リクガメ科

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リクガメ科
ギリシャリクガメ
ギリシャリクガメ Testudo graeca
保全状況評価
ワシントン条約付属書II類
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : リクガメ上科 Testudinoidea
: リクガメ科 Testudinidae
Batsch, 1788

リクガメ科(-か、Testudinidae)は、動物界脊索動物界爬虫綱カメ目に属する科。模式属チチュウカイリクガメ属

目次

[編集] 分布

アフリカ大陸北アメリカ大陸南アメリカ大陸ユーラシア大陸インドネシアエクアドルガラパゴス諸島)、スリランカセーシェルアルダブラ環礁)、マダガスカル

[編集] 形態

現生の最大種はセーシェルセマルゾウガメで最大甲長138cm。最小種はシモフリヒラセリクガメで最大甲長9.6cmとカメ目でも最小種。背甲は乾燥から身を守るためドーム状に盛り上がる(体重に対して表面積が小さくなる)種が多いが、パンケーキガメのように扁平な種もいる。

頭部は中型で、縦幅は短いが幅広い。嘴の咬合面は幅広く、種によっては鋸状の突起がある。これにより植物を切断したり噛み砕くことに適している。四肢は太くて短く、指趾は退化して短い。また地面に穴を掘る種では、前肢が平たくシャベル状になり土を掘るのに適した形状を持つ種もいる。頭部や四肢は皮膚を乾燥から身を守るため、大型の鱗で覆われる。

[編集] 分類

核DNAやミトコンドリアDNAの解析による分子系統学の研究ではリクガメ上科内においてイシガメ科に最も近縁とされ、単系統群を形成すると考えられている。

[編集] リクガメ亜科 Testudinidae

ヨツユビリクガメ属 Agrionemys

ヘサキリクガメ属 Angonoka

ホウシャガメ属 Astrochelys

ナンベイリクガメ属 Chelonoidis

ソリガメ属 Chersina

アルダブラゾウガメ属 DipsochelysAldabracheys属とする説もあり)

ヘルマンリクガメ属 Eurotestudo

リクガメ属 Geochelone

ヒラセリクガメ属 Homopus

インドリクガメ属 Indotestudo

セオレガメ属 Kinixys

パンケーキガメ属 Malacochersus

ヤブガメ属 Psammobates

クモノスガメ属 Pyxis

チチュウカイリクガメ属 Testudo

ヒョウモンガメ属 Stigmochelys

[編集] ゴファーガメ亜科 Xerobatinae

ゴファーガメ属 Gopherus

ムツアシガメ属 Manouria

[編集] 絶滅した下位分類群

マスカリンゾウガメ属 Cylindraspis

[編集] 生態

砂漠草原森林等に生息している。カメ目で唯一陸棲種のみで構成されるが、セオレガメ属の一部やムツアシガメ属等では頻繁に水に漬かるような生活を送る種もいる。低温や乾燥から身を守るため地面に深い穴を掘り、夏季や冬季に休眠する種もいる。

食性は植物食もしくは植物食傾向の強い雑食で、種によって異なるが果実キノコ昆虫類、動物の死骸等を食べる。

繁殖形態は卵生。

[編集] 人間との関係

生息地では食用とされることもある。

開発による生息地の破壊、食用やペット用の乱獲などにより生息数は減少している種もいる。そのため科単位でワシントン条約II類に掲載されている。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。しかし野生個体においては輸送状態が悪く命を落としたり、生態の不理解から誤った飼育法により命を落とす個体もいる。

[編集] 画像

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

  • 今泉吉典、松井孝爾監修 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社1984年、136頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』、講談社2000年、114-115、230-231頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社、2000年、114-115、223-224頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社、2000年、120-124、205-207頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社、2001年、98、173頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社、2001年、118-117、279-281頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社、2001年、133-137、248-251頁。
  • 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、180-184、193-198頁。
  • 深田祝監修 T.R.ハリディ、K.アドラー編 『動物大百科12 両生・爬虫類』、平凡社1986年、95頁。
  • 安川雄一郎 「パンケーキガメとソリガメ属の分類と自然史」『クリーパー』第21号、クリーパー社、2004年、72-73、83-97頁。
  • 安川雄一郎 「南アメリカ大陸産リクガメ類3種の分類と自然史」『クリーパー』第25号、クリーパー社、2004年、30-49、74-76頁。
  • 安川雄一郎 「インドリクガメ属の分類と生活史」『クリーパー』第30号、クリーパー社、2005年、4-7、21-37頁。
  • 安川雄一郎 「ムツアシガメ属の分類と生活史」『クリーパー』第31号、クリーパー社、2006年、2-5、12-39頁。
  • 安川雄一郎 「ゾウガメと呼ばれるリクガメ類の分類と自然史(前編)」『クリーパー』第32号、クリーパー社、2006年、12-42、58-59頁。
  • 安川雄一郎 「ゾウガメと呼ばれるリクガメ類の分類と自然史(後編)」『クリーパー』第33号、クリーパー社、2006年、39-48、66-68頁。
  • 安川雄一郎 「リクガメ属の新しい分類について」『クリーパー』第39号、クリーパー社、2007年、58-67頁。
  • 安川雄一郎 「ペットとしてのリクガメの飼育と分類」『エクストラ・クリーパー』No.3、誠文堂新光社、2008年、6-80頁。
  • 山田和久 『爬虫・両生類ビジュアルガイド リクガメ』、誠文堂新光社2005年、4-95頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』、小学館2004年、78-79頁。

[編集] 外部リンク

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