京都大学霊長類研究所

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京都大学霊長類研究所
Primate Research Institute, Kyoto University, Wakasa-3 bright.jpg
飼育しているニホンザルの一部
正式名称 京都大学霊長類研究所
英語名称 Primate Research Institute, Kyoto University
略称 霊研、霊長研、PRI
組織形態 大学附置研究所
共同利用・共同研究拠点
所在地 日本の旗 日本
〒484-8506
愛知県犬山市官林41-2
北緯35度23分5秒
東経136度57分25秒
予算 16億円(2005年度実績)[1]
*運営交付金 13億円
*科研費等補助金 3億円
人数 教員35人[2]
事務・技術職員18人[2]
研究員等12人[2]
院生30人(京都大学)[2]
(以上 2009年3月31日現在)
所長 松沢哲郎
設立年月日 1967年6月
上位組織 京都大学
飼育サル数 814頭(2006年10月1日現在)[3]
内訳は#飼育サルの節を参照
著名なサル アイ (チンパンジー)
骨格標本数 1387体(2006年現在)[4]
ウェブサイト http://www.pri.kyoto-u.ac.jp
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京都大学霊長類研究所(きょうとだいがくれいちょうるいけんきゅうじょ、英称:Primate Research Institute、略称:霊長研)は、霊長類に関する総合的研究を行う目的で、1967年6月1日に全国の研究者の共同利用研究所として京都大学に附置・設立された研究所である。国内に48ある国立大学共同利用機関の一つである。

京都大学に附置された研究所であるが、愛知県犬山市官林にある。キャンパス用地は設立時に名古屋鉄道より寄附を受けた。

沿革[編集]

  • 1964年5月 日本学術会議内閣に対し、「霊長類研究所(仮称)の設立について」勧告
  • 1965年7月 文部省学術奨励審議会学術研究体制分科会が文部大臣に対し、霊長類研究所を京都大学に全国共同利用研究所として附置し、愛知県犬山市の日本モンキーセンター隣接地に設置することを答申
  • 1967年5月 国立学校設置法の一部改正(昭和42年法律第18号)
  • 1967年6月 京都大学霊長類研究所設立、当初は形態基礎研究部門、神経生理研究部門の2研究部門を設置
  • 1967年9月 初代所長に近藤四郎が就任
  • 1968年4月 愛知県犬山市に仮研究棟が完成
  • 1969年4月 心理研究部門、社会研究部門、変異研究部門を設置、幸島野外観察施設、サル類保健飼育管理施設設置
  • 1969年8月 全国共同利用を開始
  • 1970年4月 生活史研究部門設置
  • 1971年4月 生理研究部門設置
  • 1973年4月 生化学研究部門設置
  • 1975年4月 系統研究部門設置
  • 1983年4月 幸島野外観察施設をニホンザル野外観察施設に改組
  • 1993年4月 9研究部門を4大研究部門(10分野)に改組、思考言語分野設置
  • 1995年3月 類人猿行動実験研究棟(新棟)完成
  • 1999年4月 サル類保健飼育管理施設を人類進化モデル研究センターに改組し、3研究領域、1外国人客員研究領域にて設置
  • 2006年10月 寄附研究部門として比較認知発達(ベネッセコーポレーション)研究部門を設置
  • 2007年4月 リサーチリソースステーション (RRS) を設置
  • 2007年8月 寄附研究部門として福祉長寿研究部門を設置
  • 2008年3月 本棟の耐震工事竣工
  • 2008年4月 野生動物研究センター設置に伴い、ニホンザル野外観察施設、福祉長寿研究部門を同センターへ移行
  • 2009年4月 国際共同先端研究センター設置
  • 2010年3月 寄附研究部門としてボノボ(林原)研究部門を設置
  • 2011年8月 京都大学野生動物研究センターの附属施設「熊本サンクチュアリ」発足

飼育サル[編集]

2006年10月1日現在、814頭のサルを飼育している[3]


歴代所長[編集]

  • 初代 近藤四郎(1967年6月-1973年3月)
  • 第2代 大沢済(1973年4月-1975年3月)
  • 第3代 近藤四郎(1975年4月-1978年1月、再度就任)
  • 第4代 河合雅雄(1978年1月-1982年1月)
  • 第5代 久保田競(1982年1月-1984年1月)
  • 第6代 野澤謙(1984年1月-1990年1月)
  • 第7代 久保田競(1990年1月-1996年1月、再度就任)
  • 第8代 杉山幸丸(1996年1月-1999年3月)
  • 第9代 小嶋祥三(1999年4月-2003年3月)
  • 第10代 茂原信生(2003年4月-2006年3月)
  • 第11代 松沢哲郎(2006年4月-2012年3月)
  • 第12代 平井啓久 (2012年4月- )

組織[編集]

霊長類研究所には5つの研究部門(12分野)と2つの付属研究施設がある。

研究部門[編集]

  • 進化系統研究部門
    • 進化形態分野(旧・形態進化分野)
    • ゲノム多様性分野(旧・集団遺伝分野)
    • 系統発生分野
  • 社会生態研究部門
    • 生態保全分野(旧・生態機構分野)
    • 社会進化分野(旧・社会構造分野)
  • 行動神経研究部門
    • 思考言語分野
    • 認知学習分野
    • 高次脳機能分野(旧・行動発現分野)
  • 分子生理研究部門
    • 統合脳システム分野(旧・器官調節分野)
    • 遺伝子情報分野
  • 寄附研究部門
    • 比較認知発達(ベネッセコーポレーション)研究部門
    • ボノボ(林原)研究部門

付属施設[編集]

  • 人類進化モデル研究センター(実験動物科学)
  • 国際共同先端研究センター

教育と研究[編集]

京都大学大学院理学研究科生物科学専攻霊長類学系の教育に協力講座として参画している。京都大学を中心とした日本霊長類学の伝統もあり、日本の学術的研究所の中で国際的にも広く知られた研究所の一つである。

脚注[編集]

  1. ^ 京都大学霊長類研究所 外部評価報告書 (1996-2006) p.47 2010-04-21 閲覧
  2. ^ a b c d 京都大学霊長類研究所 年報 Vol.39 2008年度の活動 組織 2010-04-21 閲覧
  3. ^ a b 京都大学霊長類研究所 外部評価報告書 (1996-2006) p.56 2010-04-21 閲覧
  4. ^ 京都大学霊長類研究所 外部評価報告書 (1996-2006) p.57 2010-04-21 閲覧
  5. ^ (「ニホンザル」バイオリソースプロジェクト)の預託を受け飼育しているもの)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]