土井三郎

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どい さぶろう
土井 三郎
生年月日 1929年
出生地 日本の旗 日本東京都
国籍 日本
職業 合成技師
ジャンル 映画
活動期間 1953年 -
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土井 三郎(どい さぶろう[1]1929年昭和4年〉[1] - )は日本映画合成技師。東京都出身[1]

経歴[編集]

映画機材製造メーカー土井製作所の出身[1]

太平洋戦争終戦後、復員して職探しをする中、東宝技術研究所に所属していた兄を頼って東宝を訪れるが、東宝争議により研究所が解散となる[2]

1952年に向山宏の紹介で東宝の合成室に入社[1]。『ゴジラ』を始めとする特撮映画で作画合成撮影を務めた[1]。1984年に定年退職し、ソニーPCLに在籍する[1]

代表作[編集]

映画[編集]

公開年月日 作品名 制作(配給)
1953年10月21日 太平洋の鷲[2] 東宝
1954年2月10日 さらばラバウル[2]
1954年11月3日 ゴジラ[1]
1955年8月14日 獣人雪男
1954年12月29日 透明人間[2]
1956年12月26日 空の大怪獣ラドン[1]
1957年12月28日 地球防衛軍[1]
1958年10月14日 大怪獣バラン
1959年12月26日 宇宙大戦争[1]
1960年4月10日 電送人間[1]
1960年4月26日 ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐[1]
1961年7月30日 モスラ[1]
1963年1月3日 太平洋の翼
1965年12月9日 エレキの若大将[2]
1966年1月3日 無責任清水港 東宝
渡辺プロ
(東宝)
1966年7月31日 フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ[3] 東宝
(東宝)
1966年11月20日 落語野郎 大馬鹿時代[2] 東宝
1967年2月11日 落語野郎 大爆笑[2]
1967年7月22日 キングコングの逆襲 東宝
ランキン・バス・プロダクション
(東宝)
1967年9月15日 颱風とざくろ[2] 東宝
1969年3月1日 風林火山[2] 三船プロダクション
(東宝)
1969年6月28日 俺たちの荒野 東宝
(東宝)
1969年7月26日 緯度0大作戦 東宝
ドン・シャーププロ
(東宝)
1969年8月13日 日本海大海戦 東宝
1971年7月24日 ゴジラ対ヘドラ
1972年3月12日 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン 東宝
東宝映像(製作協力)
(東宝)

テレビ[編集]

期間 番組名 制作(放送局) 役職
1972年4月7日 1973年3月30日 ウルトラマンA TBS
円谷プロダクション
合成

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 東宝ゴジラ会 2010, p. 46, 「第二章 円谷組スタッフインタビュー INTERVIEW2 土井三郎」
  2. ^ a b c d e f g h i 東宝ゴジラ会 2010, pp. 47–53, 「第二章 円谷組スタッフインタビュー INTERVIEW2 土井三郎」
  3. ^ 映画資料室”. viewer.kintoneapp.com. 2020年4月19日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『円谷英二の映像世界』実業之日本社、1993年。 
  • 東宝ゴジラ会『特撮 円谷組 ゴジラと東宝特撮にかけた青春』洋泉社、2010年10月9日。ISBN 978-4-86248-622-6 

外部リンク[編集]