ホウシャガメ
| ホウシャガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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ホウシャガメ Astrochelys radiata
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| 保全状況評価[a 1][a 2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Astrochelys radiata (Shaw, 1802) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Testudo radiata Shaw, 1802
Testudo desertorum Testudo hypselonata Bourret, 1941 Geochelon radiata |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| ホウシャガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Radiated tortoise |
ホウシャガメ(Astrochelys radiata)は、爬虫綱カメ目リクガメ科ホウシャガメ属に分類されるカメ。本種のみでホウシャガメ属を構成する。別名マダガスカルホシガメ。
目次 |
[編集] 分布
マダガスカル南部[1][2][3][4]固有種。フランス(レユニオン)、モーリシャスに移入[1][2]。
[編集] 形態
最大甲長40センチメートル[1][2][4]。オスよりメスの方が大型になる。背甲はドーム状に盛りあがり[2]、上から見るとやや細長い[1]。甲板は成長輪が明瞭だが、老齢個体は磨耗し不鮮明になることもある[1]。項甲板はやや大型[1]。後部縁甲板は鋸状に尖ってやや反りあがり、左右の第12縁甲板は癒合する[1]。背甲の色彩は黒や暗褐色で、孵化直後からある甲板(初生甲板)の色彩は黄色や橙色[1]。初生甲板の周辺には放射状に黄褐色の筋模様(椎甲板や肋甲板は4-12条、縁甲板は1-5条)が入る[1]。種小名radiataは「放射状の」の意で、和名や英名と同義。老齢個体では放射状の模様が不明瞭になることもある。左右の喉甲板は癒合せず、やや前方に突出する[1]。腹甲の色彩は黄色や黄褐色で、肛甲板(喉甲板に入る個体もいる)には放射状に暗褐色の斑紋が入る[1]。
頭部は中型[1]。吻端は突出せず、上顎の先端は鉤状に弱く尖る[1]。頭部の色彩は黄色で、後頭部に暗色斑が入る[1]。
[編集] 分類
以前はリクガメ属に含まれていたが、核DNAおよびミトコンドリアDNAの分子系統学的解析から本種とヘサキリクガメの2種は他のリクガメ属の構成種よりも同所あるいは近隣の地域に分布するクモノスガメ属やセーシェルゾウガメ属に近縁とする説が有力とされる[3]。最節約法による分子系統学的解析から本種がクモノスガメ属と単系統群を形成すると推定され、本種のみで独立した属を構成する説もある[3]。一方で最尤法による分子系統学的解析では単系統群を形成するという結果が出ていることや[3]、本属にヘサキリクガメを含める説もある[4]。
[編集] 生態
半砂漠にあるディディエレア科やトウダイグサ科からなる乾燥した低木林やその周辺にある岩場などに生息する[1][2][4]。乾燥が続くと堆積物や倒木の下などで穴を掘り[4]
食性はほぼ植物食で、主に草を食べるが、花、果実、多肉植物、キノコなども食べる[1]。牛糞を糞に集まった昆虫ごと食べた例もある[4]。
繁殖形態は卵生。1回に1-9個の卵を年に5-6回(最高7回)に分けて産む[1][4]。産卵の間隔は3週間[1][4]。
[編集] 人間との関係
食用やペット用の乱獲などにより生息数は激減している[1][4]。マダガスカルでは法的に保護の対象とされ、ワシントン条約附属書Iに記載され商業目的の国際取引も禁止されている[1][4]。しかし密猟・密輸されることもあり、マダガスカルや日本などで摘発された例もある[1][4]。生息地では飼育下繁殖させる試みが進められている[1]。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されていた[4]。日本国内では種の保存法によりワシントン条約批准前に輸入された個体がごくまれに登録書付きで流通することもあるが、価格は極めて高価[4]。不正登録が摘発された例もある[4]。
日本国内では2009年に野毛山動物園が初めて本種の飼育下繁殖に成功した[5]。
[編集] 参考文献
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社、2001年、133、249-250頁。
- ^ a b c d e 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、196頁。
- ^ a b c d 安川雄一郎 「リクガメ属の新しい分類について」『クリーパー』第39号、クリーパー社、2007年、59-61頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 安川雄一郎 「ペットとしてのリクガメの飼育と分類」『エクストラ・クリーパー』No.3、誠文堂新光社、2008年、46、60頁。
- ^ 「ホウシャガメの飼育と繁殖」『クリーパー』第48号、クリーパー社、2009年、18-19、52-56頁。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ^ CITES homepage
- ^ The IUCN Red List of Threatened Species
- Leuteritz, T. & Rioux Paquette, S. 2008. Astrochelys radiata. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1.