マンガリッツァ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
マンガリッツァ

マンガリッツァ: Mangalica、: Mangalitza: Mangalitsa)とは、19世紀前半に誕生したハンガリー固有の、希少種のである。2004年にはハンガリーの国宝に指定されている。全身がカールしたで覆われているため、別名「ウーリーピッグ(羊毛の豚)」とも呼ばれている。毛の色によって、金、赤、黒と3種類に分類することができ、黒い鼻の淵、口元、を持っているのが特徴である。

現在マンガリッツァの肉は、ハンガリーの高級料理店「グンデル(Gundel)」を始めとして、ドイツの三ツ星レストラン「ビクターズ(Victor's Gourmet-Restaurant Schloss Berg in Perl)」やウィーンの「ツム・ヴァイセン・ラウフファングケーラー(Zum Weissen Rauchfangkehrer)」などで使用されている。

飼育方法[編集]

マンガリッツァの仔豚にはウリ坊と同様の模様がある
ドイツミュンスターラント
なお、この仔豚は月齢約1ヶ月。

マンガリッツァはその見た目だけでなく、飼育方法にも特徴がある。放牧による自然環境のもと、トウモロコシドングリカボチャテンサイ小麦といった自然飼料によって肥育される。夏は水浴びをし、冬はマイナス30度の環境にも耐える丈夫な体をもっている。

特色[編集]

一般の豚肉よりも霜降りの率が高い。また肉の色が赤褐色で濃く、牛肉に良く似た肉質である。

またコレステロールの原因となる飽和脂肪酸の量が少ないためヘルシーで、消化にも良いとされている。

更に、一般の豚肉に比べ40〜55%も多くの豊富なビタミンと、チアミンリボフラビン亜鉛といったミネラルが含まれており、老化防止に良いとされる抗酸化酵素も多く含まれている。食味が良く、猪肉のようなにおいもほとんどない。脂肪分が一般の豚肉より低温で溶けることも特色であるため、調理しても柔らかく仕上がる。

外部リンク[編集]