ジャンムー・カシミール藩王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャンムー・カシミール藩王国(- はんおうこく、英語:Princely state of Jammu and Kashmir)とは、北西インド、現ジャンムー・カシミール州とアーザード・カシミールに存在した、イギリスによって創設されたヒンドゥーの藩王国(1846年 - 1947年)。首都はシュリーナガル。
歴史 [編集]
1846年、ジャンムーの領主であるラージプート、グラーブ・シング(en、在位1846 – 1857)が、第1次シク戦争でイギリスに味方したことにより、カシミールを与えられて、ジャンムー・カシミール藩王国が成立した。
1947年8月15日、インド・パキスタン分離独立によって、それぞれ藩王国はいずれかの側に帰属することを迫られていた。
しかし、カシミール藩王ハリ・シング(en、在位1925 – 1947)は自身がヒンドゥー教徒、対して住民の80%はムスリム(イスラーム教徒)という微妙な立場にあり、帰属を先延ばしにしていた。
だが、同年10月、パキスタンが武力介入してきたことで、カシミール藩王はインドへの帰属を表明し、インド政府に派兵を求めた。
これが第一次印パ戦争(印パ戦争)の発端で、以後、第二次印パ戦争、第三次印パ戦争、カルギル紛争まで争っている。
歴代君主 [編集]
- グラーブ・シング(Gulab Singh, 在位1846 – 1857)
- ランビール・シング(Ranbir Singh, 在位1857 – 1885)
- プラタープ・シング(Pratap Singh, 在位1885 – 1925)
- ハリ・シング(Hari Singh, 在位1925 – 1947)
参考文献 [編集]
- 「ブリタニカ国際百科事典」 株式会社ティービーエス・ブリタニカ
- 「世界歴史の旅 北インド」 山川出版社 辛島昇・坂田貞二
- 「南アジアを知る事典」 平凡社
|
||||||||||||||||||||