ラジオ名人寄席
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ラジオ名人寄席(らじおめいじんよせ)は、NHKラジオ第1放送で毎週日曜日16:05-16:53に玉置宏を番組席亭とし、放送されている演芸番組である。
1996年4月に放送開始して以来、演芸ファンに支持され、人気番組として長年放送されてきたが、2008年3月に番組内で放送した落語に、関係者の使用許可を得ていない音源が含まれていた事が判明し(後述)、その責任を取り玉置が降板し、番組が打ち切りとなった。
2008年4月からは、同放送時間で内容を一新し「お楽しみ演芸特選」として放送が開始された。
目次 |
[編集] 概要
- 当番組は玉置宏を番組席亭(司会)に、「残しておきたい江戸情緒、下座のお囃子、寄席幟(のぼり)」「この「ラジオ名人寄席」には、嘗て一世を風靡致した、東西演芸界の「名人」「上手」「人気者」が、お得意の出し物で御機嫌を伺います」というオープニングの口上と共に、主として昭和初期頃からの昭和期に、寄席や劇場、ラジオ、テレビ放送で活躍した「名人」「上手」「人気者」の落語家、漫才師らの口演の模様を、席亭の解説を交えてテープ録音等で紹介していた演芸番組。
- 放送では、寄席番組全盛期の昭和30~50年代の音源を放送する事が多かった。多くの場合はラジオ、テレビで収録した音源を元にしたレコードやCDよりを使用。
- 番組名が「名人寄席」であり、物故の演者の録音を多く放送している事から、一部では「ラジオ天国寄席」と呼ばれたり、「ロッテ 歌のアルバム」などの歌謡番組の司会で培った玉置独特の口調、いわゆる「玉置節」の解説と、古き良き時代の演者とが相まって、往年のラジオ番組の雰囲気を醸し出していることから、「玉置アワー」とも一部では呼ばれている。
- 比較的近々に鬼籍に入った演者を偲ぶ放送を行うなど、今は亡き演者を偲びつつ話芸を聴く事のできる数少ない番組であり、演芸ファンに有難がられていた。
[編集] 放送時間
[編集] 初回放送
- NHKラジオ第1放送
- 1996年4月1日〜2000年3月16日 (月〜木曜日) 21:30 - 21:55 (「落語」)
- 2000年3月27日〜2003年3月26日 (月〜水曜日) 21:30 - 21:55 (月・火曜日「落語」水曜日「漫才」)
- 2003年3月31日〜2004年3月23日 (月〜火曜日) 21:30 - 21:55 (「落語」)
- 2004年4月4日〜2006年4月2日 日曜日 19:20 - 19:58
- 実際には4月18日からの放送。4月4日「春の高校野球」延長放送 4月11日「イラク日本人誘拐事件」のニュースで番組が放送中止
- 2006年4月9日〜2008年3月2日 日曜日 16:05 - 16:53
[編集] 再放送
- NHKラジオ第2放送(NHKラジオ第1放送 放送後の翌週同曜日)
- 1996年4月8日〜2000年3月23日 (月〜木曜日) 12:10 - 12:35
- 2000年4月3日〜2003年3月31日 (月〜水曜日) 12:10 - 12:35
- 2003年4月7日〜2004年3月30日 (月〜火曜日) 12:10 - 12:35
[編集] セレクション再放送
- NHKラジオ第2放送
- 2004年4月5日〜2006年3月29日 (月〜水曜日) 12:10 - 12:35 (月・火曜日「落語」水曜日「漫才」)
- 過去に放送された25分番組からのセレクション再放送 2004年度と2005年度は同じ物が放送。
- 2004年4月5日〜2006年3月29日 (月〜水曜日) 12:10 - 12:35 (月・火曜日「落語」水曜日「漫才」)
[編集] その他の再放送
- 25分番組の放送分や、2004年4月以降の放送分から、年末年始時期に、NHKラジオ第2放送での学習番組等が放送のされない時、昼から夕方の時間帯や、稀には夜の時間帯で、過去の放送より季節(時期)にあった演目の放送回を再放送する事もある。
[編集] 特別興行
- NHKラジオ第1放送
- 2006年1月1日(日) 19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 新春特別興行」
- 2006年5月4日(木) 19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 春の特別興行」
- 2006年8月18日(金) 20:05 - 21:30 「ラジオ名人寄席 夏の特別興行」
- 2007年1月1日(月) 19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 新春特別興行」
- 2007年3月21日(水) 19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 お彼岸特別興行」
- 2007年5月3日(木) 19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 春の特別興行」
- 2007年8月17日(金) 20:05 - 21:30 「ラジオ名人寄席 夏の特別興行」
- 2008年1月1日(火) 19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 新春特別興行」
- 2008年3月20日(木) 19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 お彼岸特別興行」
- 番組進行:秋山隆(元NHKアナウンサー)
[編集] 放送時間の変遷 及び 番組内容
[編集] 初回放送
- 1996年の放送開始時は、月~木曜日21時台に帯番組として25分間放送され、当初は落語の放送のみで、長い演目で1回の放送時間に納まらない場合には数回に別けて放送された。後の月〜水曜日の放送時間でも同じ。
- 2000年度には放送日が月~水曜日に変更され、月・火曜日は落語、水曜日は漫才等の色物を放送した。木曜日は「浪曲十八番」を放送。月・火曜日の解説は玉置宏が、水曜日は「漫才の水曜日」として、ゲスト解説者にメディア・プロデューサーの澤田隆治を迎え、多くの場合、自身が保有する録音テープ等からの音源を元に放送し、上方系の漫才等の色物についても解説した。澤田が在籍していた大阪の朝日放送(テレビ及びABCラジオ)や、澤田自らが設立した東阪企画が製作した「花王名人劇場」等、時には漫才師本人や澤田の知人、一般からの音源提供もあった。澤田の制作番組に未出演、あるいは関係が薄い、東京漫才等の色物の演者の場合は、澤田は主に聞き役となり、玉置がコレクションしている録音テープ等の音源が流され、解説も行った。
- 2004年度の春季番組改編で、毎週日曜日19:20-19:58に移行し、38分番組となり、落語、色物の録音を一席〜二席放送。
- 2006年度の春季番組改編から、現在放送中の日曜日16:05-16:53に移行し、落語、色物等の録音を二席〜三席放送。番組中盤の16:23-16:26には「中入り」として音楽が流され、さらに一部地域ではこの音楽をBGMにして「道路交通情報」が入る。
- 奇数月の3週間の大相撲中継や 春・夏の高校野球中継等によって放送休止の日が数週間続くことがあり、演芸ファンからは不満の声も上がっていた。
- 2006年以降は、1月1日に「ラジオ名人寄席 初春特別興行」と銘打った特別番組を放送をしている。また、不定期ではあるが長期間番組休止の期間に「ラジオ名人寄席 特別興行」と題して、19時台から21時台(20時台から21時台)に放送される事もあった。
[編集] 再放送
- ラジオ第2放送での昼の再放送は、月~木曜日(後に月~水曜日)の帯番組の頃は、ラジオ第1放送での本放送の翌週同曜日に放送をしていた。稀に、再放送枠ではラジオ第1放送での本放送がプロ野球ナイター中継の延長放送や緊急なニュースや気象情報等で放送中止となり、事実上の初回放送がされた事もあった。
[編集] セレクション再放送
- 2004年度春季の番組改編からは、過去に放送された月~木曜日(後に月~水曜日)の25分番組からのセレクション再放送となり、月・火曜日は落語、水曜日は澤田出演分の漫才等の色物を再放送していた。
- 2004年度と2005年度には同じものが放送されていた。セレクション再放送は、2006年3月末をもって放送終了。
[編集] その他の再放送
- 過去には、年末年始時期には、NHKラジオ第2放送では再放送がされた事もあった。2007年末〜2008年新年には放送がなかった。
[編集] 放送される音源
放送される音源となる録音テープ等は、玉置自身が個人的に放送を録音する(エアチェック)等をした録音や、自身が入手しコレクションしているレコードやCD等から放送している。(放送開始7年目頃に、横浜市にある「有隣堂」の、情報誌「有隣 第415号(平成14年6月10日)で、行われた座談会で本人が語った。)
近々に物故した演者を偲んで落語演目を放送をする事もあり、玉置自身が館長をしている「横浜にぎわい座」で開催された落語会等での音源が放送がされる事もあった。
[編集] 現状〜末期
「名人」「上手」「人気者」の落語や演芸を毎週放送することで演芸ファンから支持を得ているが、番組での玉置の解説内容や、放送される音源の元データの紹介には、間違いや勘違い等も多々ある為、一部の落語(演芸)マニアからは「いかがなものか」との批判もある。また、番組打ち切り数年前からは玉置席亭の、解説等のアナウンスが聞きづらい事もあった。
元来、番組としてNHKと玉置との取り決めでは、過去にNHKで収録し放送したものや、その音源を元にレコード・CD化されて市販された物から玉置が選び放送をする事になっていた。 しかし、放送する音源のほとんどが玉置が独自にコレクションしている物からで、NHKや、その他の放送局の音源を元にしたレコードやCD等を、玉置自らがテープ等にダビングをし、元の音源データとレコード・CD番号をNHKの番組担当者に渡す事になっていた。 珍しい音源を放送しようと、個人的に落語放送をしていた番組をエアチェックしコレクションしていた物からも放送していた。 音源の許諾作業はNHKが行っていたが、玉置がテープ等と共に提出した音源データやレコード・CD番号等には、出典元とは違うデータが報告されていた事もあり、そのデータの詳細をNHKが確認作業をしておらず、正式な許諾がないまま放送を行っていた事もあった。
上記のように、膨大なコレクションの音源の元データが完全に管理できていないことが原因か、誤ってTBSラジオで放送された内容の音源が、著作権処理が未承諾のまま使われてしまったため、玉置が降板を申し入れ、番組打ち切りが決定。
番組内で放送の音源には、TBS以外でも許諾を得ていない音源使用も多数あった模様。
この件により急遽、3月20日に放送の「ラジオ名人寄席 お彼岸特別興行」の、放送内容と司会の変更が行われた。
2008年度4月からのNHKラジオの番組改編で「新・ラジオ名人寄席」として司会はそのままで、番組リニューアルの予定だったが、番組打ち切り決定により、NHK自身の音源を中心に放送する「お楽しみ演芸特選」に変更なり、2008年4月6日より放送が開始された。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 著作権未承諾のままの音源が使われたお詫び
- 「ラジオ名人寄席」音源不正使用、その顛末
- 情報誌「有隣 第415号」 - 情報誌「有隣」バックナンバー

