リクガメ科
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ギリシャリクガメ Testudo graeca
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| 属 | ||||||||||||||||||||||||
リクガメ科(-か、Testudinidae)は、動物界脊索動物界爬虫綱カメ目に属する科。模式属はチチュウカイリクガメ属。
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[編集] 分布
アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、エクアドル(ガラパゴス諸島)、スリランカ、セーシェル(アルダブラ環礁)、マダガスカル
[編集] 形態
現生の最大種はセーシェルセマルゾウガメで最大甲長138cm。最小種はシモフリヒラセリクガメで最大甲長9.6cmとカメ目でも最小種。背甲は乾燥から身を守るためドーム状に盛り上がる(体重に対して表面積が小さくなる)種が多いが、パンケーキガメのように扁平な種もいる。
頭部は中型で、縦幅は短いが幅広い。嘴の咬合面は幅広く、種によっては鋸状の突起がある。これにより植物を切断したり噛み砕くことに適している。四肢は太くて短く、指趾は退化して短い。また地面に穴を掘る種では、前肢が平たくシャベル状になり土を掘るのに適した形状を持つ種もいる。頭部や四肢は皮膚を乾燥から身を守るため、大型の鱗で覆われる。
[編集] 分類
核DNAやミトコンドリアDNAの解析による分子系統学の研究ではリクガメ上科内においてイシガメ科に最も近縁とされ、単系統群を形成すると考えられている。
[編集] リクガメ亜科 Testudinidae
ヨツユビリクガメ属 Agrionemys
- Agrionemys horsfieidii ヨツユビリクガメ Russian tortoise
ヘサキリクガメ属 Angonoka
- Angonoka yniphora ヘサキリクガメ Angulated tortoise
ホウシャガメ属 Astrochelys
- Astrochelys radiata ホウシャガメ Radiated tortoise
- Chelonoidis carbonaria アカアシガメ Red-footed tortoise
- Chelonoidis chilensis チャコリクガメ Argentine tortoise
- Chelonoidis denticulata キアシガメ Yellow-footed tortoise
- Chelonoidis nigra ガラパゴスゾウガメ Galápagos tortoise(亜種を独立種とする説もあり)
ソリガメ属 Chersina
- Chersina angulata ソリガメ Bowsprit tortoise
アルダブラゾウガメ属 Dipsochelys(Aldabracheys属とする説もあり)
- Dipsochelys arnoldi セーシェルヒラセゾウガメ Arnold's giant tortoise
- Dipsochelys dussumieri アルダブラゾウガメ Aldabra giant tortoise
- Dipsochelys hololissa セーシェルセマルゾウガメ Seychelles giant tortoise
ヘルマンリクガメ属 Eurotestudo
- Eurotestudo hermanni ヘルマンリクガメ Herman's tortoise
- Geochelone elegans インドホシガメ Indian star tortoise
- Geochelone platynota ビルマホシガメ Burmese star tortoise
- Geochelone sulcata ケヅメリクガメ African spurred tortoise(ケヅメリクガメ属Centrochelysに分ける説もあり)
- Homopus areolatus オウムヒラセリクガメ Parrot-beaked cape tortoise
- Homopus boulengeri ブーランジェヒラセリクガメ
- Homopus famoratus オオヒラセリクガメ
- Homopus signataus シモフリヒラセリクガメ Speckled padloper
- Homopus solus ナミビアヒラセリクガメ Namibia_cape_tortoise
- Indotestudo elongata エロンガータリクガメ Elongated tortoise
- Indotestudo forsteni セレベスリクガメ Forsten's Tortoise
- Indotestudo travancorica トラバンコアリクガメ Travancore tortoise
- Kinixys belliana ベルセオレガメ Bell's hinge-back tortoise
- Kinixys erosa モリセオレガメ Serrated hinge-back tortoise
- Kinixys homeana ホームセオレガメ Home's hinge-back tortoise
- Kinixys natalensis ナタールセオレガメ Natal hinge-back tortoise
- Kinixys spekii スピークセオレガメ Speke's hinge-back tortoise
パンケーキガメ属 Malacochersus
- Malacochersus tomieri パンケーキガメ Pancake tortoise
- Psammobates geometricus ホシヤブガメ Geometric tortoise
- Psammobates oculifer ノコヘリヤブガメ African serrated star tortoise
- Psammobates tentorius テントヤブガメ African tent tortoise
- Testudo gracea ギリシャリクガメ Greek tortoise(亜種を独立種とする説もあり)
- Testudo kleinmanni エジプトリクガメ Egyptian tortoise
- Testudo marginata フチゾリリクガメ Marginated tortoise
ヒョウモンガメ属 Stigmochelys
- Stigmochelys pardalis ヒョウモンガメ Leopard tortoise
[編集] ゴファーガメ亜科 Xerobatinae
- Gopherus aggassizii サバクゴファーガメ Desert tortoise
- Gopherus berlandieri テキサスゴファーガメ Texas tortoise
- Gopherus flavomarginatus メキシコゴファーガメ Bolson tortoise
- Gopherus polyphemus アナホリゴファーガメ Florida gopher tortoise
- Manouria emys エミスムツアシガメ Asian forest tortoise
- Manouria impresa インプレッサムツアシガメ Impressed tortoise
[編集] 絶滅した下位分類群
[編集] 生態
砂漠、草原、森林等に生息している。カメ目で唯一陸棲種のみで構成されるが、セオレガメ属の一部やムツアシガメ属等では頻繁に水に漬かるような生活を送る種もいる。低温や乾燥から身を守るため地面に深い穴を掘り、夏季や冬季に休眠する種もいる。
食性は植物食もしくは植物食傾向の強い雑食で、種によって異なるが葉、花、果実、キノコ、昆虫類、動物の死骸等を食べる。
繁殖形態は卵生。
[編集] 人間との関係
生息地では食用とされることもある。
開発による生息地の破壊、食用やペット用の乱獲などにより生息数は減少している種もいる。そのため科単位でワシントン条約II類に掲載されている。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。しかし野生個体においては輸送状態が悪く命を落としたり、生態の不理解から誤った飼育法により命を落とす個体もいる。
[編集] 画像
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 今泉吉典、松井孝爾監修 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、136頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』、講談社、2000年、114-115、230-231頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社、2000年、114-115、223-224頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社、2000年、120-124、205-207頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社、2001年、98、173頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社、2001年、118-117、279-281頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社、2001年、133-137、248-251頁。
- 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、180-184、193-198頁。
- 深田祝監修 T.R.ハリディ、K.アドラー編 『動物大百科12 両生・爬虫類』、平凡社、1986年、95頁。
- 安川雄一郎 「パンケーキガメとソリガメ属の分類と自然史」『クリーパー』第21号、クリーパー社、2004年、72-73、83-97頁。
- 安川雄一郎 「南アメリカ大陸産リクガメ類3種の分類と自然史」『クリーパー』第25号、クリーパー社、2004年、30-49、74-76頁。
- 安川雄一郎 「インドリクガメ属の分類と生活史」『クリーパー』第30号、クリーパー社、2005年、4-7、21-37頁。
- 安川雄一郎 「ムツアシガメ属の分類と生活史」『クリーパー』第31号、クリーパー社、2006年、2-5、12-39頁。
- 安川雄一郎 「ゾウガメと呼ばれるリクガメ類の分類と自然史(前編)」『クリーパー』第32号、クリーパー社、2006年、12-42、58-59頁。
- 安川雄一郎 「ゾウガメと呼ばれるリクガメ類の分類と自然史(後編)」『クリーパー』第33号、クリーパー社、2006年、39-48、66-68頁。
- 安川雄一郎 「リクガメ属の新しい分類について」『クリーパー』第39号、クリーパー社、2007年、58-67頁。
- 安川雄一郎 「ペットとしてのリクガメの飼育と分類」『エクストラ・クリーパー』No.3、誠文堂新光社、2008年、6-80頁。
- 山田和久 『爬虫・両生類ビジュアルガイド リクガメ』、誠文堂新光社、2005年、4-95頁。
- 『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』、小学館、2004年、78-79頁。