暮しの手帖
暮しの手帖(くらしのてちょう)は、日本の家庭向け総合生活雑誌。しばしば「暮らしの~」「~手帳」と誤記されるが、「暮しの手帖」が正式な雑誌名。隔月刊。発行は東京都新宿区北新宿にある暮しの手帖社(かつては港区麻布に所在していた)。
[編集] 歴史
1946年(昭和21年)、花森安治と大橋鎮子が「衣装研究所」を銀座8丁目のビルの一室で設立。ここより刊行された『スタイルブック』が前身。1948年(昭和23年)9月に季刊『美しい暮しの手帖』として(第1世紀)第1号が創刊される。1953年(昭和28年)12月の第22号から雑誌名を現在の『暮しの手帖』に変更。1956年(昭和31年)、「婦人家庭雑誌に新しき形式を生み出した努力」について第4回菊池寛賞を受賞。 1968年(昭和43年)2月の第93号からは隔月刊に変更され、現在に至るまで今なお熱心な読者を抱えている。発行号数は100号ごとに「第n世紀」と区分されているが、これは初代編集長・花森の「100号ごとに初心に立ち返る」という意味合いが込められている。
主な内容は家庭婦人を対象としたファッションや飲食物/料理、各種商品テスト、医療/健康関連の記事や、様々な連載記事(大橋のエッセイ「すてきなあなたに」など)や読者投稿欄(「すばらしき日曜日」、「家庭学校」)等がある。また、「雑誌の全ての部分を自分達の目の届く所に置いておきたい」という理念から、広告は外部からのものは一切受けず、自社書籍についてのみを扱う。従って、いずれの記事も一貫して商業主義に左右されない生活者本位の視点が貫かれ、特に家庭電化製品や日用品を中心とした商品テストは、その条件の厳格さで製品のメーカーに大きな影響力を持つ。
また、主張はリベラル・平和主義寄りで、上記の反商業主義に加え、決して強烈ではないものの反戦・反差別の論調も多く見られる。
先述の通り「雑誌の全ての部分」を堅持するため、雑誌そのもののスタイルについてレイアウトや印刷手法にいたるまで花森亡き後も守ってきたが、2007年(平成19年)2月1日発売、第4世紀26号・通巻376号より、文筆家、書籍商として知られる松浦弥太郎を編集長に迎え、現代的なスタイルを取り入れはじめている。
かつては東京の六本木に、暮しの手帖・別館といういわばショールーム的な施設を保有、公開していたが、現在は閉館している。
[編集] 関連項目
- 森村桂(大学卒業後に勤めた女性週刊誌を辞めたのちに勤務)