグ 松阪在住」『夕刊三重電子版 YoMotto』2023年5月17日。2024年1月8日閲覧
  4. ^ a b 皇學館大・村田は伊勢が生んだ右のスラッガー 196センチの大砲は全国区経由のプロ野球選手を目指す」スポーツニッポン、2023年7月3日。2024年1月8日閲覧
  5. ^ a b c 尾関雄一朗「ドラゴンズの新星・岡林には負けじ! 三重県大学球界の196センチ長距離砲 ~ 村田怜音(皇學館大・新4年)」『中日新聞Web』2023年3月14日。2024年1月8日閲覧
  6. ^ a b 大滝哲彰、森直由「今春以降で20HR 101kgの1番打者、プロ目指す」朝日新聞社、2019年7月23日。2024年1月8日閲覧
  7. ^ ドラフトウラ話《西武6位指名》「なぜ“無名地方大学”の男が指名された?」記者が完全密着…現場は“ドタバタ”「テレビの生中継どうしよう…」(2/4) - ドラフト会議」『Number Web』2023年10月29日。2024年3月9日閲覧
  8. ^ a b 【ドラフト会議】西武が6位で“伊勢のラオウ”村田玲音を指名 皇學館大から初のプロ野球選手」『Sponichi Annex』2023年10月26日。2023年11月21日閲覧
  9. ^ 西武、村田と入団合意 背番号は「99」 皇學館大初のNPB選手誕生 三重」『伊勢新聞』2023年11月16日。2023年12月2日閲覧
  10. ^ 西武D6位・村田怜音がロッテ・佐々木朗に宣戦布告 「自分が打ち砕いて2001年世代の顔になりたい」」『サンケイスポーツ』2023年11月27日。2023年11月27日閲覧
  11. ^ 【23年ドラフト下位指名】西武6位 飛距離に自信“レオのガリバー君”になる」『Sponichi Annex』2023年11月14日。2023年11月14日閲覧
  12. ^ 196センチ、伊勢の”インテリ”ガリバー皇学館大・村田怜音内野手は西武6位が指名、和製大砲候補にネットでは期待の声【ドラフト会議】」『中日スポーツ』2023年10月26日。2023年10月26日閲覧
  13. ^ 【ドラフト会議】西武が6位で“伊勢のラオウ”村田玲音を指名 皇學館大から初のプロ野球選手」『Sponichi Annex』2023年10月26日。2023年10月26日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]