政府通信本部
政府通信本部(せいふつうしんほんぶ、Government Communications Headquarters;略称GCHQ)とは、イギリスの情報共同体においてSIGINTを担当する諜報機関である。秘密保持のため、組織上は外務省の機構に含まれ、本部長は外務次官となっているが、実質的には首相に直属する独立機関である。英軍基地領域に位置する末端部署は、国防省の機構に編入されている。
GCHQの前身である政府暗号学校(GCCSあるいはGC&CS; Government Code and Cipher School)ブレッチレー・パークは、1919年に創設され。第二次世界大戦時、政府暗号学校は、ドイツの解読困難な暗号「エニグマ」を解読できたことで密かに名声を上げた。このことはアラン・チューリングの功績に寄るところが大きい。GCCSはイタリアと日本の暗号も解読していたとされる。1946年、現在の政府通信本部に改編された。
GCHQの本部庁舎は、ロンドンから129kmのチェルトナムに位置する。職員数は、11,000人に達する。ベッドフォードシャー州チックサンズ、ドイツ、ジブラルタル、トルコ、オマーン、キプロス、イースター島に無線傍受施設を有しており、電子スパイ網「エシュロン」に関して、アメリカの国家安全保障局(NSA)と密接な関係を維持している。
[編集] 求人
数年前にGCHQは、「ネットスパイ」の求人情報をあるサイトで掲載した。その際、就職志願者に対して、このサイトに隠されている秘密のメッセージをクラッキングして探し出し、それを就職志願書に記して提出するよう求めたことで有名である[1] 。
また、コンピューターやハイテクに精通した人材確保を目的に、Xbox 360のゲームソフト「スプリンターセル 二重スパイ」でインターネットを通じて求人広告を出した事もある。
[編集] 参考・脚注
- ^ 世界情勢を読む会『面白いほどよく分かる 「タブー」の世界地図』日本文芸社 ISBN 4537251891