恐怖の頭脳改革

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恐怖の頭脳改革
エマーソン・レイク&パーマースタジオ・アルバム
リリース 1973年11月(UK)
録音 1973年
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間 45:04
レーベル マンティコア
プロデュース グレッグ・レイク
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
ゴールド等認定
  • Gold(英国・BPI)
  • Gold(米国・RIAA))
エマーソン・レイク&パーマー 年表
トリロジー
(1972)
恐怖の頭脳改革
(1973)
レディース・アンド・ジェントルマン
(1974)

恐怖の頭脳改革(きょうふのずのうかいかく、Brain Salad Surgery)は、エマーソン・レイク・アンド・パーマーアルバム(収録時間は各バージョンによって異なるため、右表は初期盤CDの収録時間)。

目次

[編集] 収録曲

[編集] 基本的な収録曲

A面
  1. 聖地エルサレム:Jerusalem
  2. トッカータ:Toccata
  3. スティル...ユー・ターン・ミー・オン:Still...You Turn Me On
  4. 用心棒ベニー:Benny The Bouncer
  5. 悪の教典#9-第一印象パート1:Karn Evil 9: 1st Impression-Part 1
B面
  1. 悪の教典#9-第一印象パート2:Karn Evil 9: 1st Impression-Part 2
  2. 悪の教典#9-第二印象:Karn Evil 9: 2nd Impression
  3. 悪の教典#9-第三印象:Karn Evil 9: 3rd Impression

[編集] Rhino盤ボーナス(1996)

  1. The Making Of Brain Salad Surgery

[編集] DVD-A盤ボーナス(2000)

  1. Lucky Man

[編集] リマスター盤ボーナス(2001)

  1. Brain Salad Surgery (single ver.)
  2. When the Apple Blossoms Bloom in the Windmills of Your Mind I'll Be Your Valentine (Single)
  3. Excerpts from Brain Salad Surgery (Flexi Disc)

[編集] リマスター盤ボーナス(2007)

  1. Jerusalem(Alternate Mix)
  2. Karn Evil 9 (Instrumental Mix)

[編集] デラックス・エディション(2009)

VICP-64644~5 Disc-2 ボーナス・ディスク

  1. あなたのバレンタイン
  2. 恐怖の頭脳改革
  3. 悪の教典#9 第4印象 (オリジナル・バッキング・トラック)
  4. 聖地エルサレム (ファースト・ミックス)
  5. スティル…ユー・ターン・ミー・オン (ファースト・ミックス)
  6. トッカータ (オルタナティヴ・ヴァージョン)
  7. 悪の教典#9 第1印象 パート1 (アンリリースド・アンティル・35THアニヴァーサリー・ヴァージョン)
  8. 悪の教典#9 第1印象 パート2 (アンリリースド・アンティル・35THアニヴァーサリー・ヴァージョン)
  9. 悪の教典#9 第2印象 (アンリリースド・アンティル・35THアニヴァーサリー・ヴァージョン)
  10. 悪の教典#9 第3印象 パート1 (アンリリースド・アンティル・35THアニヴァーサリー・ヴァージョン)
  11. 恐怖の頭脳改革 (NME付録ソノシート収録1973)
  12. 「恐怖の頭脳改革」抄録 (NME付録ソノシート収録1973)

[編集] 内容

1973年初頭にELP自身がレコード・レーベル「マンティコア」を設立した。本作は、そのマンティコアから初めてリリースされたELPのアルバムである。前作の『トリロジー』から約1年半ぶりの新作であり、全盛期ELPの最後のスタジオ録音作品でもある。

それまでELPは、大概は2~3ヶ月でアルバムを仕上げていた。そのため、約半年程度で新作をリリース出来ていたが、本作は9ヶ月かかったと伝えられている。レコーディングの途中でツアーが開始されたり、キース・エマーソンが音楽的に行き詰ったり、といったトラブルに相次いで見舞われたものの、11月の全米ツアーには間に合う形で発売された。

特徴としては、まず新型のポリフォニック・モーグ・シンセサイザーポリ・モーグの試作品と推定される)を初め、新しい機材が大幅に導入された事。それまでは脚色の範囲でしか使われていなかったシンセサイザーが、作曲/編曲の段階から使用を前提として考えられている事が挙げられる(例えば、アルベルト・ヒナステラピアノ協奏曲第1番終楽章をアレンジした「トッカータ」などは、シンセサイザーの機能があって初めて実現しうる構造になっており、「悪の経典#9」でも、随所にそういった要素が存在する)。

さらに「悪の経典#9」の一部で、グレッグ・レイクがエレキ・ギターを弾き、本来ならグレッグ・レイクが担当するベース・パートを、キース・エマーソンがシンセサイザーで弾く、という構造が成立している。

協力者の顔ぶれも豪華である。この年、新たに設立されたマンティコアと契約したピート・シンフィールドが作詞で参加。さらにアルバム・ジャケットは、当時は(世界的には)まだ無名に近かったH・R・ギーガーが原画を担当している。最初に描いた絵ではペニスのようなものが見えたため、見えないように修正依頼したことを、Rhino版CDのインタビューでエマーソンが笑いながら話している。ちなみに原題の「Brain Salad Surgery」というのは「非常に性的な意味を含んだスラング」のことである、とキース・エマーソンが語っていて、その性的な意味とはフェラチオであるとされる。(英語版などに画像あり。) 2005年11月5日に、このアルバムの原画二枚がプラハ(チェコ)で開催されたギーガーの個展で盗難に遭い、それ以来行方不明となっている。現在も尚ギーガーの公式サイトでは情報を募ると共に、発見者に対して懸賞金を提示している。

また、以後定番になる、疑問符(クェスチョン・マーク)を象ったELPロゴが初めてジャケットに使われたアルバムでもある。

なお、録音エンジニアは、前作までエディ・オフォードだったが、本作からはジェフ・ヤングとクリス・キムジィに交代している。

[編集] 評価

イギリスでは最高2位(1位はイエスの海洋地形学の物語)、アメリカでは最高11位まで上昇している。ELPの最高傑作に挙げられることもあるが、セールス的にはそれほど大きな成功は得られなかった。新装盤やリマスター盤が発売される頻度も高く、ELPのスタジオ作品の中でDVDオーディオ盤が出ているのも本作だけである。

[編集] DVD-AUDIO盤

2000年に、RhinoからDVD-AUDIO盤がリリースされている。オリジナルのマルチ・テープから5.1chにリミックスされ、96kHz/24bitでサンプリング収録されている。音質も音場効果も非常に優れているが、音響システムを選ぶ傾向があり、よほど優れたオーディオ・サラウンド・システムで無い限り、バランスの良い再生音が得られない。

[編集] 脚注

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