共同体

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共同体(きょうどうたい、: community: communauté: Gemeinschaft):

  1. コミュニティー(英:community):英語で、「共同体」を意味する語に由来。同じ地域に居住して利害を共にし、政治経済風俗などにおいて深く結びついている社会のこと(地域社会)。日本語の「共同体」はこれの訳語。主に市町村などの地域社会を意味するが、転じて国際的な連帯やインターネット上の集まりなども「共同体」あるいは「コミュニティ」と呼ばれる(例:欧州共同体東アジア共同体国際航空通信共同体)。地方自治体、地域を越えた共同体と区別して、地域住民の相互性を強調する場合、地域コミュニティということも多い。伝統的な村落共同体は、農村漁村山村を念頭においていたが、地域コミュニティには、都市における共同体も含まれる。この点で、現在では、「共同体」の語よりも「地域コミュニティ」の語が広く使用されるようになりつつある。
  2. ゲマインシャフト(独:Gemeinschaft):ドイツ語で、「共同体」を意味する語に由来。地縁、血縁、地縁、友情などにより自然発生した有機的な社会集団のこと。ドイツ社会学者フェルディナント・テンニースの提唱した社会類型の一つ(共同社会)。
  3. 組織の名称の一部として用いられることがある。欧州共同体など。

[編集] ゲマインシャフトとゲゼルシャフト

テンニースは、人間社会が近代化すると共に、地縁や血縁、友情で深く結びついた伝統的社会形態であるゲマインシャフトからゲゼルシャフト(Gesellschaft)へと変遷していくと考えた。ゲゼルシャフト(Gesellschaft)は、ドイツ語で「社会」を意味する語であり、テンニースが提唱したゲマインシャフトの対概念で、近代国家会社、大都市のように利害関係に基づいて人為的に作られた社会(利益社会)を指し、近代社会の特徴であるとする。ゲマインシャフトとは対照的に、ゲゼルシャフトでは人間関係は疎遠になる。

日本においては、労働集約型の農業を基礎に「協働型社会」とも呼べるものが形成されていたといわれる。これは産業革命、工業化のプロセスに従って企業共同体へと変貌したと言われる。しかし経済のソフト化に伴いそれが崩れつつあり、日本の歴史上において最も激しい変化を経験していると言える。

[編集] 広義の共同体

学校のクラスのようなものも、学ぶということをテーマにし、それが所属集団(membership group、単にその一員であるというだけの集団、会員権のようなもの)から、準拠集団(reference group、そこに参加できることが憧れとなるような集団)へと成長しているなら、やはり学びの共同体である。インターネット上にもさまざまなコミュニティがあるし、またオンラインゲームの中でできてきた仲間も一種のコミュニティを形成しているといってもいいかもしれない。

[編集] 関連項目