大日影トンネル遊歩道

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大日影トンネル遊歩道入り口(上り側(深沢口)から撮影)

大日影トンネル遊歩道(おおひかげトンネルゆうほどう)は、山梨県甲州市(旧・東山梨郡勝沼町)にある中央本線の大日影トンネルを再利用した遊歩道である。勝沼ぶどう郷駅の上り方(東京方)に位置する。

漏水による補修工事のため、2013年3月末まで閉鎖中である。

目次

[編集] 解説

大日影トンネルは、1896年明治29年)に始まった中央本線八王子駅甲府駅間建設に伴い掘削された。レンガ積みで造られた同トンネルは1902年(明治35年)に貫通、1903年(明治36年)に同区間は単線で開通し、勝沼・塩山・甲府などの甲州街道沿いの町々と八王子・東京との間の物流の所要時間は短縮され、ぶどうワインの輸送量が爆発的に増加するなど、鉄道とトンネルの開通は地域の経済発展に大きく寄与した。輸送量の増大に合わせ1931年昭和6年)に同区間は電化、1968年(昭和43年)に複線化され、複線化の際に、単線で作られた大日影トンネルは下り専用とされた。1997年平成9年)に、線形改良等のため隣に新大日影トンネル上下線が開通、大日影トンネルは用途を廃止された。2005年JR東日本から旧勝沼町へ無償譲渡され、2007年3月に遊歩道として整備された。

トンネル内部・開渠水路部分

大日影トンネルの上り側出口(深沢口)近接する深沢トンネルは、甲州市の管理するワインカーヴに転用され、個人・法人向けに有料で貸与されている。両トンネルの間に、休憩所兼勝沼ワインカーヴ案内所が設けられている。

大日影トンネルは、深沢トンネル、勝沼宿の旧田中銀行、祝橋などとともに、甲州市のワイン醸造を支えたインフラ施設・建築物として、2007年3月、経済産業省近代化産業遺産に認定されており[1]、甲州市では、これらの産業遺産を徒歩でめぐるルートとして「勝沼フットパス」を整備した。

2011年5月頃より、トンネルの入口付近を中心に漏水が確認され始め、台風や豪雨のたびに漏水が激しくなり、同年12月には専門業者による調査が行われ、経年経過に伴う補修が必要との報告がされ、トンネルを管理する甲州市は、2012年1月18日から補修工事のために閉鎖した。

補修工事は長期間に及び、閉鎖期間は2013年3月末までの予定である[2]

[編集] 遊歩道概要

  • 全長 - 1.367.8m
  • 全幅 - 3.57m〜3.74m
  • 高さ - 4.90m
  • 管理 - 甲州市
  • 営業時間 - 9:00〜15:00

内部は、レンガ、壁面にこびりついた煤煙、約330mの開渠水路、待避所(36か所)、勾配標、キロポスト、ケーブル、保線用自転車などの様子を間近に見学することが可能である。待避所のいくつかには、建設当時の様子などを紹介するパネルが掲示されている。片道約約30分。トンネル内には2箇所に休憩所が設置されているがトイレはない。 また勝沼ぶどう郷駅に向かって25.2‰、25‰、の下り勾配となっている。

[編集] アクセス

中央本線勝沼ぶどう郷駅下車すぐ

[編集] 出典

  1. ^ 経済産業省・近代化産業遺産認定遺産リスト
  2. ^ 大日影遊歩道を閉鎖、来年3月まで、トンネルで漏水『山梨日日新聞』2012年1月18日付朝刊、第2版、第22面。

[編集] 外部リンク

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