札幌文化芸術劇場

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札幌文化芸術劇場
「hitalu」
SAPPORO CULTURAL ARTS THEATER
地図
情報
通称 hitalu
正式名称 札幌文化芸術劇場
完成 2018年
開館 2018年10月7日
開館公演アイーダ
客席数 2,302席
用途 オペラバレエミュージカル演劇、各種コンサート、講演など
運営 札幌市芸術文化財団[1]指定管理者
所在地 060-0001
北海道札幌市中央区北1条西1丁目
位置 北緯43度03分47秒 東経141度21分20秒 / 北緯43.06306度 東経141.35556度 / 43.06306; 141.35556 (札幌文化芸術劇場
「hitalu」
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座標: 北緯43度03分47秒 東経141度21分20秒 / 北緯43.06306度 東経141.35556度 / 43.06306; 141.35556 (札幌文化芸術劇場
「hitalu」
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最寄駅 札幌市営地下鉄大通駅30番出口から西2丁目地下歩道より直結 31番出口から徒歩約2分
JR北海道札幌駅南口から徒歩約10分
最寄バス停 「時計台前」「北1条」停留所から徒歩約2分
外部リンク 札幌文化芸術劇場 hitaru
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札幌文化芸術劇場(さっぽろぶんかげいじゅつげきじょう)は、2018年5月31日に竣工した[2]札幌市中央区の「さっぽろ創世スクエア」にある文化施設。愛称は「hitaru」[3]。札幌文化芸術交流センター(SCARTS)、札幌市図書・情報館とともに、「札幌市民交流プラザ」を構成している。2018年平成30年)10月開場[4][5]

概要[編集]

さっぽろ芸術文化の館」(ニトリ文化ホール)の後継施設であるほか[6]、旧札幌市民会館が担っていた「鑑賞の場」の役割を高度化させており[6]、札幌の舞台芸術の振興と質の向上を図る[6]目的で建設された。北海道内初となる多面舞台を備えており、オペラバレエミュージカルなど、日本国内外の本格的な舞台芸術鑑賞を可能としているほか[7]演劇、ポップス、演歌歌謡曲等の各種公演を鑑賞することもできる[7]。また、札幌発のオペラやバレエなどの舞台芸術を日本国内外に発信する「舞台芸術の創造の場」として位置づけている[7][8][9]

札幌交響楽団名誉音楽監督尾高忠明が、開設当初から2021年3月まで芸術アドバイザーを務めていた[10]。また、バレエダンサー熊川哲也旭川市出身)や劇作家演出家藤田貴大伊達市出身)など、道内ゆかりの第一線のアーティストの公演も意欲的に行っている[11][12]

施設[編集]

劇場は主催事業等として数々の国内外の著名なアーティストたちによる公演が行われる場であると同時に、その劇場を含む各施設は貸館も行っており、大学をはじめとする各種学校や市民楽団であるところのオーケストラ吹奏楽合唱などの団体の演奏会等も同じステージで開かれ、聴衆側としてだけでなく、出演者側としても市民に広く門戸を開き親しまれている。

劇場
  • 客席:2,302席(オーケストラピット使用時は最大173席減)
  • 車椅子席:最大24席設置可能
  • 舞台:多面舞台(主舞台、上手舞台、下手舞台、奥舞台)
  • 楽屋:12室
クリエイティブスタジオ(大練習室)
  • 面積:448 m²
  • 最大収容人数 400名
  • 客席:シアター形式:300名程度
スクール形式:200名程度
移動観覧席:175席
※椅子(貸出備品)により席数の追加可(最大228席)
  • 楽屋:1室
練習室
  • 中練習室1:47 m²
  • 中練習室2:55 m²
  • 小練習室1:27 m²
  • 小練習室2:25 m²
  • 小練習室3:28 m²
ホワイエ

脚注[編集]

注釈・出典[編集]

  1. ^ 札幌市芸術文化財団”. 2018年4月11日閲覧。
  2. ^ さっぽろ創世スクエアが竣工しました。』(プレスリリース)札幌創世1.1.1区北1西1地区市街地再開発組合、2018年5月31日。 オリジナルの2018年6月29日時点におけるアーカイブhttps://archive.is/znWik2018年6月29日閲覧 
  3. ^ 札幌文化芸術劇場の愛称の決定等について” (PDF). 札幌市 (2017年10月12日). 2018年4月11日閲覧。
  4. ^ 新劇場・札幌文化芸術劇場が10月誕生 クリエイティブスタジオ主催公演発表”. CINRA.NET (2018年5月27日). 2018年7月1日閲覧。
  5. ^ “「創世スクエア」完成 官民による札幌最大の再開発事業”. 北海道新聞. (2018年6月21日). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/201321 2018年7月1日閲覧。 
  6. ^ a b c (仮称)市民交流複合施設管理運営基本計画 2015, p. 13.
  7. ^ a b c (仮称)市民交流複合施設管理運営基本計画 2015, p. 18.
  8. ^ 最新情報”. 日本音響家協会. 2000年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2000年6月21日閲覧。
  9. ^ 優良ホール100選”. 日本音響協会響. 2001年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2001年2月19日閲覧。
  10. ^ 芸術アドバイザー 尾高忠明 - 札幌文化芸術劇場 hitaru
  11. ^ 情報誌「WAVE TIMES vol.15」5月15日発行のご案内】巻頭特集は2021年度主催/共催ラインアップです。大注目は旭川市出身の世界的バレエダンサー熊川哲也氏が率いるKバレエカンパニー公演。 - 札幌市民交流プラザ、2021年5月15日、Facebook
  12. ^ 【マームとジプシー 10th Anniversary Tour〈札幌公演〉のお知らせ】日本の現代演劇をリードする劇作家・演出家の藤田貴大(北海道伊達市出身)率いるマームとジプシーの結成10周年を記念して、初の札幌公演を開催します。 - 札幌市民交流プラザ、2017年5月30日、Facebook

参考資料[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]