ギリシャリクガメ

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ギリシャリクガメ
Testudo graeca.jpg
ギリシャリクガメ Testudo graeca
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
Status iucn2.3 VU.svg

T. g. nikolskii ニコルスキーリクガメ

CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1(2001))
Status iucn3.1 CR.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : リクガメ上科 Testudinoidea
: リクガメ科 Testudinidae
: チチュウカイリクガメ属 Testudo
亜属 : Testudo
: ギリシャリクガメ T. graeca
学名
Testudo graeca
Linnaeus, 1758
和名
ギリシャリクガメ
英名
Common tortoise
Greek tortoise
Moorish tortoise
Spur-thighed tortoise

ギリシャリクガメ(希臘陸亀、Testudo graeca)は、動物界脊索動物門爬虫綱カメ目リクガメ科チチュウカイリクガメ属に分類されるカメ。チチュウカイリクガメ属の模式種

分布[編集]

種小名graecaは「ギリシャ」の意だが、ギリシャの固有種ではない。

  • T. g. anamurensis アナムールギリシャリクガメ

トルコ中部

  • T. g. antakyensis アンタキヤギリシャリクガメ

イスラエル北東部、シリア西部、トルコ南部、ヨルダン北西部、レバノン東部

  • T. g. armenica アルメニアギリシャリクガメ

アゼルバイジャン西部、アルメニア南部、トルコ北西部

  • T. g. buxtoni カスピギリシャリクガメ

イラン北部(カスピ海沿岸)

  • T. g. cyrenaica キレナイカギリシャリクガメ

リビア北東部

  • T. g. floweri レバントギリシャリクガメ

イスラエル、レバノン西部

  • T. g. graeca ムーアギリシャリクガメ

アルジェリア北部、モロッコ北東部、スペイン南部(移入?)

  • T. g. iberia コーカサスギリシャリクガメ

アゼルバイジャン、グルジアロシア南西部

  • T. g. lamberti ランバートギリシャリクガメ

モロッコ北東部

  • T. g. marokkensis モロッコギリシャリクガメ

モロッコ中部

  • T. g. nabeulensis チュニジアギリシャリクガメ

チュニジア北東部、リビア北西部

  • T. g. nikolskii ニコルスキーギリシャリクガメ

グルジア北西部、ロシア(黒海北東部沿岸)

  • T. g. pallasi ダゲスタンギリシャリクガメ

アゼルバイジャン北部、ロシア南西部(カスピ海西部)

  • T. g. perse ザグロスギリシャリクガメ

イラク北東部、イラン西部、トルコ南東部

  • T. g. soussensis スースギリシャリクガメ

モロッコ西部

  • T. g. terrestris アラブギリシャリクガメ

シリア、トルコ南西部、イラク北西部

  • T. g. zarudnyi イランギリシャリクガメ

イラン東部

形態[編集]

甲長は亜種によって異なるが20-30 cm。背甲の模様がギリシャ織のように見えることが名前の由来。

後肢に突起状の鱗があり、左右の臀甲板が1つになっているが亜種等により例外がある。

亜種[編集]

多くの亜種に分けられる。それぞれを独立種としたりさらに未記載種がいるとの説もあり亜種の数には変動がある。

  • Testudo graeca anamurensis (Weissinger, 1987) アナムールギリシャリクガメ 
  • Testudo graeca antakyensis Perälä, 1996 アンタキヤギリシャリクガメ
  • Testudo graeca armenica Chkhikvadze & Bakradze, 1991 アルメニアギリシャリクガメ
  • Testudo graeca buxtoni Boulenger, 1920 カスピギリシャリクガメ
  • Testudo graeca cyrenaica Pieh & Perälä 2002 キレナイカギリシャリクガメ
  • Testudo graeca floweri Boulenger, 1935 レバントギリシャリクガメ
  • Testudo graeca graeca Linnaeus, 1758 ムーアギリシャリクガメ
  • Testudo graeca iberia Pallas, 1814 コーカサスギリシャリクガメ
  • Testudo graeca lamberti Pieh & Perälä, 2004 ランバートギリシャリクガメ
  • Testudo graeca marokkensis Pieh & Perälä, 2004 モロッコギリシャリクガメ
  • Testudo graeca nabeulensis Highfield, 1990 チュニジアギリシャリクガメ
  • Testudo graeca nikolskii Chkhikvadze & Tunijev, 1986 ニコルスキーギリシャリクガメ
  • Testudo graeca pallasi Chkhikvadze & Bakradze, 2002 ダゲスタンギリシャリクガメ
  • Testudo graeca perse Pieh 2000 ザグロスギリシャリクガメ
  • Testudo graeca soussensis Pieh 2001 スースギリシャリクガメ
  • Testudo graeca terrestris Forsskal, 1775 アラブギリシャリクガメ 
  • Testudo graeca zarudnyi Nikolsky, 1896 イランギリシャリクガメ

生態[編集]

砂漠や乾燥した草原荒地に生息する。亜種によっては夜間や冬季等温度が低くなる時は、穴を掘ってその中で過ごす。

食性は草食性で植物果実等を食べる。

繁殖形態は卵生。

人間との関係[編集]

ペットとして飼育されることがあり、日本にも輸入されている。亜種分けをせずに販売されることもあり、さらに分類が混沌としている本種においては販売時に明記されている亜種名も必ずしも的確とは限らない。分布が広く地域によっては冬眠をする亜種(個体群)を入手できればある程度温暖な地域では冬眠による周年屋外飼育も可能だが、逆に冬眠をしない亜種アラブギリシャリクガメ等を屋外飼育させた場合は日本の冬を乗り切れず命を落としてしまうことも考えられる。

参考文献[編集]

  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、137頁。
  • 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、182頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、78頁。
  • 山田和久 『爬虫・両生類ビジュアルガイド リクガメ』、誠文堂新光社、2005年、84-85頁。
  • 安川雄一郎 「チチュウカイリクガメ総覧」『エクストラ・クリーパー』No.2、誠文堂新光社、2007年、8-19、42-48頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]