フチゾリリクガメ

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フチゾリリクガメ
Testudo marginata5.jpg
フチゾリリクガメ Testudo marginata
保全状況評価
LOWER RISK - Least Concern
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
Status iucn2.3 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : リクガメ上科 Testudinoidea
: リクガメ科 Testudinidae
: チチュウカイリクガメ属 Testudo
: フチゾリリクガメ T. marginata
学名
Testudo marginata
Schoepf, 1792
和名
フチゾリリクガメ
英名
Marginated tortoise
Margined tortoise

フチゾリリクガメ(縁反陸亀、Testudo marginata)は、動物界脊索動物門爬虫綱カメ目リクガメ科チチュウカイリクガメ属に分類されるカメ。

分布[編集]

  • T. m. marginata オオフチゾリリクガメ

アルバニア南部、ギリシャペロポネソス半島南西部を除く)に自然分布。イタリアサルデーニャ島等)に移入。

  • T. m. weissingeri ペロポネソスフチゾリリクガメ

ギリシャ(ペロポネソス半島南西部)

形態[編集]

ギリシャ(左)とサルデーニャ個体群の甲形状

最大甲長39cm、5キログラムと、チチュウカイリクガメ属最大のカメである。背甲は細長く扁平。後部縁甲板が広がることが和名の由来。種小名marginataは「縁のある」の意で、英名と同義で縁甲板の形状に由来すると思われる。腹甲には3-4対の三角形の斑紋が入る。 サルデーニャ産の個体は、縁甲板がギリシャ産と比べ滑らかである。 後部縁甲板の広がりはオスで顕著。幼体は後部縁甲板が広がってはいないが、成長に伴い広がる。

  • T. m. marginata オオフチゾリリクガメ

最大亜種。背甲の斑紋が鮮明。

  • T. m. weissingeri ペロポネソスフチゾリリクガメ

最大甲長27cm。背甲の斑紋が不鮮明。

亜種[編集]

亜種ペロポネソスフチゾリリクガメを独立種とする説も亜種として認めない説もある。

  • Testudo marginata marginata Schepff, 1792 オオフチゾリリクガメ
  • Testudo marginata weissingeri Bour, 1995 ペロポネソスフチゾリリクガメ

生態[編集]

乾燥した草原や岩場等に生息する。夏季や冬季には休眠を行う。

食性は植物食で植物果実等を食べる。

繁殖形態は卵生で、1回に3-11個の卵を産む。

人間との関係[編集]

ペットとして飼育されることがあり、日本にも輸入されている。野生個体は生息地では厳重に保護されているため、欧米での繁殖個体のみが少数流通する。主に基亜種が流通していると思われるが、亜種ペロポネソスフチゾリリクガメが記載されたのが近年のため飼育下での亜種間雑種が流通している可能性もあり亜種としての特徴が曖昧な個体もいる。主に流通するのが繁殖個体のため寄生虫の心配が少ないが、多湿な環境に弱く日本では夏季の飼育に注意が必要になる。

画像[編集]

参考文献[編集]

  • 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、182頁。
  • 山田和久 『爬虫・両生類ビジュアルガイド リクガメ』、誠文堂新光社、2005年、92-94頁。
  • 安川雄一郎 「チチュウカイリクガメ総覧」『エクストラ・クリーパー』No.2、誠文堂新光社、2007年、20-21、49頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]